大阪・関西万博の会場で4月26日、次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」の機体の一部がデモ飛行中に破損した。
事故は会場西端の離着陸場で同日午後3時頃、米リフト・エアクラフトの1人乗り機体「ヘクサ」(全長4.5m、高さ2.6m)のデモ飛行中に発生。地上約10mで機体上部のプロペラモーター18個のうち1個が破損し、このモーターを覆うプラスチック製カバー(縦17cm、横15cm、150g)2個が落下した。
運航する丸紅は27日のデモ飛行を中止し、このトラブルを国土交通省航空局に報告。万博協会は、丸紅に対し、早期の原因究明を求め、安全が確認できるまで運航を見合わせることを決めた。