「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

ローマ教皇 AIは「人間の尊厳を脅かす」

ローマ教皇レオ14世は5月25日、AI(人工知能)が人間の尊厳に与える影響をテーマにした教義文書「回勅」を公表した。回勅は、キリスト教の教えや倫理観などを信者に示す重要な文書で、レオ14世が回勅を公表するのは2025年5月、教皇に就任して以来、初めて。
レオ14世は、「AIは経済活動や学術研究のみならず軍事などにも広がっており、人間によるコントロールを失ってはならない」と警鐘を鳴らしている。

巨人 阿部監督を逮捕 娘に暴行容疑, 辞任

警視庁渋谷署が5月25日、プロ野球読売巨人軍の監督、阿部慎之助容疑者を、東京都渋谷区の自宅で娘(18)に暴力を振るった暴行容疑で現行犯逮捕したことがわかった。長女と次女のけんかの仲裁に入った際、結果として娘に対し、手をあげたもよう。阿部氏は球団事務所を訪れ、辞任を申し出て受理された。

大阪松竹座 最後の公演 103年の歴史に幕

芝居の街として知られる大阪・道頓堀で、上方の歌舞伎文化を支えてきた大阪松竹座が5月26日の公演をもって、103年の歴史に幕を下ろした。歌舞伎だけでなく、松竹新喜劇やOSK日本歌劇団、アイドル主演の舞台など、様々な公演でファンの要望に応え、上方文化隆盛の一端を担ってきた。

大谷翔平 世界アスリート長者番付で5位

米経済誌フォーブス(電子版)は5月22日、世界のアスリートの長者番付を発表した。MLBドジャースの大谷翔平(31)は1億2,760万ドル(約202億9,000万円)で5位に入った。野球界トップで、前回メッツのソトが記録した1億1,400万ドルを上回って、野球界の過去最高額となった。
ランキングは2025年5月1日から2026年5月1日までの給与、賞金、スポンサー収入などで算出された。1位はサッカーのポルトガル代表のロナルド(アルナスル)で3億ドルだった。2位はボクシングのサウル・アルバレス(メキシコ)で1億7,000万ドル、3位はサッカーのアルゼンチン代表メッシ(マイアミ)で1億4,000万ドル、4位はプロバスケットボールNBAのL.ジェームズ(レイカーズ)で1億3,780万ドルだった。
大谷はドジャースとの長期契約の大半が後払いとなっているため、競技収入は260万ドルだったが、スポンサー契約などグラウンド以外では1億2,500万ドルを稼ぎ、世界1位だった。

カンヌ映画祭 女優賞に岡本多緒さんら

第79回カンヌ国際映画祭は5月23日、濱口竜介監督「急に具合が悪くなる」に主演の岡本多緒さんとヴィルジニー・エフィラさんを女優賞に選出し、閉幕した。女優賞の受賞は日本人俳優、日本人監督作品ともに初めて。最高賞パルムドールはクリスティアン・ムンジウ監督の「フィヨルド」が受賞した。

今村聖奈快挙 オークス制覇ジュウリョクピエロ

3歳牝馬によるクラシックレース第2弾、オークス(芝2400m、G1、18頭出走)は5月24日、東京競馬場で行われた。このレースで今村聖奈(22)がジュウリョクピエロ(5番人気)で日本競馬史上初めてクラシックレース(G1)に騎乗し、優勝するという快挙を達成した。ゴール前の激しい競り合いを見事に制した。
走破タイムは2分25秒6だった。JRA(日本中央競馬会)所属の女性騎手がG1を勝つのは史上初。ジュウリョクピエロはG1初制覇で、1着賞金1億5,000万円を獲得した。寺島良調教師もこのレース初勝利。
2着は首差で3番人気のドリームコア、3着にはさらに首差で2番人気のラフターラインズが入り、1番人気の桜花賞馬スターアニスは直線伸びを欠き、12着に終わった。

若隆景 2度目の賜杯 優勝決定戦で霧島下す

大相撲夏場所は小結・若隆景(31)が、最初の賜杯から4年2カ月、25場所ぶり2度目の優勝を飾った。
両国国技館での千秋楽の5月24日、本割の取り組みを勝ち12勝3敗で並んだ大関・霧島との優勝決定戦で、若隆景は得意の力強い”おっつけ”、下からの攻めで霧島の差し手を封じ、あっけなく寄り切った。
若隆景は7度目の技能賞も受賞した。三賞は8度目の受賞。敢闘賞はともに11勝4敗の義ノ富士と伯乃富士が揃って2度目の受賞。殊勲賞は該当者がなかった。

144人が犠牲 十勝岳の”大正泥流”から100年

1926年、北海道中央部に位置する十勝岳が噴火し、計144人が犠牲となった火山泥流から5月24日、節目の100年となった。この大正泥流、20世紀以降、日本国内では犠牲者数が最多の火山災害とされる。
火山の噴火による溶岩流ではなく、泥流と表現されるのには理由がある。十勝岳の噴火で山の一部が崩れ、雪を溶かしたことで、大規模な泥流が発生、川に沿って約25km下流まで一気に到達。上富良野町をはじめとした集落を一瞬のうちにのみ込んだのだ。
作家、三浦綾子さんの小説「泥流地帯」などの題材となっている。そして、被災地にはこの折の生々しい惨状や体験、記録が残され、代々語り継がれている。