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新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

新種の人類か フィリピン・ルソン島の洞窟で化石見つかる

フランスの国立自然史博物館やフィリピン大学などの研究グループは、フィリピンルソン島のカラオ洞窟で小型の人類の化石が見つかり、調査・分析した結果、およそ5万年前に姿を消した新種の人類だとする内容の論文を4月10日、英国の科学雑誌「ネイチャー」に発表した。
同洞窟の石灰岩の地層から2007年以降、人類のものとみられる歯や足の指の骨、そして太ももの部分とみられる骨の化石が見つかっており、分析の結果、身長1mほどの人類のものであることが分かった。
足の指の骨は300万年ほど前にアフリカに生息していた初期の人類「アウストラロピテクス」と同じように曲がり、木登りしやすいようになっている一方で、歯の根の部分の形が現在の人類「ホモ・サピエンス」を含めた、これまでに知られているすべての人類と異なっているという。このため、同研究グループは「ホモ・ルゾネシス」(=ルソン島の人)と名付けた。

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

世界初 ブラックホールの輪郭撮影に成功

日本などの国際研究グループは4月10日、極めて強い重力で光も吸い込む天体、ブラックホールの輪郭を撮影することに世界で初めて成功したと発表、画像を公開した。撮影したのは、地球から5500万光年離れたおとめ座の「M87」と呼ばれる銀河の中心にあるブラックホール。
世界各地の電波望遠鏡をつないで、口径がおよそ1万kmという地球サイズの巨大な望遠鏡を構築したことによる成果で、ブラックホールの存在を直接示すものとして世界的に注目されている。日米欧などでつくる研究グループが世界6カ所で同時に会見し明らかにした。

MHPS 18年の排煙脱硫装置 世界市場でシェア1位

MHPS 18年の排煙脱硫装置 世界市場でシェア1位

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は4月10日、2018年における排煙脱硫装置(FGD)の世界市場で、トップシェアとなる61.5%を獲得したと発表した。米国の有力市場調査レポートにより明らかになったもの。2014年から5年間の累計でも設備出力4150万KW、世界最大シェア40%を獲得した。
世界最高レベルの環境技術で、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、および煤塵などの大気汚染物質を大幅に抑制し、地球環境の改善に貢献している。

鹿児島銀行 台北駐在員事務所を開設

鹿児島銀行 台北駐在員事務所を開設

九州フィナンシャルグループの子会社、鹿児島銀行(本店:鹿児島市)は4月8日、新たに台湾・台北市信義区に「台北駐在員事務所」を開設した。同グループはこれまでの中国(上海)の拠点に加え、新たに台湾(台北)に拠点を設けることで、より一層、取引先企業の海外進出、貿易取引拡大などのサポートに努めていく。

三菱自 フィリピンで累計販売台数100万台達成

三菱自 フィリピンで累計販売台数100万台達成

三菱自動車は4月9日、フィリピンにおける車両の生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)が、同国内における累計販売台数100万台を達成したと発表した。
現地では4月8日、これを記念するイベントが開催され、同国貿易産業省・投資委員会の代表者、取引関係者、MMPCの押切武津洋社長ら多くの関係者が出席した。

関電・東芝 比カラカ石炭火力発電所のコンサル業務受託

関電・東芝 比カラカ石炭火力発電所のコンサル業務受託

関西電力および東芝エネルギーシステムは4月8日、フィリピンの大手財閥DMCIホールディングスの火力発電事業会社「Sem-Calaca Power Corp.」が同国のルソン島南部で運営するカラカ石炭火力発電所1号機および2号機の運転・維持管理に係るコンサルタント業務を受託し、契約調印したと発表した。
今回両社がコンソーシアムを組み契約したコンサルタント業務は、発電所の稼働率向上や運転保守員の能力向上等を目的に、約14カ月間、同発電所の運転・維持管理状況を調査したうえで、改善に向けた提案を行うとともに、発電所の技術者を日本に招き必要な研修を実施することと、要員のスキルと意識の向上を図る-などの点。

イオン 中国で小売り向けのITサービスで新会社

イオン 中国で小売り向けのITサービスで新会社

イオンは4月9日、グループのITソリューション事業を展開するイオンアイビスと共同出資し、中国浙江省杭州市にITを活用した小売り向けのサービスを開発する新会社を10日付で設立すると発表した。
新会社は「イオンデジタルマネジメントセンター」(略称:DMC)。デジタルクーポンや越境EC(電子商取引)、顔認証による会員登録などのサービスを開発するほか、小売業に精通したIT人材も育成するとしている。

洗車の王国 ネパールに1号店 5月オープンへ

洗車の王国 ネパールに1号店 5月オープンへ

洗車の王国(本社:神奈川県伊勢原市)は4月8日、ネパール総代理店Alpha Saga Tradingの協力のもと、首都カトマンズ近郊のパタンで洗車コーティングショップをオープンすると発表した。
現在店舗は工事中で、5月のオープンに向け準備が進められている。必要な洗車ケア用品はすでに日本から輸出され、ネパールへ到着している。
洗車の王国はすでに世界32カ国でケア商品とサービスの提供を行っており、今回のネパールが33カ国目となる。現在同社は世界の現地パートナーと協力し、約800店舗を展開。働く職人は約1万6,000人を超えている。

「退院できない」虐待受けた疑いある子ども 昨年は399人

「退院できない」虐待受けた疑いある子ども 昨年は399人

厚生労働省のまとめによると、昨年1年間に医療機関に入院した子どものうち、親から虐待を受けた疑いがあったのは少なくとも1781人に上り、その22.4%にあたる399人は受け入れ先がないなどの理由で、治療が終わっても退院できなかったことが分かった。
退院できなかった期間は2週間以下が231人(57.8%)、15日から1カ月未満と、1カ月から半年未満がそれぞれ54人(13.5%)、半年から1年未満が11人(2.7%)、そして1年以上に及んだ子どもも15人(3.7%)いた。
また、2週間を超えたケース(133人)について退院できなかった理由を尋ねたところ、受け入れ施設に空きがないことなどが6割を占めたほか、退院後の行き先について保護者との調整に時間がかかったケースが1割余あった。
厚生労働省は虐待の疑いのある子どもの対応をしている全国の医療機関など935か所を対象に、今年2月までに実態調査を行い、395カ所から回答を得た。

東レ 中国・佛山市で水処理膜の新会社設立

東レ 中国・佛山市で水処理膜の新会社設立

東レ(本社:東京都中央区)は4月8日、中国広東省佛山市に水処理膜製品(RO、NF、UF、MBR)の製造・販売を手掛ける新会社を設立すると発表した。
新会社は「東麗膜科技(佛山)有限公司」で、現在同社が同地で建設中の高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)の生産・販売を行う「東麗高新聚化(佛山)有限公司」に隣接する敷地に設立する。これにより、経営インフラやシステム構築の共有により、効率的な体制づくりを行う。