北アフリカ、エジプトで初めて類人猿の化石が見つかった。新たに発見された化石は、下あごの一部と、歯の一部の化石で、類人猿がユーラシア大陸に広がる前の1,800万年〜1,700万年前のものとみられる。
この新種の類人猿は「マスリピテクス・モグラエンシス」と学名が付けられた。テナガザル、オランウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボ、ヒトなどを含むヒト上科「ホミノイド」というグループの共通の祖先とほぼ同じ姿をしていたと考えられる。
これらの研究成果はエジプト、マンスーラ大学の研究チーがまとめたもので、論文は3月26日付で学術誌「Science」に掲載された。
現在見つかっている初期の類人猿の化石の殆どは、東アフリカで出土したものだ。今から1,600万年〜1,400万年前の中新世中期と考えられてきた。だが、今回北アフリカで初めて類人猿の化石が見つかった。