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南鳥島レアアース泥の資源分布の可視化と選鉱手法確立に成功

南鳥島レアアース泥の資源分布の可視化と選鉱手法確立に成功

早稲田大学理工学術院の高谷雄太郎講師、東京大学工学系研究科の加藤泰浩教授らの研究チームは、国立研究開発法人・海洋研究開発機構(JAMSTEC、ジャムステック)などと共同で行ってきたレアアースの調査、研究開発およびその成果について発表した。
同研究チームは、南鳥島周辺海域レアアース泥の資源分布の可視化と、それに基づく資源量の把握を行い、世界需要の数百年分に相当する莫大なレアアース資源が存在することを明らかにした。さらに粒径分離によって、レアアース農集鉱物を選択的に改修する技術の確立に成功した。
これによって、再生可能エネルギー技術やエレクトロニクス、医療技術分野など最先端産業に必須となるレアアース資源開発の経済性が大幅に向上することが期待される。

出光興産 中国四川省成都市に有機EL材料工場設立

出光興産 中国四川省成都市に有機EL材料工場設立

出光興産(本社:東京都千代田区)は4月12日、中国四川省成都市の開発区内に有機EL(エレクトロルミネッセンス)材料の工場を設立すると発表した。同日、四川省成都高新技術産業開発区政府と基本合意した。
第1四半期中に出光興産の100%出資により、資本金8000万人民元(約13億円)の現地法人を設立する。2019年度中の工場完成、商業生産開始を目指す。

JTB台湾の旗艦店舗 リニューアルオープン

JTB 台湾の旗艦店舗 リニューアルオープン

JTBアジア・パシフィック(本社:シンガポール)は4月11日、台湾における旗艦店舗をリニューアルオープンした。台北・中山北路二段のアンバサダーホテルの隣に店舗を構えた。
2017年の訪台日本人観光客は189万8854人(前年比100.2%)、訪日台湾人観光客は461万5873人(同107.5%)と、ともに過去最大を記録している。

日立化成 台湾にプリント配線板用高機能積層材の新工場

日立化成 台湾にプリント配線板用高機能積層材の新工場

日立化成(本社:東京都千代田区)は、台湾の子会社Hitachi Chemical Electronic Materials(Taiwan)Co.,Ltd.(以下、HCET)の敷地内に、プリント配線板用の高機能積層材料(プリプレグおよび銅張積層板)の新工場を建設することを決めた。
総投資額は約75億円で、2020年4月をめどに稼働開始する予定。新工場における銅張積層板の生産能力は月間約12万平方㍍。
同社のプリント配線板用高機能積層材は第5世代移動通信システム(5G)や先進運転支援システム(ADAS)、人工知能(AI)等の分野で使用される半導体実装基板に使用される。

東芝 インド法人の水力発電所向け水車組立工場を拡張

東芝 インド法人の水力発電所向け水車組立工場を拡張

東芝プラントシステムのインド現地法人ティーピーエスシー・インド社(以下、TPSC/INDIA社)はこのほど、中小規模水力発電プラント向け水車の組み立てを行う組立工場の拡張を決めた。拡張工事は2018年3月から着工し、2019年3月に完了する予定。
ネパールをはじめとしたインド周辺国で中小型水車の受注、引き合いが増加しており、これらのニーズに応える。従前より重量やサイズの大きな水車組立も可能な工場設備を拡張する。
TPSC/INDIA社は2014年3月にインドのデリー郊外トーグレーターノイダに中小型水力発電設備向け(1MW~15MW容量)の水車組立工場を設立し、これまで11プロジェクト(水車22台)を受注している。

英国で2億500万年前の史上最大級の魚竜の化石発見

英国で2億500万年前の史上最大級の魚竜の化石発見

英国などの研究チームによると、約2億500万年前の海を泳ぎまわっていた史上最大級の魚竜、イクチオサウルスの化石が英国で発見された。
骨の一部から推定すると、全長は約26㍍に達し、現在の哺乳動物でシロナガスクジラに匹敵する巨体だったという。同研究チームが米科学誌プロスワンに発表した。
この化石が発見されたのは英サマセット州の海岸で、2016年に見つかった。骨片を組み合わせると約1㍍の魚竜の下あごの骨と分かった。
これまで最大の魚竜は、カナダで見つかったショニサウルス(全長約21㍍)だと考えられてきた。だが、今回はそれを上回り、史上最大級の魚竜の一つとみられるという。

蝶理 雲錫(香港)資源有限公司と日本総代理店契約

蝶理 雲錫(香港)資源有限公司と日本総代理店契約

蝶理は4月10日、雲錫(香港)資源有限公司(以下、雲錫香港)と日本向け錫地金の総代理店契約を締結したと発表した。今回の契約相手先、雲錫香港は世界最大の錫精錬メーカー、雲南錫業股份有限公司の100%出資子会社。
2018年4月から販売開始する。まずは関西に在庫拠点を構え、一般的グレードに加え高純度品の販売も視野に入れることで全国展開を目指していく。
錫地金は主にはんだに用いられるが、はんだは自動車やスマートフォンなどの電子部品に向けに需要が増加しており、錫地金の市場拡大が見込まれる。

大阪市 教員初任給を全国最高水準に 教育水準向上には必要

大阪市 教員初任給を全国最高水準に 教育水準向上には必要

大阪市の吉村市長は4月12日、来年度から教員の初任給を全国で最も高い水準に引き上げる方針を示した。これにより、これまでは月額23万2714円だったが、およそ2万9000円引き上げ、26万1668円にする。
教員の給与について、吉村市長は「新任の教員でもクラスの担任を受け持つなど、経験のある教員と同じ内容の仕事をしている。給与を引き上げることで優秀な教員に来てほしい」と述べ、教育水準を向上させるためには優秀な教員を確保する必要があるとの判断を示した。
大阪市教育委員会によると、引き上げに伴い全国で最も高い水準になるという。また、これによっておよそ1億5000万円の財源が必要になるとしている。

待機児童 全国で5万5433人 3年連続増 半年で倍増

待機児童 全国で5万5433人 3年連続増 半年で倍増

厚生労働省によると、2017年10月時点で認可保育施設に入れない待機児童が、全国に5万5433人に上ることが分かった。前年同期より7695人多く、3年連続の増加で、2017年4月(2万6081人)から半年で2倍以上に増えた形となった。
7695人の9割近くにあたる6798人は0歳児。政府は2017年、待機児童の定義を見直し、育児休業中でも復職の意思がある場合は数に含めたことも増加の背景にある。
都道府県別では、東京の1万2469人が最多で、全体の約22%を占めた。以下、神奈川4411人、埼玉4263人、沖縄3960人、大阪3922人、千葉3664人、兵庫3300人などと続いた。

インドネシア初の地下鉄に導入の日本製車両を公開

インドネシア初の地下鉄に導入の日本製車両を公開

ジャカルタ中心部と南部を結ぶインドネシア初の地下鉄に導入される日本の車両が4月12日、報道陣に公開された。
車両は全長20㍍、高さ4㍍、幅3㍍で、合わせて96両を、大手鉄道車両メーカーの日本車両と、住友商事が受注し、これまでに12両が納入され、今後試運転が行われる予定。
全長15㌔㍍余りのこの地下鉄は、およそ1200億円の円借款を活用して、日本と地元の建設会社による共同企業体が2019年3月の完成を目標に建設を進めている。