5月関西の倒産55%増の243件 20カ月連続前年上回る

帝国データバンク大阪支社のまとめによると、5月の関西2府4県の企業倒産件数は前年同月比55%増の243件に上った。エネルギー価格、人件費の上昇、円安の影響による物価高で中小・零細企業で倒産が相次ぎ、20カ月連続で前年同月を上回った。1〜5月累計で1,026件に上り、すでに前年の1〜6月(977件)の水準を上回るペースとなっている。負債総額は前年同月比69%減の233億2,500万円だった。
倒産件数を業種別にみると、サービス業が77件に上り目立っている。中でも飲食店が30件を占めている。運輸も17件で、「2024年問題」の顕在化を前に、事業継続を諦める企業が増えている。

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