松本清張(1909〜1992年)がデビュー作に、別のペンネームで2つの小説を発表していたことが分かった。研究者は清張の”幻のデビュー作”と位置付ける。
この2作は「ある盗賊の話」と「百八煩悩」。いずれも、1950年9月に朝日新聞西部本社が発行していた「朝日ウィークリー」に掲載されていた。
一般には清張は、1950年に「習慣朝日」の懸賞小説「100万人の小説」に応募。三等入選となり、1951年に同誌に掲載された「西郷札」がデビュー作として扱われてきた。
大阪大学大学院人文学研究科の斎藤理生教授の調査で、この2作が特定された。