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日立 21年度までにASEANの事業規模を7000億円規模に拡大

日立 21年度までにASEANの事業規模を7000億円規模に拡大

日立製作所は12月13日、ASEAN地域の統括会社を置くシンガポールで取締役会を開き、4中核事業で現在約5000億円のASEAN地域の事業規模を2021年度までに7000億円規模に拡大する方針を決めた。
この中核事業として注力するのは①IoT技術を活用し、街づくりに貢献する「都市インフラ事業」②行政の効率化・透明化を通じて社会の安定に寄与する「デジタルインフラ事業」③国をまたいで効率化を図るASEAN地域ならではのサプライチェーン高度化を実現する「製造・物流効率化事業」④顧客基盤拡大を目指すBtoC企業と高品質サービスを求める中間層をつなぐことで市民生活のQOL向上をもたらす「サービスプラットフォーム事業」の4つ。
海外での取締役会の開催は5回目で、ASEAN地域では今回が初めて。

割れても修復できるガラス開発 世界初 東大大学院

割れても修復できるガラス開発 世界初 東大大学院

東京大学大学院の相田卓三教授らのグループは、割れても破損部位をくっつければ室温で圧着修復できる世界初の画期的「自己修復ガラス」を開発した。
これは、室温で破断面を押し付けておくと修復・再利用が可能となる初めてのガラス素材だ。仕組みは押し付けられた破断面の間で高分子鎖が互いに相互貫入して絡み合い、非損傷部位と見分けがつかない組織を再生するためだ。
資源に限りがある地球上で持続可能な社会への貢献が期待される。

介護報酬 来年度0.54%引き上げへ 政府・与党

介護報酬 来年度0.54%引き上げへ  政府・与党

政府・与党は介護報酬について、来年度の引き上げ幅を0.54%とすることを決めた。障害者支援サービスの公定価格、障害福祉サービス等報酬は0.47%引き上げる。
介護報酬のプラス改定は2012年度以来6年ぶり。これにより、介護職員の待遇改善につなげるのが狙い。障害福祉サービス等報酬は前回の15年度改定で据え置かれ、16年度の事業者の利益率が平均5.9%と3年間で3.7㌽悪化した。
いずれの報酬も3年に1度見直される。今回の報酬引き上げにより国費ベースで、介護報酬では約150億円、障害福祉サービス等報酬では約60億円のそれぞれ負担増となる。

中国人の今後行きたい国で「日本」初の1位 ジェトロ調査

中国人の今後行きたい国で「日本」初の1位 ジェトロ調査

日本貿易振興機構(ジェトロ)が8月に中国の調査会社に委託して実施した、中国人の意識調査によると、今後行きたい国・地域について「日本」との回答が1位となった。
海外旅行経験者は76.9%、うち日本へ行ったことがある人は61.1%と、回答対象の9カ国のうち第1位を占めた。第2位は韓国48.8%、第3位は米国36.7%。今後行きたい国・地域(3つまで複数回答)でも日本は40.2%で、調査開始以来初の第1位となった。日本に行きたいか、行きたくないかの二択の質問においても88.9%が日本に行きたいと回答。海外旅行先として日本は強く支持されていることが分かった。
調査は北京市、上海市、広東省広州市、湖北省武漢市、重慶市、四川省成都市に居住する20歳~49歳の中国人(月収5000元以上のミドル・ハイエンド層)に対し、日本をはじめとする各国の製品、海外旅行、越境ECへの関心についてアンケートを行った。回答は各都市204名、合計1224名。

帝人フロンティア タイで研究開発拠点開設

帝人フロンティア タイで研究開発拠点開設

帝人フロンティア(本社:大阪市北区)は、タイにおけるポリエステルを中心とした繊維の研究開発拠点として、帝人フロンティア・タイ・イノベーション研究室(タイランド)(以下、TFTIL)を開設する。
2018年1月に、タイ国立科学技術開発庁が管理する民間向けの研究施設、タイランド・サイエンスパーク(タイ・パトゥムターニー県)内に開設する。これにより、ポリエステル繊維生産の基幹拠点であるタイ国内で、原料の研究開発から生産・加工まで一貫での対応が可能になる。

日本海沿岸に漂流・漂着の北朝鮮籍?木造船 過去最多の83件に

日本海沿岸に漂流・漂着の北朝鮮籍?木造船 過去最多の83件に

海上保安庁は12月13日、日本海沿岸に漂流・漂着している、北朝鮮籍とみられる木造船は、同日正午時点で今年は83件に達し、過去最多を更新したと発表した。これまでは2013年の80件が最多だった。
海上保安庁の記録によると、ここ5年で確認された漂流・漂着件数は、2013年80件、2014年65件、2015年45件、2016年66件、2017年(12/13正午時点)83件となっている。月別では11月の28件が最多だが、12月に入り急増、すでに24件を数えている。

サイゴン虎の門クリニック ベトナムホーチミンで12/11開院

サイゴン虎の門クリニック ベトナムホーチミンで12/11開院

日本人医師による診療経営するクリニックが、ベトナム・ホーチミン市で12月11日、開業した。患者にはすべて日本語で丁寧に対応する。診療科目は内科、外科、整形外科、泌尿科、皮膚科。診療時間は月~金曜日は9~12時、14~19時。土曜日9~12時。

東芝エネルギー タイの太陽光発電大手からモジュール受注

東芝エネルギー タイ太陽光発電設備大手からモジュール受注

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区)は、タイの大手太陽光発電設備の設置・販売業者エイトソーラー社から、合計出力6MW(メガワット)の太陽光モジュールを受注した。同社を通じて、同国大手ホームセンター「ホームプロ」のタイ国内6店舗の屋根に設置される予定で、2018年1月から稼働予定。
納入設備は320W多結晶モジュール。タイでの太陽光モジュールに関し、東芝エネルギーシステムズとして初の1MW以上の大型受注の獲得となった。

早期の死因究明に主治医・訪問看護師・ケアマネ連携を

早期の死因究明に主治医・訪問看護師・ケアマネ連携を

大阪府は、超高齢化社会を見据え死因調査の体制を見直し、死因の究明には死亡から発見までの時間を短くする必要があるとして、主治医・訪問看護師・ケアマネジャーなどの連携を進めるほか、CTを使って遺体の画像診断をする装置を導入するなどとした素案を取りまとめた。
また、将来的には急増しつつある単身高齢者にウェアラブルセンサーを付けてもらい、健康状況を把握することなども必要としている。

中生代に繁栄した海の爬虫類の最古の化石を発見

中生代に繁栄した海の爬虫類の最古の化石を発見

東京大学、ドイツのボン大学などの調査研究チームは、ドイツの約2.05億年前(三畳紀最末期)の地層から、中生代に繁栄した海の爬虫類、首長竜(プレシオサウルス類)の最古の化石を発見し、新属新種としてラエティコサウルス・メルテンシと命名した。
これまで首長竜は中生代のジュラ紀に出現したと考えられてきたが、今回の発見により首長竜の起源がジュラ紀より古い三畳紀まで遡ること、また首長竜が三畳紀・ジュラ紀境界(約2.01億年前)に起きた大量絶滅を生き延びていたことを明らかにした。
ラエティコサウルスを含む首長竜は、ずんぐりした体幹と4枚の翼状のひれを持ち、外洋で効率的に泳ぐことに適していたと考えられる。さらに骨組織の解析から、ラエティコサウルスを含む首長竜が爬虫類としては例外的に体温を高く保つことによって早く成長していたことも分かったとしている。