JICA バングラデシュ・ベンガル湾沿岸地域漁村振興に技術協力

国際協力機構(JICA)はこのほど、バングラデシュの首都ダッカで同国政府との間で、「ベンガル湾沿岸地域漁村振興プロジェクト」技術協力に関する討議議事録に署名した。
国境を接するミャンマーのラカイン州の情勢悪化により、バングラデシュのコックスバザール県に流入してきた避難民は約90万にも上るといわれる。これにより、同県内の生活物資・食料品・移動交通費の高騰、労働市場の混乱等が生じ、避難民や避難民受け入れ地域(ホストコミュニティ)の生活が困窮している。そこで、特に大きな影響を受けている漁業従事者に対し支援、養殖、加工、漁業資源管理技術や地域内の水産物バリューチェーンの改善、漁業以外の収入機会の創出や栄養改善の促進を行う。