care のすべての投稿

ミャンマー政府 18年春にも最低賃金33%引き上げで調整

ミャンマー政府 18年春にも最低賃金33%引き上げで調整

ミャンマー政府は、2018年春にも労働者の最低賃金を33%引き上げる方向で調整に入った。同国の国家最低賃金策定委員会が12月29日、日額(1日当たり)の法定最低賃金を現行の3600チャットから4800チャット(約380円、1日8時間労働)とする案を決めた。
ミャンマーは周辺のASEAN諸国などに比べて安い人件費を最大限に生かし、縫製業などの労働集約型産業を伸ばしており、最低賃金の急激な大幅引き上げについてコスト競争力への悪影響を懸念する声が、海外からの進出企業などからあがる。

中国 12月の景況感低下も、製造業は安定成長

中国 12月の景況感低下も、製造業は安定成長

中国国家統計局と中国物流購買連合会は12月31日、12月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が51.6だったと発表した。前月と比べ0.2㌽低下した。それでも好不況の判断の節目となる50は17カ月連続で上回り、統計局は「製造業は安定成長を続けている」との認識を示した。
ただ、生産動向を示す指数が54.0と前月より0.3㌽下落したほか、新規顧客は53.4と2㌽低下、雇用を示す指数は0.3㌽の48.5となり、9カ月連続で節目の50を下回った。

IHIインフラ インド・ムンバイ湾横断道路の橋梁工事受注

IHIインフラ インド・ムンバイ湾横断道路の橋梁工事受注

IHIインフラシステム(本社:大阪府堺市)は、インドのゼネコン最大手Larsen&Toubro Limited(L&T)社とコンソーシアムを組成のうえ、ムンバイ都市圏開発庁から「ムンバイ湾横断道路建設事業橋梁建設工事パッケージ1」を受注し、請負工事契約を締結した。
同事業は、マハラシュトラ州ムンバイ都市圏で、半島側のムンバイ中心部のセウリから、ムンバイ湾をはさんだ東郊のナビムンバイ市をつなぐ総延長約22㌔㍍のインド最長の海上道路を建設するもの。今回受注したのはセウリを起点とした約10㌔㍍の海上道路橋の建設工事。
IHIインフラシステムは、インドで初めて採用される重防食塗装の鋼床版箱桁の製作・輸送などを担当する。これは円借款による政府開発援助(ODA)案件。工期は2018年1月~2022年7月。

国が高齢者の「薬漬け」に初の適正指針案作成 18年春公表

国が高齢者の「薬漬け」に初の適正指針案作成 18年春公表

厚生労働省は、高齢者が多くの薬を服用する「薬漬け」について、医師や薬剤師らを対象に服用の適正指針案(骨子)をまとめた。国レベルで高齢者の内服薬に関する指針を作成するのは初めて。薬の多種類の服用は、副作用などのリスク増が指摘されている。指針は2018年春にもまとめられ公表される。一般国民向けも2018年度に考案されるという。
指針案では「医療の質を向上させ、患者の健康に資すること」という目的や、安全性確保の観点から、単に薬の数を減らすのではなく、適正な処方内容の見直しが重要であることなどが明記される。複数の医師にかかっている場合は、「お薬手帳」を活用してかかりつけ薬剤師にチェックしてもらうことも念頭に、「医師、薬剤師、看護師などが一元的に情報を集約し、連携すること」などとしている。

アジアの2017年10大ニュース

アジアの2017年10大ニュース

1.緊張高まる米朝関係 一触即発の危機的局面続く
2.200年ぶり天皇退位19年4/30  5/1即位・新年号
3.エンジン車から電動車へ 「国際EV元年」
4.中国の巨大経済圏構想「一帯一路」国際会議
5.不祥事相次ぎ日本の「ものづくり」信頼揺らぐ
6.米国抜きTPPへ始動!経済圏縮小を惜しむ声
7.韓国 朴大統領史上初の罷免 多難の文政権発足
8.マレーシア空港で金正男氏暗殺 公衆の面前で
9.ミャンマーからロヒンギャ難民60万人超
10.北朝鮮 核実験・弾道ミサイル発射相次ぎ強行

大阪府の平成29年度税収 2年ぶり増収へ

大阪府の平成29年度税収 2年ぶり増収へ

大阪府のまとめによると、平成29年度の税収は11月末の時点で、1兆1984億円で前年同期を233億円(2%)上回り、2年ぶりに増収となる見通しだ。
税収別にみると、法人住民税と法人事業税のいわゆる法人二税は、3683億円で前年同期を170億円(5.1%)上回った。これについて府は、企業業績の緩やかな回復傾向の好影響と分析している。また、個人府民税は3252億円で前年同期を46億円(1.4%)上回った。

日立 電力、材料研究分野で中国パートナーと協業推進

日立 電力、材料研究分野で中国パートナーと協業推進

日立製作所、日立(中国)有限公司および日立(中国)研究開発有限公司は12月24日、東京で開催された「第11回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」で、中国の企業および大学と電力や材料研究などの分野で協業することで合意した。
今回調印したのは①四川東方電気自動控制工程有限公司による発電所の運転・運用効率改善ソリューションに関する事業の協働推進②上海交通大学による材料分野に関する共同研究-の2点。

アサヒカルピスウェルネス 中国越境ECに初出店

アサヒカルピスウェルネス 中国越境ECに初出店

アサヒカルピスウェルネス(本社:東京都渋谷区)は、中国の越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」に「Calpis医薬保健海外旗艦店」を2018年1月1日からオープンする。中国向け越境ECへの出店は、アサヒグループとしては初となる。
商品の安全性や品質の高さを重視していて健康への関心が高い層をコアターゲットに、L-92乳酸菌配合の「アレルケア」や、カルピス酸乳から生まれた機能性表示食品「ラクトウェル」などカルピス健康食品を販売する。

エーザイの抗がん剤が中国国家監督管理総局の優先審査に指定

エーザイの抗がん剤が中国国家監督管理総局の優先審査に指定

エーザイ(本社:東京都文京区)は、同社創製の抗がん剤が肝細胞がんに係る適応について、中国の国家食品薬品監督管理総局(CFDA)から、既存の治療薬に比べ顕著なメリットを有するとして優先審査に指定されたと発表した。これにより、承認までの期間の短縮が期待される。
今回指定されたのは、エーザイが中国で2017年10月に申請したレンバチニブシル酸塩(一般名、製品名「レンビマ(R)」「Kisplyx(R)」、以下レンバチニブ)。
CFDAによる優先審査指定は、顕著な臨床的価値を持つ新薬等について研究、開発、上梓の加速を目的として、2016年2月から実施されている制度。

三菱商事 インドの有料道路運営会社へ出資参画

三菱商事 インドの有料道路運営会社へ出資参画

三菱商事はコンソーシアムを組み、インドの有料道路運営会社に出資参画する。今回、同社を最大株主とするコンソーシアムを東日本高速道路(ネクスコ東日本、以下NEXCO東日本)および海外交通・都市開発事業支援機構(ジョイン、以下、JOIN)と組成し共同でインドの有料道路会社Cube Highways and Infrastructure Pte.Ltd.(キューブ ハイウェイズ、以下、Cube Highways)の20%株式持分を取得、同国における有料道路運営事業に参画することで合意した。
三菱商事は今回の案件への参画に先立ちNEXCO東日本と提携、同社と協働してCube Highwaysの事業の収益価値向上に取り組む。