月別アーカイブ: 2020年3月

三菱自「エクスパンダークロス」ASEANで販売拡大へ

三菱自動車(本社:東京都港区)は3月16日、MPV「エクスパンダー」のシリーズ追加モデルとなる新型「エクスパンダークロス」の販売を、3月13日にフィリピンで、同日タイで開始したと発表した。今後もASEANを中心とする各国で順次販売していく。
エクスパンダークロスは、ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)で生産しており、2019年中に設備拡張を完了して、同工場の年間生産能力を22万台に増強している。

介護支援専門員協会・NTTデータが介護事業所間手続きをデジタル化

一般社団法人 日本介護支援専門員協会、NTTデータ、NTTデータ経営研究所の3者は3月16日、介護事業における居宅サービス計画書(ケアプラン)のペーパーレス化を目的に、全国展開に向けた活動を開始することで合意したと発表した。
3者は、介護事業所間でケアプランを電子的に受け渡すことができる「ケアプラン連携ICT基盤」を構築し、2020年度第2四半期より実証実験を行う。この結果に基づきICT基盤の機能拡充や課題の精査を行い、2021年度内のサービス化を目指す。

みずほ銀行 タイのインドラマに270億円を協調融資

みずほ銀行(本店:東京都千代田区)は3月16日、タイの石油化学大手インドラマ・ベンチャーズと、非日系・非居住者向けのコーポレートシンジケート・ローン(協調融資)「ニンジャローン」の契約を3月13日に締結したと発表した。融資金額は2億5500万米ドル(約270億円)で、契約期間は5年間。みずほ銀行が単独で幹事に就任し、同行をはじめとする国内外金融機関が貸付人となる。タイ企業と同ローン契約を締結するのは初めて。インドラマはペットボトルの原料、ポリエチレンテレフタレート(PET)の世界最大手。

古野電気 準天頂衛星4機に完全対応の災危通報受信機を開発

古野電気(本社:兵庫県西宮市)は3月16日、準天頂衛星みちびき4機に完全対応した災危通報受信機「型式:QZ-DC1」を開発し、車載向け品質基準をクリアした安定品質が認められ、NTTデータ(本社:東京都江東区)が取り組む防災情報伝達システムに採用されたと発表した。
NTTデータが提供する「減災コミュニケーションシステム(R)」の一部として、みちびきから配信される災害・危機管理通報サービスを自動配信する伝達機能の核に採用される。

横浜ゴム タイ天然ゴム公社と持続可能な天然ゴム調達で覚書

横浜ゴム(本社:東京都港区)は3月16日、タイ天然ゴム公社(略称:RAOT)と天然ゴム農家の経営支援およびサプライチェーンの透明性と健全性を確保するためのトレーサビリティの向上に向けて協力していく覚書を締結したと発表した。またこれに先立ち、2019年6月から同社の天然ゴム加工会社、Y.T.Rbber Co.,Ltd.(ワイ・ティー・ラバー)が立地するタイ・スラタニ地区での天然ゴム農園の調査を実施していることを明らかにした。これまでに約70戸の農家のヒアリングを行い、2021年末までに500戸の調査を実施する予定。

天竜精機 ベトナムのOSCO社と業務提携 ものづくり企業の自動化支援

セレンディップ・コンサルティング(本社:名古屋市中区)のグループ会社、天竜精機(本社:長野県駒ケ根市)は3月13日、ベトナムのOSCO INTERNATIONAL CO.,LTD.(本社:ハノイ、以下、OSCO社)とものづくり機器の自動機等の開発および製造い係る業務提携契約を締結したと発表した。提携により両社の強みを活かすことでものづくり企業の自動化・省人化をサポート。コネクタ自動機における中型機種を中心に、価格競争力がある高品質な製品を顧客に提供していく。3年後にOSCO社のベトナム工場の供給能力を倍増する計画。

G7が緊急テレビ会議 治療薬開発などで結束 東京五輪開催に支持

G7(主要7カ国)首脳による緊急テレビ会議が日本時間の3月16日午後11時から1時間近くにわたり行われた。この中で安倍首相は、新型コロナウイルス治療薬の開発を加速し、世界経済への影響を食い止めるため力強いメッセージを出すなど、G7の結束を呼び掛けた。また、東京オリンピック・パラリンピックの完全な形での開催を目指す考えを示し、各国首脳の支持を得たという。
G7首脳のテレビ会議は初めてで、今後も必要に応じてテレビ会議を実施することも確認した。

東リ 中国・江蘇省でビニル床タイルの合弁事業で基本合意

内装材メーカーの東リ(本社:兵庫県伊丹市)は3月13日、中国の江蘇長隆装飾材料科技有限公司に出資し、合弁で世界的に需要の拡大が見込まれる複層ビニル床タイル(以下、LVT=Lxury Vinyl Tile)の製造・販売事業を運営すると発表した。合弁会社「江蘇長隆装飾材料科技有限公司」(所在地:中国江蘇省海安高新区)の資本金は3,358万米ドルで、出資比率は東リ33.4%、盛隆泰国際有限公司66.6%。

ヴィスコ・テクノロジーズ マレーシアペナン州に子会社設立

画像処理検査装置のヴィスコ・テクノロジーズ(本社:東京都港区)は3月13日、マレーシアのペナン州に全額出資による子会社を設立し、4月6日より営業開始すると発表した。新会社「VMY TECHNOLOGIES SDN.BHD.」の資本金は100万マレーシアリンギット。画像処理検査装置の販売を手掛ける。電子部品をはじめとする日系および外資企業の製造ラインの検査自動化ニーズに応えていく。同事業の海外の販売拠点は中国、タイに次ぎ3カ所目。