菅首相 急転!総裁選不出馬表明 官邸・自民党内に衝撃

9月3日開かれた自民党の臨時役員会で、前日まで再選に向け出馬に意欲を示していた菅首相が急転、「新型コロナウイルス対策に専念したい」とし、「総裁選に出馬しない」旨、表明した。これに伴い、菅氏は任期切れとなる9月末で首相を退陣することになる。
病気に倒れた安倍首相の後を受け、7割近い支持率でスタートした菅内閣だったが、後手後手のコロナ対応の印象を拭えず、コロナ感染拡大防止とは完全に矛盾し、世論に逆らったオリンピック強行で遂に失点を挽回できないまま、1年で幕を下ろす。
自民党総裁選は9月17日告示、同29日投開票の予定で、内閣支持率の低迷下にあっても、菅氏は官邸はもとより党執行部にも続投の強い意思を明確に伝え、再選に意欲を見せていた。わずか1日の間に果たして「総裁選出馬」から「不出馬」を決断させる決定的な出来事があったのか?闇の中だ。