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16年日中韓交流事業の奈良来場者は延べ126万人余

16年日中韓交流事業の奈良来場者は延べ126万人余

奈良市などのまとめによると、2016年、奈良市を会場に開かれた日中韓3カ国の交流事業「東アジア文化都市」の催しに、奈良を訪れた人は延べ126万6000人余に上り、奈良市が当初見込んでいた100万人の予想を大きく上回ったことが分かった。
東アジア文化都市は、日本、中国、韓国の3カ国の都市が、それぞれの国で1年間持ち回りで古流を深めるため、様々な文化や芸術の催しを企画し開く。2016年は、日本は奈良市が会場となり、3月から12月にかけて東大寺などの寺や神社でアートの作品が展示されたり、演劇やシンポジウムが行われるなど関連する93の催しが開かれた。この結果、奈良県内での経済効果は118億8700万円に上ったという。

凸版印刷・伊藤忠商事 タイで軟包材事業に参入

凸版印刷・伊藤忠商事 タイで軟包材事業に参入

凸版印刷(東京都千代田区)と伊藤忠商事(東京都港区)は、タイ・バンコクで総合パッケージング事業を展開するThung Hua Sinn Printing Network(以下、TPNグループ)と共同で、タイの軟包材事業に参入する。
これに先立ち、TPNグループが新設した軟包材会社TPN Food Packaging Co.,Ltd.と資本業務提携契約を締結。これにより凸版印刷と伊藤忠はTPN Food Packagingの10.7%の株を取得する予定。
両社は、タイおよびインドシナ半島市場における軟包材事業の拡大を目指す。また、事業拡大とともにTPN Food Packageへの追加融資も行っていく予定。

東洋アルミニウム タイ・バンコクに販売会社

東洋アルミニウム  タイ・バンコクに販売会社

東洋アルミニウム(大阪市中央区)はこのほど、タイ・バンコクサトーン区に販売会社「トーヤル(タイランド)カンパニーリミテッド」を設立した。7月から販売業務を開始する。
新会社の資本金は1500万バーツ(約5100万円)で、東洋アルミニウムグループが100%出資する。アルミニウム箔およびその加工品、アルミニウムペーストなどの購入、販売および輸出入代理店業務を行う。事業開始時の従業員数は7人。将来的には生産拠点の設置も検討する。

YKK 外国籍社員向け「ハラル」食堂が認証取得

YKK 外国籍社員向け「ハラル」食堂が認証取得

YKK(東京都千代田区)は、外国籍社員向けに整備した技術開発部門の黒部工場内「ハラル」食堂がこのほど、日本イスラム文化センターより「ハラル認証」を取得し4月から運用を開始した。
同社は主幹事業のファスニング事業で、海外事業会社から技術人材を黒部工場に受け入れ、現地リーダー候補を育成する取り組みを強化しているが、外国籍社員が研修に打ち込める生活インフラ整備が課題となっていた。そこで「食の安全・安心」の提供を目的として1月からムスリム(イスラム教徒)を対象としたハラル食やベジタリアンへのサービスをスタートさせていた。

谷崎、林芙美子らの直筆短歌 中国文学者と交流の証

谷崎、林芙美子らの直筆短歌 中国文学者と交流の証

谷崎潤一郎や林芙美子らが中国の文学者に宛てた未公開のはがきや手紙などが見つかった。専門家は、日中間で戦時下の当時の時代背景を考え合わせると、こうした文学者同士の交流は奇跡に近く、貴重な史料だとしている。
新たに見つかったのは、谷崎潤一郎、林芙美子のほか、志賀直哉、武者小路実篤など日本の近代文学作家が記したはがきや手紙など合わせて18点。これらは2016年5月、福山大学の久保卓哉名誉教授が、中国の文学者で戦前、今の東京大学で講師を務めた方紀生の遺族が住む京都市内の居宅で見つけた。
このうち、谷崎潤一郎直筆の短歌は妻が箸でそうめんをすくいあげる夏の情景を詠んだもので、一緒に見つかったはがきから昭和16年ごろ、方紀生から土産をもらったお礼に贈られたとみられるという。また、林芙美子が昭和11年に中国を訪れた際、方紀生の手帳に書いた俳句は、林が前の年に発表した小説の一節がもとになっている。

比中央銀行本店などで太陽光発電 日系企業で初受注

比中央銀行本店などで太陽光発電 日系企業で初受注

太陽光発電関連設備販売事業を手掛けるエグチホールディングス(名古屋市守山区)は、フィリピンの大手衛星通信会社で、同社のパートナー企業のWe are IT Philippines社と共同で、フィリピン政府による屋根置き太陽光発電設備の設置事業を落札、受注した。
同事業はPNOC(Philippine National Oil Company)がフィリピン政府から入札を受託しており、PNOCが管理する環境エネルギー事業入札案件としては、日系企業として初の受注となる。4月中旬に着工し、6月中旬までの完工を目指す。
フィリピンの国立銀行、フィリピン中央銀行の本店屋根に200KW、造幣局の屋根に400KW、計600KW規模の太陽光発電設備を建設する。建設場所はマニラ市、ケソン市。パネル設置枚数は2現場合わせて2250枚。

JOGMEC カンボジアで銅,金,モリブデンを共同探鉱

JOGMEC カンボジアで銅,金,モリブデンを共同探鉱

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC、本部:東京都港区)は、カナダの探鉱会社アンコール・ゴールド社と、カンボジア・オヤダオ南地域で銅・金およびモリブデンを対象とした新規の共同探鉱を開始した。
JOGMECは約3年間で計300万㌦の探鉱費用を負担することにより、このプロジェクトの51%の権益を取得することができる。
オヤダオ南地域は、ラタナキリ州の州都バンルンの東南東約40㌔㍍に位置し、面積は235㌔平方㍍。JOGMECはアンコール・ゴールド社と同地域で地化学探査・物理探査およびボーリング調査を実施し、新たな金属鉱床の発見を目指す。

代表作など88件集め仏師・快慶展 奈良国立博物館

代表作など88件集め仏師・快慶展 奈良国立博物館

運慶と並び称される鎌倉時代の仏師・快慶の代表作を集めた展覧会が4月8日から奈良国立博物館で始まった。6月4日まで。
会場では国宝の「僧形八幡神坐像」や「弥勒菩薩立像」など国内外から集められた快慶の代表作など国宝7件、重要文化財50件を含む88件が展示されている。
僧形八幡神坐像は、東大寺境内にある手向山八幡宮の前身にあたる神社で祀られていた坐像だ。僧の形をしたご神体で、内部には後鳥羽天皇や後白河法皇などの名前が墨で記されている。弥勒菩薩立像は、アメリカのボストン美術館所蔵の像で、これまで確認されている中で、最も初期の快慶の作品だ。瑞々しく、若々しい体つきが特徴。

東芝の半導体子会社売却入札に2陣営が2兆円超提示

東芝の半導体子会社売却入札に2陣営が2兆円超提示

複数のメディアによると、経営再建中の東芝が進めている半導体子会社売却の入札で、台湾の鴻海精密工業など2陣営が2兆円を超える買収額を提示したことが分かった。
東芝が実施した1次入札には10社弱が応札し、ほとんどが100%の株取得を前提としている。東芝側は2兆円を一応の目安としていたが、鴻海精密工業は3兆円に迫る額を提示したほか、米半導体大手のブロードコムも2兆円超で応札したもようだ。この2陣営を除けば、米ウエスタンデジタルや韓国のSKハイニックスなどいずれも1兆円台で応札した。

ヤマハ 4月からインドネシアで新スポーツモデル

ヤマハ 4月からインドネシアで新スポーツモデル

ヤマハ発動機は4月から、スーパースポーツのフラッグシップモデル「YZF-R1」のDNAを受け継ぐスポーツモデルの新型「YZF-R15」をインドネシアで発売、その後ASEAN各市場に導入する。
今回発売する新モデルは、現行モデルと比べ排気量3%アップながら出力18.3%向上、実用燃費4.7%向上を図った可変バルブシステムを搭載していることなどが大きなポイント。都市部の20代男性やモーターサイクルのトレンドに敏感な顧客層を主なターゲットとしている。
メーカー希望小売価格は3450万ルピア(ジャカルタ店頭価格)。発売後1年間で同国内で5万台の販売を目標とする。