奈良先端科学技術大学院大学の研究グループははこのほど、皮膚の下の血管の様子がリアルタイムのモノクロの動画として鮮明に見えるようにする技術を開発したと発表した。これにより注射や点滴のほか、静脈瘤の診断などへの応用が期待されている。 研究グループは特殊な撮影技術を開発し、レーザーを当てた際に、腕の表面で反射した光を取り除いて、腕の中に入り込んだ光だけをカメラで捉えることに成功した。X線を使わないため安全性が高いほか、装置は小型で価格も安いという。
care のすべての投稿
アサヒHD 子会社のフジ医療器の全株式の 60%を台湾企業に譲渡
アサヒホールディングス(神戸本社:神戸市中央区)は10月29日、連結子会社のフジ医療器(本社:大阪市中央区)の全株式の60%を台湾証券取引所の上場会社、ジョンソンヘルステック(本社:台湾)に譲渡することで基本合意書を締結したと発表した。フジ医療器のマッサージチェア事業の一段の成長のためには米国、中国など海外市場の・開拓が不可欠と判断。そのため、フジ医療器のマッサージチェアの海外販売代理店で、全世界に30の販売会社、300店強の直営店を持つジョンソンヘルステックとの間で、フジ医療器を両社の合弁会社とし、両社で経営資源を活用しながら海外事業を拡大していくことになったもの。ジョンソンヘルステックへの18万株の株式譲渡価額は67億円。株式譲渡日は2020年2月上旬の予定。ジョンソンヘルステックの主幹事業はフィットネス機器の製造・販売。
造船・舶用「特定技能」フィリピンで初「溶接」試験のみ実施 国交省
横河電機 シンガポールの浄水場向けプラント・シミュレーションP受注
金沢工業大 スリランカのLNBTIと学術協力協定、ICT企業へ人材輩出
金沢工業大学(本部所在地:石川県野々市市)は10月28日、スリランカのLANKA NIPPON BIZTECH INSTITUTE(日本語名:スリランカ日本情報科学短期大学、以下、LNBTI)卒業生を金沢工業大学および同大学院が留学生として受け入れる内容を含めた学術協力協定を締結すると発表した。締結式は11月11日13時より金沢工業大学扇が丘キャンパス1号館で挙行する。 LNBTIは日系ICT企業への人材輩出を目指して、日本とスリランカのソフトウェア会社の共同出資により、2016年10月にコロンボ郊外のマハラガマで開学した3年制の短期大学。Software Engineering学科とInformation Technology学科の2学科があり、ICT関連技術とともに、日本語や日本の文化、商習慣や品質基準に関する教育も行われる。協定締結後の初年度となる2020年4月には、LNBTIから金沢工業大学への編入学を見込んでいる。
大阪で開催の外国人の就職面接会に過去最多の84企業が参加
沖縄「首里城」で火災「正殿」「北殿」全焼、城内へ延焼
沖縄県那覇市の首里城から10月31日未明、出火し、城の中心的な建物の「正殿」と「北殿」が全焼した。また、城内にある他の建物にも次々と燃え広がっているという。消防によると、これまでのところけが人などの情報は入っていない。 首里城では10月27日から琉球王国時代の儀式を再現する「首里城祭」というイベントが開かれていて、31日未明まで開催予定の催しの準備が行われていた。 首里城は琉球王国時代のおよそ500年前に建造され、昭和8年に国宝に指定されたが、太平洋戦争中の沖縄戦で焼失した。平成4年に「正殿」が復元され、その後ほかの建物も順次復元され、平成12年に城跡が、県内にある城の跡とともに「世界遺産」に登録されている。
ビルクリーニング「特定技能」12月にミャンマーで初の海外試験
公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会(所在地:東京都荒川区)は10月28日、外国人材受け入れ拡大のための新たな在留「特定技能」のビルクリーニング分野の試験を12月7~8日にミャンマーの最大都市ヤンゴンで実施すると発表した。同分野では海外で試験が行われるのは初めて。受験の申込受付は10月30日から11月8日まで、200人に達した時点で締め切る。受験料は3万チャット(約2,090円)。12月21日に受験者に合否を連絡する。 この試験は、日本国内のホテルやオフィスビルなどで清掃に従事する人材の技能評価試験となる。試験は床やガラス、洋式トイレ便座などの清掃について問う筆記と、それらの実技により能力を測るもの。日本国内での同分野の特定技能測定試験は、11~12月にかけて東京など8会場で実施され、およそ700人が受験する予定。