三菱商事(本社:東京都千代田区)と千代田化工建設(本社:横浜市西区)は3月30日、水素エネルギーを利用した経済・社会の実現を目指すシンガポール政府の取り組みに協力するため、シンガポールの民間企業5社と相互協力の覚書を締結したと発表した。千代田化工の水素貯蔵・輸送技術(スぺラ水素(R))を軸に、シンガポールのCity Gas社、Juron Port社、PSA Corporation社、Sembcorp Industries社、Singapore LNG Corporation社の5社を合わせた7社のプロジェクトとなる。
シンガポール政府は、21世紀後半のできるだけ早い時期に「CO2排出量実質ゼロ」達成を掲げ、水素および低炭素技術の導入を重要な取り組みの一つと位置付けている。
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日銀短観7年ぶり景況感マイナスに 大企業製造業も急転悪化
日本銀行が4月1日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞で、企業の景況感は急速に悪化、深刻な状況に突入しそうなレベルにあることが明らかになった。企業の景況感を示す、代表的な指標の一つである大企業製造業の業況判断指数(DI)が、前回の2019年12月調査から8ポイント悪化し、マイナス8となった。
悪化は5四半期連続で、2013年3月以来7年ぶりにマイナスに落ち込んだ。とりわけ悪化が目立ったのがホテル、飲食店などの括りの「宿泊・飲食サービス」で、訪日外国人が街中からほぼ消えたため、前回のプラス11から一気にマイナス59へ急落、過去最低となった。