世界の気象災害 50年で5倍に 干ばつ・洪水1万1,000件超え

世界気象機関は9月1日、1970年から2019年までの過去50年間の世界の異常気象による被害についてレポートを公表した。これによると、干ばつや洪水など10年ごとの災害件数は5倍になり、50年間で1万1,000件を超えた。また、気象警報システムの進化などによって、死者は減少しているものの、合わせて200万人以上が死亡し、3兆6,000億ドルの経済損失が発生したという。
今後について、「気候変動によって世界の多くの地域で異常気象はさらに多く、深刻になる」と警告している。