美容業の23年1〜4月倒産31件で1.4倍ペース コロナ関連が54.8%

東京商工リサーチのまとめによると、2023年1〜4月の美容業(美容室)倒産(負債1,000万円以上)が、前年同期比40.9%増の31件と増勢を強めている。このうち支援が一巡した新型コロナの関連倒産は17件で構成比は54.8%を占めている。
美容業の倒産は2019年に過去最多の105件を記録。しかし、コロナ禍の緊急資金繰り支援策が奏功。客足が減った後も2020年78件、2021年65件と抑制されていた。ところが、コロナ関連支援が一巡した2022年後半以降、再び増勢をたどっている。このことはコロナ関連倒産の動静をたどると明白だ。美容業倒産に占めるコロナ関連倒産は2020年8.9%、2021年27.6%、2022年32.8%と上昇をたどり、2023年1〜4月は実に54.8%と半数を超えている。同社の分析では、2023年の美容業倒産は2019年以来4年ぶりに100件台に乗せる可能性も出てきた。

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