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日立と理研 世界初ヒトiPS細胞の網膜色素上皮シートの自動培養に成功

日立と理研 世界初ヒトiPS細胞の網膜色素上皮シートの自動培養に成功

日立製作所と理化学研究所の共同研究チームは3月14日、再生医療用細胞の培養自動化を目指し、小型自動培養装置を用いてヒトiPS細胞由来の網膜色素上皮のシート状組織(RPE細胞シート)の自動培養に世界で初めて成功したと発表した。
また、自動培養により作製したRPE細胞シートが熟練技術者による手技培養と同レベルの品質であることを各種マーカーを用いた解析などにより実証した。この成果は自動培養による医療用細胞の安定的な供給への途を拓くもの。

ベトナムなどの留学生約700人が所在不明 東京福祉大学

ベトナムなどの留学生約700人が所在不明 東京福祉大学

およそ5,000人の留学生を抱え、在籍数で国内トップクラスの東京福祉大学(本部:東京都豊島区)で、1年間におよそ700人もの留学生が所在不明になっていることが分かった。文部科学省や法務省は同大学に聞き取り調査を行うことにしている。
大学などの情報を総合すると、全国に4カ所ある同大学のキャンパスのうち、東京都北区のキャンパスに2018年4月、「研究生」という資格で入学したベトナム、ネパールからのおよそ2,700人の留学生のうち700人近くが所在不明となり、大学から除籍されている。
同大学は、「報道されているとおり、所在不明者がいることは事実で残念だ。迷惑をかけ申し訳ない。今後管理を徹底したい」などとしている。
このほか関係者によると、入国管理局は同大学の研究生数十人が、就労ビザが切れ不法残留になっていることを確認しているという。

「日本天文遺産」に藤原定家の「明月記」など2件

「日本天文遺産」に藤原定家の「明月記」など2件

日本天文学会は、天文学や暦学に関する国内の貴重な史跡や文献を「日本天文遺産」として認定する制度を今年から始める。そして、このほど第1回目の対象に、京都市にある冷泉家時雨亭文庫が所有する藤原定家の日記「明月記」と、福島県会津若松市にある江戸時代の天文台跡、「会津日新館天文台跡」の2件を選んだ。
定家の明月記は鎌倉時代に書かれたもので、恒星が大爆発を起こす「超新星爆発」や日食などが詳しく記載されていて、当時の時代認識とともに古い時代の天文現象を知ることができる貴重な資料となっている。

住友商事 アジアで保険プラットフォーム事業のCXA社へ出資

住友商事 アジアで保険プラットフォーム事業のCXA社へ出資

住友商事(本社:東京都千代田区)は3月14日、コーポレート・ベンチャー・キャピタルのSumitomo Corporation Equity Asia(本社:香港特別行政区)を通じ、アジア地域の企業向けに保健販売・健康増進プラットフォームを提供しているCXA Group Pte Limited社(本社:シンガポール、以下、CXA社)に出資したと発表した。
住友商事はCXA社への出資を通じ、アジア地域におけるヘルスケア市場のデジタル化と、個人の健康増進に寄与する。

エクサ 韓国カード・サイトの2社と協業開始

エクサ 韓国カード・サイトの2社と協業開始

エクサ(横浜市西区)はこのほど、現代カード(本社:韓国ソウル特別市、以下、HCC)、バンクウェアグローバル(本社:韓国ソウル特別市、以下、BwG)が提供する次世代パブリッククラウド型クレジット基幹プラットフォーム「H-ALIS」の日本展開で、協業を開始すると発表した。
H-ALISは、韓国の現代カード(クレジットカード月間取引件数1.5億件)で使用され実績のあるシステムを、日本用にローカライゼーションしたソリューション。

自民党 大阪市長選に元市議の柳本氏を擁立

自民党 大阪市長選に元市議の柳本氏を擁立

4月7日に投開票される大阪市長選に自民党大阪府連は3月15日、元大阪市議会議員の柳本顕氏を擁立することを決めた。この結果、府知事選および市長選で、大阪維新の会と自民党などが対決する構図となった。
柳本氏はニ階幹事長に報告・あいさつし、安倍総理大臣と面会した後、記者団に「大阪に安定的な政治を取り戻す決意だ。今回の戦いをもって、”大阪都構想”に終止符を打つ決意で臨んでいきたい」などと語った。
柳本氏は、大阪都構想の是非をめぐる前回の住民投票の直前、当時の大阪維新の会代表で大阪市長だった橋下徹氏と、反対派の代表としてNHKの特番に出演。都構想「反対」の論陣を張った。そして、都構想を否決、反対派の勝利につなげた立役者の一人だ。

和歌山で肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石発見

和歌山で肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石発見

和歌山県立自然博物館は県内のおよそ1億3,000万年前の地層から、大型の肉食恐竜「スピノサウルス類」の歯の化石が見つかったと発表した。
今回見つかったのは長さ1.4cmほどの円すい形の歯の化石。東京都市大学の中島保寿准教授が分析したところ、縦方向に筋が入っていることや表面のエナメル質が厚いことなどから、スピノサウルス類のものと分かったという。
この歯の化石はスピノサウルス類としてはアジアで最も古い部類だということで、進化の過程を解明するうえで重要な手がかりになるとみている。スピノサウルス類の化石が見つかるのは3例目で、西日本では初めて。
スピノサウルス類を代表する恐竜、スピノサウルスは体長が15mにも達する最大の肉食恐竜といわれ、映画『ジュラシック・パーク3』にも登場している。

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ(本社:東京都中央区)は3月14日、インドネシアに自動車用プレス部品の製造・販売を手掛ける子会社を設立すると発表した。
新会社「PT.Topre Indonesia Autoparts」(予定)の資本金は15億円で、東プレが全額(間接保有含む)出資する。3月に設立する予定。
新会社は、タイの現地法人とも連携を図りながら、インドネシア国内の自動車メーカーへの部品供給を行い、成長する東南アジア地区での事業の拡大と収益性の確保を図っていく。

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ(本社:大阪市中央区)はこのほど、持分法適用会社「THAI SHIKIBO CO.,LTD.」を3月26日付で解散すると発表した。
解散するのはシキボウが35%出資する紡績糸の製造販売会社で、2017年9月に事業停止し、以後、解散に向けて手続きを進めていた。

第一稀元素化学のベトナム子会社へJBICが5億円出資

第一稀元素化学のベトナム子会社へJBICが5億円出資

第一稀元素化学工業は3月14日、ベトナム子会社のVietnam Rare Elements Chemical Joint Stock Company(所在地:ベトナム・バリアブンタオ省、以下、VREC)へ、国際協力銀行(JBIC)より優先株式で最大5億円の出資を受けることで株主間契約を締結したと発表した。
VRECはジルコサンドの安定調達と高品質ジルコニウム中間体のオキシ塩化ジルコニウム(以下、ZOC)の製造を目的として設立。需要増に対応するため、VRECの生産能力増強と事業拡大を目的に、新工場の建設を決定している。
今回、日本企業の海外展開を支援することを目的として設けられている、JBICの「海外展開支援出資ファシリティ」の一環として出資を受けるもの。これにより第一稀元素化学工業は、ベトナムのVREC事業の発展と安定的な経営をより一層推進していく。