住友倉庫 タイ・レムチャバン地区に2期倉庫を建設
住友倉庫(本社:大阪市北区)のタイ子会社Sumiso(Laem Chabang)Co.,Ltd.はタイ・レムチャバン地区で2期倉庫の建設に着工した。これにより同地区の保有倉庫延床面積は合計約2万平方㍍となる。竣工時期は2018年11月の予定。
同社グループは現在タイではアユタヤ地区でも5月に4期倉庫を竣工する予定。
岡山・西大寺で裸祭り 1万人の男たちが福求め争奪戦
岡山・西大寺の奇祭、裸祭りが2月17日あった。まわし姿の男たちが、福を呼ぶとされる「宝木(しんぎ)」を奪い合う裸祭り「西大寺会陽(さいだいじえよう)」は室町時代に始まったとされ、今年で509回目を数える。
午後10時、金陵山 西大寺(岡山市東区)境内の明かりが一斉に消されると漆黒の闇の中、住職が高さ約4㍍の本堂の御福窓(ごふくまど)から2本の宝木を投げ込む。すると、本堂にひしめく約1万人のまわし姿の男たちが、この争奪戦を繰り広げる。しばらくすると、裸の渦からは熱気で湯気が舞い上がり、荒い息遣いとともに汗のにおいが立ち込め、一瞬寒さを忘れるほど。
宝木を手に境内を出た男性が今年の「福男」になる。
がんの最新治療「大阪重粒子線センター」完成
大阪府では初めてとなる重粒子線の最新がん治療施設「大阪重粒子線センター」(大阪市中央区)が完成し2月17日、記念式典が執り行われた。国内では6カ所目。式典では、松井知事が「府民や国内外の患者に最先端のがん医療を提供することが可能になった」などとあいさつした。
放射線の一種、重粒子線を使うがん治療は、がんの病巣部をピンポイントで狙って照射することができるため、従来の放射線と比べて効果が高く、正常な細胞組織へのダメージを極力抑えられるとされている。
このため、照射を受ける回数や日数が少なくて済み、入院の必要がなく、1年間で最大1800人に治療を行うことができるという。
同センターでは3月1日から、他の医療機関から紹介された患者を受け付ける予定。
JFEエンジ 丸紅からタイの産業廃棄物発電プラント受注
JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)は、丸紅(本社:東京都中央区)から廃棄物発電プラント(発電容量8630KW)を受注した。このプラントはタイ南東部ヘマラートチョンブリ工業団地内に建設され、産業廃棄物を受け入れる計画。
今回受注したプロジェクトは、スエズエンバイロメント社(フランス)、WHAユーティリティーズ アンド パワー社(タイ)およびグロウエナジー(タイ)の合弁会社チョンブリ クリーン エナジー社が計画するもの。
丸紅が元請で、JFEエンジニアリングは主要機器の設計・調達および据付・試運転時のスーパーバイザー派遣を行う。廃棄物の処理規模はストーカ式360㌧/日×Ⅰ炉(最大処理量)、契約納期は2019年12月末。
イオンG マレーシアの買物代行サービスで業務提携
イオンマレーシアは、デジタリゼーション戦略の一環として、マレーシア首都圏で買物代行サービスを運営するオネスビーマレーシアと、オムニチャネル化に向けた業務提携に関する覚書を締結した。
提携第一弾のサービスとして、ネットスーパーに相当する機能となるオネストビーマレーシアの買物代行サービスを、1月24日からイオンミッドバレー店、2月2日からイオンタマンマルリ店で導入している。各店を中心とした半径17㌔㍍に居住する顧客に、食品をはじめ約5000品目を注文してから最短で1時間以内に指定先まで配送する。
今後、対象品目や対応店舗を順次増やし、人口が密集する首都圏クランバレーや南部ジョホールバルでサービス拡大を図る。
オリコ 日本トイザらスの一部店舗に訪日中国人向け「アリペイ」導入
オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、以下、オリコ)は2月16日から、日本トイザらス(本社:川崎市)が運営する3店舗(池袋サンシャインシティ店、船橋店、なんばパークス店)に訪日中国人向け電子決済サービス「支付金(以下、アリペイ)」を導入した。
訪日中国人の買物額の44.1%を占める中国人のインバウンド需要を取り込むため、同社は2016年8月からアリペイの日本での提供を開始している。
アリペイは中国のモバイル決済では50%以上のシェアを誇り、中国では5.2億人以上のアクティブユーザーを持つ。日本国内では4万店舗以上に導入されている。
衣料品メーカー300社参加の新通販サイト2/15始動
デパートを主な販路としてきた日本の衣料品メーカーおよそ300社が参加したネット通販のサイトが2月15日スタートした。この新しい通販サイトは、岡山市の衣料品メーカーで、若い世代に人気のあるストライプインターナショナルと、通信大手のソフトバンクが共同で運営する。
このサイトには三陽商会やレナウンをはじめ、デパートを主な販路としてきた衣料品メーカー289社が出品し、30代から40代の女性を主なターゲットにした商品を扱う。利用者は1回につき3着まで試着ができるほか、スタイリストがネットを通じてコーディネートの相談に有料でのるサービスもある。
国内の衣料品市場は縮小が続いているが、ネット通販に限ると2016年の市場規模は1兆5297億円で前年比およそ11%増えている。