care のすべての投稿

藤原京「京職」など宮外に都の民政担う3カ所の役所

藤原京 「京職」など宮外に都の民政担う3カ所の役所

奈良文化財研究所の調査、研究によると、日本初の都城・藤原京(694~710年、奈良県橿原市など)の宮殿の外に、都の民政を司る左右の「京職(きょうしき)」など少なくとも3カ所の役所があったことが分かった。
これらはこれまで、天武天皇の長男、高市(たけちの)皇子など有力貴族の邸宅跡などと考えられていたが、出土した木簡や建物配置などから判明した。持統天皇の治世のもと、行政組織などが整えられた国家の出発点、藤原京の実態解明につながる成果とみられる。同研究所がまとめた「藤原京左京六条三坊」の報告書の中で明らかにした。
藤原京の宮跡(藤原宮)に近接した「左京六条三坊」で1985~87年に実施された調査で4町(4区画=約1万2200平方㍍)を占める遺構を確認。出土した木簡に「左京職」と墨書されていたことや、儀式用の広場がある建物配置などから、702年の大宝律令施行で「京職」が左右に分かれたうち左京(京の東半分)を担当する「左京職」が置かれていたと判断した。
左京職と対になる右京職は「右京七条一坊」の3町以上の敷地にあり、「左京六条一坊」には、門の護衛を司る役所「衛門府(えもんふ)」が4町の敷地に設けられていたことも木簡の調査などから分かった。

近畿2府4県の100歳以上の高齢者1万人超え

近畿2府4県の100歳以上の高齢者1万人超え

厚生労働省のまとめによると、9月1日時点の近畿2府4県の100歳以上の高齢者は、昨年より67人増え1万140人となった。男女別内訳は女性が9053人、男性が1087人で、女性が全体の89%を占めている。
府県別では大阪府が3559人と最も多く、以下、兵庫県2803人、京都府1642人、奈良県749人、和歌山県695人、滋賀県692人だった。
人口10万人当たりの100歳以上の人数を府県別にみると、和歌山県72.85人、京都府63.03人、奈良県55.24人、兵庫県50.78人、滋賀県48.97人、大阪府40.29人となった。
厚生労働省が住民基本台帳を基に毎年、敬老の日を前に発表しているもの。

路線バス活用「客貨混載」で農水産品を海外へ輸出

路線バス活用「客貨混載」で農水産品を海外へ輸出

宮交ホールディングス傘下の宮崎交通と、ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸は9月15日から、日本で初めて保冷戦用BOX搭載の路線バスを活用した「客貨混載」で国際クール宅急便も輸送し、農水産品を海外へ輸出する取り組みをスタートさせた。この第一弾として西米良村特産の西米良サーモンを香港の日本食レストランへ届け、生産者等の販路拡大を支援する。
宮崎交通とヤマト運輸は、バス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上を目的に、2015年10月から西都市―西米良村を結ぶ路線バスで「客貨混載」を開始し、順次取り組み路線網を拡大、2017年1月から保冷戦用BOXを搭載した路線バスを導入した。
今回、客貨混載と国際クール宅急便の輸送スキームを組み合わせ、高品質な農水産品を鮮度を保ったまま海外へスピーディーに届ける取り組みを開始することになった。この第一弾として、香港で宮崎県の農水産品を輸入するNANA FARMを通じ、新たな商流を創出し、西米良サーモンを香港の日本食レストラン「元気一杯」へ翌々日に届ける。これにより物流との両輪で付加価値を高め、生産者等の更なる販路拡大を支援する。
宮崎空港と羽田空港を経由し、那覇空港へ輸送、同空港でヤマト運輸が輸出の通関手続きを行った後、香港空港へ輸送し、到着後、香港ヤマトの物流ターミナルで荷物を仕分け、配送される。

Source: New feed

豊田通商 日印両政府連携「日本式ものづくり学校」

豊田通商 日印両政府連携「日本式ものづくり学校」

豊田通商(本店:名古屋市中村区)は、インドのグジャラート州マンダル日本企業専用工業団地で、経済産業省が認定する「日本式ものづくり学校」を2018年夏ごろ新規開校に向けた検討を開始する。
これは2016年11月、日印両政府によって合意された「ものづくり技能移転推進プログラム」に関する協力覚書に基づくもの。同プログラムは、中長期的に経済成長が期待されるインドの製造業分野で、インド政府が掲げる「メイク・イン・インディア」、「スキル・インディア」に貢献するためのプログラム。日本・インドの官民連携のもと、10年間で3万人のものづくり人材の育成を目標としている。
豊田通商は、同工業団地内でTechno Trends Auto Park Private Limited(テクノトレンドオートパーク、豊田通商80%、国際協力銀行20%)を2014年に設立し、2017年から「プラグ・アンド・プレイ型貸工場」をコンセプトとした、日本の中堅・中小企業向けの貸工場事業を開始している。

Source: New feed

味の素 拠点整備しミャンマー事業100億円超目指す

味の素 拠点整備しミャンマー事業で100億円超目指す

味の素(東京都中央区)は、ミャンマーで調味料および粉末飲料の生産拠点を整備し、製品カテゴリーを拡充しミャンマー事業拡大を加速、早期に年商100億円を超える事業規模を目指す。
同社の関係会社、ミャンマー味の素食品社(本社:ヤンゴン管区ティラワ経済特区内、以下、MAF社)は、8月からうま味調味料「味の素(R)」の生産工場を本格稼働させ、販売を開始している。また、同特区内に約2200万米㌦(約24億円)を投じ、粉末飲料「Blendy(R)」3in1(「バーディ」3in1)の工場を建設中で、2018年4月に販売を開始する予定。さらに2018年上期中に、味の素(R)の工場内に風味調味料「Ros Dee」(「ロッディ-」)」の生産ライン導入を計画しており、製品カテゴリーを拡充する。これによりミャンマーにおける事業拡大を加速する。
ミャンマーにおけるうま味調味料の2016年度の年間消費量は、前年度比102%の約5万2000㌧(同社推定)で、ASEAN地域ではベトナム、インドネシア、タイに次ぐ市場規模を持つ。

Source: New feed

大英博物館と共同で10/6から「北斎ー富士を超えてー」

大英博物館と共同で10/6から「北斎―富士を超えて―」

あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区)で2017年10月6~11月19日、稀代の浮世絵師、葛飾北斎の後期の作品を集めた特別展「北斎―富士を超えて―」が開催される。これは大英博物館との国際共同プロジェクトとして挙行されるもので、本来、大英博物館でしか見られない北斎の作品が数多く展示される。
北斎はゴッホやモネらに影響を与え、とりわけ「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は「The Great Wave」として世界で最も多くの人々に知られる作品の一つだ。今回は肉筆画を中心に還暦以降の30年に焦点を当て、老いてなお貪欲に進化し続け、亡くなる90歳まで描き続けた、北斎が追い求めた世界に迫る。
開館時間は火~金曜日10時~20時、月土日曜日・祝日10時~18時。休館日は10/10、16、23、30、31日。料金は一般1500円、大学・高校生1000円、中学・小学生500円。

日清紡HD「カーボンアロイ触媒」世界初の実用化

日清紡HD「カーボンアロイ触媒」世界初の実用化

日清紡ホールディングス(本店:東京都中央区)が開発を進める白金代替触媒「カーボンアロイ触媒」が、Ballard Power Systems Inc.(所在地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビー、以下、Ballard社)の燃料電池スタックに採用された。
固体高分子形燃料電池の電極に「非白金触媒」が実用化されるのは世界初。カーボンアロイ触媒を使用したBallard社の燃料電池スタックは2017年12月に販売開始される予定。
カーボンアロイ触媒は、燃料電池の普及を加速させ、その市場をさらに拡充させる可能性を秘めた技術とみられている。

Source: New feed

ユニオンツール タイ子会社設立へ準備開始

ユニオンツール タイ子会社設立へ準備開始

切削工具のユニオンツール(東京都品川区)はタイ・バンナ地区に子会社「UNIONTOOL THAILAND」(仮称)を設立する方針を決め、準備を開始した。同社の全額出資により、平成30年1月に開設する予定。資本金は1億1000万バーツ(約3億3000万円)。
タイでは昨今、製造業全般に活発な事業展開がみられ、今後、高付加価値切削工具に対する需要増が期待されることから、さらなる事業拡大のため、拠点を設置することになった。

Source: New feed

阪和興業 マレーシアのBahru社の株式取得

阪和興業 マレーシアBahru社の株式取得

阪和興業は東南アジア最大のステンレス製造メーカー、マレーシアのBahru Stainless Sdn.Bhd.(以下、Bahru社)へ出資した。
Bahru社の親会社は世界有数のステンレスメーカーで、日新製鋼も出資しているスペインのAcerinox社だ。この結果、Bahru社への出資比率はAcerinox67%、日新製鋼30%、阪和興業3%。
阪和興業はアジアにおける同社のネットワークを生かしてBahru社のステンレス製品の拡販に努めるとともに、全世界に拠点を持つAcerinoxグループとの関係を強化し、グローバルな展開を目指していく。

Source: New feed

大阪万博誘致活動強化へコシノさんらを特使に任命

大阪万博誘致活動強化へコシノさんらを特使に任命

2025年に開催される国際博覧会(万博)の大阪誘致に向け、政府はファッションデザイナーのコシノジュンコさん、茶道裏千家の前の家元で、茶の湯を世界に広める活動をしている千玄室さんを「誘致特使」として任命した。9月15日、外務省で任命式を行い、河野太郎外務大臣が「誘致特使」の委嘱状を手渡した。
国際的に知名度のある2人を特使に起用することで、2018年11月の投票に向けて世界各国で働きかけを進める方針で、政府は今後、特使を増やして誘致活動を強化する。