月別アーカイブ: 2020年1月

NICT タイで電波障害の原因のプラズマバブル観測レーダの運用開始

国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)は1月16日、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)と共同で、電波障害の原因となるプラズマバブルを観測するためのレーダをタイのKMITLチュンボンキャンパスに設置し、2020年1月17日から運用開始すると発表した。チュンボンは磁気赤道に近く、その上空でプラズマバブルが発生することが想定される場所で、現象の発生初期段階から観測できる最適な場所。

NTTドコモ 28GHz帯5G電波の透過・反射を制御する実証実験に成功

NTTドコモは1月17日、AGCの協力を得て第5世代移動通信方式(以下、5G)におけるエリア構築の最適化に向けて、高い透明性を維持しながら電波の反射・透過を制御する「透明動的メタサーフェス」のプロトタイプを開発、ドコモR&Dセンター(所在地:神奈川県横須賀市)で1月10日、28GHz帯電波の透過・反射を動的に制御する実証実験に世界で初めて成功したと発表した。                                                                                       今回ドコモとAGCが開発したメタサーフェス動的化手法は、半導体を用いたこれまでの手法に対して”透明性を維持したまま動的制御が可能”、”基板の大面積化が可能”という優位性があり、建築物や看板、広告、車両などへの設置の可能性が広がる。

コプロHD シンガポールに現地法人設立

建設エンジニアおよびプラントエンジニアの派遣ビジネスを主幹事業とするコプロホールディングス(本社:名古屋市中村区)は1月16日、シンガポールに全額出資による現地法人を設立すると発表した。新会社「COPRO GLOBALS Pte.Ltd.」(仮称)の資本金は25万シンガポールドル(2,000万円)で、2020年4月設立予定。ASEAN地域における市場調査、人材派遣事業・人材紹介事業を手掛ける。

NEW ART 東南アで海外事業拡大へシンガポールに現地法人

NEW ART HOLDINGS(本社:東京都中央区)は1月16日、東南アジア地域で海外事業の一層の拡大を図るため、シンガポールに全額出資による現地法人を設立すると発表した。当面、現地のマーケット調査を行いつつ、情報収集やネットワーク構築に注力し、営業基盤の形成に努めていく。新会社「NEW ART DIAMONDS(SINGAPORE)PTE.LTD.」の資本金は5万シンガポールドル(約400万円)で1~2月に設立する。ジュエリーの輸入販売を手掛ける。

茨城県つくばみらい市とHENNGE 子育て支援で包括連携協定

茨城県つくばみらい市とHENNGE(本社:東京都渋谷区)は1月16日、子育て支援による地域社会の活性化に向けて、包括連携協定を締結したと発表した。この協定は、つくばみらい市の進める子育て支援の取り組みの一環。つくばみらい市とHENNGEが密接に連携し協働することにより、妊婦・乳幼児を持つ家庭に対する支援および保育所等の子育て関連施設の業務改善など地域の諸課題に迅速かつ的確に対応し、地域社会の活性化を図ることを目的としている。

三菱ケミカル 中国の光明食品へ最新植物工場納入、人工光太陽光併用型

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は1月16日、中国の光明食品集団上海五四有限公司(本社:上海市、以下、光明食品)との間で、中国初となるきゅうりの栽培システムを含む、中国最大規模の人工光太陽光併用型野菜栽培システム(以下、植物工場)を納入することで合意したと発表した。同社の子会社、三菱ケミカルアグルドリームが開発した植物工場を、同社の中国子会社、無錫菱陽生態農業設施科技有限公司が納入する。今回納入する植物工場は、育苗までを人工光で行い、それ以降は太陽光を利用して効率的に生産する併用型。通年で収穫が可能、節水型、肥料の適切な使用が可能-などが特長。光明食品は食品のバリューチェーンを構築。2017年から三菱ケミカルの野菜栽培システムを導入、葉物野菜を生産している。今回の果菜類の栽培システムは2020年夏の稼働を目指している。

日新電機 ミャンマー人技能実習生の受け入れ支援

日新電機(本社:京都市右京区)は1月15日、外国人技能実習制度を活用して、協同組合日新電機協力会の組合員企業によるミャンマー人技能実習生の受け入れを支援すると発表した。今回第1期生として送り出し機関および監理団体と連携・協力し、協力会企業4社(オーランド、朝日計器製作所、京芝製作所、瀬川金属工業)が技能実習生計5人を採用した。この5人は受け入れ前に、まず送り出し機関および監理団体による研修カリキュラム(日本語教育、生活教育など)を受講する予定。                                      受け入れ企業での実習開始は本年夏ごろの見込み。日新電機は技能実習生が日本で円滑な技能実習が行えるようサポートするため、上記の基礎教育に加えグループ会社の日新電機ミャンマーで図面教育や実機を用いた技能教育を実施する予定。

VWグループの19年世界販売1,097万台と過去最高 全地域でシェア拡大

フォルクスワーゲン(VW)グループの2019年世界販売台数は、自動車市場全体が縮小した中、前年比1.3%増の1,097万4,600台と過去最高を記録した。特筆されるのがすべての地域で市場シェアを拡大、向上させた点。世界的に環境規制が厳しくなる中、注目される電気自動車(EV)の販売は前年比80%増の14万台以上を販売した。

追悼!阪神・淡路大震災から25年、震災の記憶と教訓を次世代へ

後の「震災関連死」を含め6,434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災から1月17日で25年。神戸市中央区の公園「東遊園地」では「刻(きざ)む」をテーマに、様々な数多くのボランティアにより、およそ5,000本の竹の灯籠に明かりが灯る中、地震が発生した午前5時46分に遺族や被災した人たちが黙とうして犠牲者を悼んだ。                              神戸市によると東遊園地の追悼の集いに訪れた人は午前7時の時点でおよそ7,500人に上り、節目の25年の思いがあるからか、昨年より2,000人多かった。このほか、17日は各地で防災訓練や災害について学ぶ教室なども開かれ、震災の記憶と教訓を次の世代につないでいく1日となった。