村上龍さん死去74歳 現代社会の”闇”や”歪み”題材の作品

「限りなく透明に近いブルー」をはじめ、現代社会の”闇”や”歪み”を題材とした作品を数多く発表した作家の村上龍(むらかみ・りゅう、本名・龍之助)さんが10月17日死去した。74歳だった。葬儀は近親者で執り行った。
1952年、長崎県佐世保市生まれ、高校卒業後、米軍基地のある東京都福生市で暮らした。その体験をもとに武蔵野美術大学在学中の1976年に発表したのが「限りなく透明に近いブルー」。この作品で群像新人文学賞、そして芥川賞を受賞した。
その後も、当時世相をにぎわせた、コインロッカーに捨てられた子どもを題材とした「コインロッカーベイビーズ」、世界恐慌に翻弄される日本で台頭する若者たちを題材とした「愛と幻想のファシズム」などの話題作を世に出した。村上春樹さんとともに”ダブル村上”と称された。

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