月別アーカイブ: 2019年9月

NEC シンガポールのマリーナベイ地区に蓄電システムを提供

NEC(本社:東京都港区)は9月27日、NECエナジーソリューションズ(本社:米国マサチューセッツ州)、NECアジアパシフィック(本社:シンガポール)が、シンガポールの大手電力会社、SPグループのSingapore District Cooling(SDC)に出力400KW、容量400KWhの大型蓄電システム(Grid Storage Solution、GSS)を提供したと発表した。同システムは、SDCが運用するマリーナベイ地区にある冷房設備向けに納入され、稼働を開始している。

日本工営 比ニュークラークシティのインフラ設計業務を受注

日本工営(本社:東京都千代田区)は9月27日、国家プロジェクト、フィリピンの新産業都市、ニュークラークシティ建設におけるインフラ設計業務を受注したと発表した。これは2065年までに120万人の居住人口と80万人の雇用を創出する国家プロジェクト。新都市(約3,600㌶)のスマートシティ開発に係るマスタープランの見直しとインフラ設計業務をグループ会社、Philkoei International,Inc.と共同で担う。                                    日本工営グループの海外における大規模なスマートシティ開発に係るプロジェクトは、インドのプロジェクトに続き2件目。

大阪市内に「特定技能」資格取得促す施設オープン

大阪市浪速区に9月28日、「特定技能」の資格取得を促す施設がオープンした。外国人向け求人サイトを手掛ける大阪の運営会社と南海電鉄が共同で開業したもの。3階建ての施設には客室が70室余のホテルやレストランなどが入っている。この施設で特定技能の、宿泊業や外食業の資格取得を目指す留学生を中心とした外国人が、アルバイトでホテルの宿泊の受付やレストランで実際に接客にあたる。アルバイトだけでなく、必要な知識や日本語の講座も受講できるという。

富国生命が要介護2以上に年金が生涯受け取れるプラン

富国生命保険(本社:東京都千代田区)は9月27日、主力商品の「未来のとびら」(特約組立型総合保険)で、認知症を対象にした介護保障プラン「ずっとあんしんケアダブル」の取扱いを10月1日より開始すると発表した。同プランは、公的介護保険制度の要介護2以上と認定された場合や、認知症・寝たきりによる所定の要介護状態が一定期間継続した場合、年金が一生涯受け取れる。また、重度の認知症には年金額を50%加算することで、手厚く保障する。

住友商事 ベトナム第二タンロン工業団地 第三期拡張開発 総事業費140億円超

住友商事(本社:東京都千代田区)は9月27日、ベトナム・フンイエン省との間で、同社がベトナムで運営する第二タンロン工業団地(所在地:フンイエン省、以下、TLIPⅡ)の第三期拡張開発(180.5㌶)に合意したと発表した。第一期の220㌶、第二期の125.6㌶と合わせ526.1㌶となり、ベトナムにおける日系工業団地で最大規模となる。総事業費は140億円超で、2021年に着工し、2022年より販売開始する予定。TLIPⅡはハノイ市より東へ約30km、車で約60分の場所に位置する。

日本通運 香港発インド向け海上混載サービス開始9月から開始

日本通運は9月25日、東アジアブロックが香港発インド・ナバシェバ向けの海上混載サービスを9月より開始したと発表した。発着ともに同社グループによる一貫輸送で、週1回の定期運航を行い、13日間のリードタイムとなる。拡大を続けるインド向けの、中国華南エリア発の電機・電子部品、日用雑貨品・アパレル関連品などが対象。

三井E&Sマシナリー インドネシア向け港湾荷役用クレーン10基を出荷

三井E&Sマシナリー(本社:東京都中央区)は9月25日、インドネシアのPT.Prima Terminal Petikemas(PTP)より2018年5月に受注した北スマトラ州のBelawan Container Terminal PhaseⅡ向けパセコポーテーナ(岸壁用ガントリークレーン)4基を現地岸壁で荷下ろし完了させたと発表した。今後調整し、11月初旬に引渡しが完了する予定。これらは第1国営港湾運営会社(ぺリンド1)の子会社、PTPが建設を進めているブラワンコンテナターミナルの拡張バースで使用するもの。三井E&Sマシナリーにとっては隣接するブラワン港既存国内コンテナバース向けに今年4月に納入完了した三井パセコポーテーナ2基に続くもの。

日本 強豪アイルランドに歴史的勝利 勝ち点9に伸ばす ラグビーW杯

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の1次リーグの第2戦で、世界ランキング9位の日本は9月28日、静岡県袋井市のエコパスタジアムで優勝候補の一角、世界ランキング2位のアイルランドに19対12で破り、歴史的勝利を収めた。試合は前半9対12でリードを許し終わった。だが、後半は一進一退あったが、トライを奪いコンバージョンゴールを決め16対12と逆転してからは、日本が終始、試合の主導権を握り続け、堂々と勝利した。日本の第3戦は10月5日、愛知県・豊田スタジアムでサモアと対戦する。

平城宮跡で「太政官」建物跡? 東方官衙地区で初めて見つかる

奈良県文化財研究所の調査によると、奈良市の平城宮跡で奈良時代の国政を担った中心的な役所「太政官(だいじょうかん)」とみられる大規模な建物跡が初めて見つかった。今回見つかったのは平城宮跡の「東方官衙(とうほうかんが)」と呼ばれる役所が集まった地区で、土を固めた建物の土台「基壇」が見つかった。基壇の大きさは東西およそ29m、南北およそ17m、高さがおよそ1.2mあったとみられ、平城宮跡で見つかった役所の中では最も規模が大きいという。基壇の南北ではそれぞれ3カ所で階段の跡が見つかったほか、周辺には小石が一面に敷き詰められていて、格式の高い大規模な建物が建てられていたと同研究所ではみている。さらに天皇が政務や儀式を行った大極殿の近くにあることから、国政を担った中心的な役所、太政官の建物跡と判断している。同研究所では、当時の律令国家を考えるうえで貴重な資料だとしている。

介護留学生 卒業後「日本に永住したい」45.9%,「日本で10年働きたい」29.0%

日本介護福祉士養成施設協会が昨秋、全国の養成校に在籍する留学生を対象に実施したアンケート調査によると、介護留学生は卒業後「日本に永住したい」(45.9%)、「日本で日本で10年ほど仕事をしたい」(29.0%)などの希望を持っていることが分かった。養成校に入った理由(複数回答)で最も多いのは「日本で働きたかったから」(46.8%)で、次いで「日本の介護技術を学びたかったから」(37.6%)、「将来、知識・経験を生かして母国で仕事がしたいから」(34.3%)と続く。卒業後の意向では「日本に永住したい」が45.9%で最多。以下「10年ほど日本で仕事をしたい」(29.0%)、「5年ほど日本で仕事をしたい」(20.0%)。