警察庁のまとめによると、7、8月に全国で起きた山岳遭難事故は前年同期比70件増の738件、遭難者数同23人増の809人で、いずれも統計がある1968年移行で最多だった。新型コロナウイルスの行動制限が緩和され、これまで控えていた登山者が増えたためとみられる。
都道府県別では長野が101件で最多。以下、静岡76件、富山56件と続いている。態様別では「転倒」と「道迷い」で半数近くを占めた。死者。行方不明者は同16人増の計61人だった。
また、今夏の水難事故は同6件減の453件で水難者数は同70人減の568人だった。場所は海が314人、河川が203人など。死者・行方不明者は同8人増の236人で、中学生以下の子どもは同7人増の16人だった。