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台湾 21年の貿易額は輸出入とも過去最高 貿易黒字も最高

台湾財政部がこのほど発表した貿易統計速報によると、台湾の2021年通年の貿易額は、輸出が前年比29.4%増の4,464億4,785万ドル、輸入が同33.2%増の3,811億6,672万ドルとなり、いずれも過去最高額を記録した。この結果、貿易黒字も同10.7%増の652億8,113万ドルと過去最高額となった。
国・地域別輸出は、上位国・地域向けがいずれも過去最高額を記録した。中国向けは22.9%増、香港向けは28.7%増、ASEAN向けは32.0%増、日本向けは24.8%増だった。輸入では、これらの上位国・地域で軒並み増加したほか、中東からの輸入が59.0%増の251億4,217万ドルと大幅に増加した。

関電グループ 夢洲でスマートポールの実証実験を開始

関西電力グループは1月13日、2025年大阪・関西万博の会場である人工島、夢洲(ゆめしま)で、スマートポールの実証実験を開始したと発表した。この実証実験では、太陽光発電によるポールへのエネルギー供給やスマートフォンへのワイヤレス充電、Wi-Fi機能の性能、塩害や風害によるポールの耐久性に関する検証を行う。また、非接触充電ドローンポートの性能や、ポールに設置したカメラとドローンを活用した防犯機能・見守り機能の有効性も検証する。

東北大・山口大・東大 三畳紀末の大量絶滅の実態を解明

東北大・山口大・東大の研究グループは1月13日、約2億年前の三畳紀末の大量絶滅の実態を解明したと発表した。同グループは堆積岩の加熱実験を行い、比較的低い温度では二酸化硫黄が、高い温度では二酸化炭素がより多く放出されることを明らかにした。さらに、大量絶滅を記録した地層から発見した加熱温度に制御されて生成する堆積有機分子の種類の変化から、火山活動が低温から高温へ移行したと推定した。
以上の結果から、三畳紀末の大量絶滅は次のプロセスで起きたことを提唱した。
①大規模火山活動のマグマが、比較的低温で堆積岩を加熱した結果、大量の二酸化硫黄が生成された②二酸化硫黄が成層圏に入り、硫酸エアロゾルを形成した③硫酸エアロゾルが太陽光を反射し、光合成阻害や地球寒冷化などにより生物の大量絶滅が起こった。
これを境に、それまで繁栄していたワニの先祖の大型爬虫類が絶滅し、恐竜の多様化が始まった。それまで小さく地味だった三畳紀の恐竜は三畳紀末の大量絶滅以後に急速に大型化して、ジュラ紀以降の繁栄につながった。
これまで大量絶滅を引き起こした大規模火山活動が、どのように環境変動を引き起こしたかは不明だった。
今回の研究の成果は、国際誌「Earth and Planetary Science Letters」に掲載されるのに先立ち、1月12日付電子版に掲載された。

田中電子 中国杭州市にパワー半導体Alボンディングワイヤ工場

TANAKAホールディングス(本社:東京都千代田区)は1月12日、田中貴金属工業(本社:東京都千代田区)の子会社で、各種ボンディングワイヤの製造を手掛ける田中電子工業(本社:佐賀県神埼郡)が、中国の杭州市にパワー半導体Al(アルミニウム)ボンディングワイヤ(以下、Alボンディングワイヤ)を製造する第2工場を新設すると発表した。生産能力を増強、2022年11月に稼働する予定。田中電子工業は本・新工場を含め2025年までにAlボンディングワイヤの生産能力を現行の約3倍に拡大し、世界的な需要増大に対応する。

全国コロナ新規感染者2万人超え 1万人からわずか2日間で

新型コロナウイルスの1日の新規感染者が1月14日、全国で2万2,045人に上った。連日急速に増え続けている。新規感染者が2万人を上回るのは2021年9月1日以来。
オミクロン株の感染急拡大により、12日に1日の感染者が1万人を超えたばかりだが、それからわずか2日間で2万人を超えたことになる。
2021年夏の第5波では7月に初めて1万人を超え、そのおよそ2週間後に2万人超えとなった。今回のオミクロン株の感染力がいかに強く、急拡大しつつあるかが分かる。1日の感染者がこれまでで最も多いのは2021年8月20日の2万5,992人。今の勢いだと早晩、これを更新することが懸念される。

日本 濃厚接触者の待機期間10日間に短縮 厚労相が表明

後藤厚生労働相は1月14日、感染拡大中の「オミクロン株」の潜伏期間を考慮し、新型コロナウイルスの濃厚接触者の待機期間を、現在の14日間から10日間に短縮する方針を示した。後藤氏は、「オミクロン株の潜伏期間は3日のケースが最も多く、10日を超えることは極めて稀ということが判明したため」と説明した。
また、医療従事者など社会活動の維持に必要な「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人については、待機から6日目にPCR検査などで「陰性」と確認されれば、解除を認める方針も示した。

日本 入国後待機を10日間に短縮 オミクロン株の潜伏期間考慮

日本政府は1月14日、すべての国・地域からの入国者に対して求めていた14日間の待機を、10日間に短縮すると発表した。感染から発症までに時間がかかるため、入国後に健康観察などを実施していたが、世界中で大流行するオミクロン株は従来株よりも潜伏時間が短いと判断した。

米ファイザー 新型コロナ飲み薬を国内で製造販売承認申請

米製薬大手ファイザーは1月14日、新型コロナウイルスの飲み薬候補「パクスロビド」について、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。軽症や中等症患者向けの薬で、日本政府は200万人分の供給を受けることでファイザーと基本合意している。オミクロン株が感染急拡大する中、承認されれば治療の選択肢が広がり、医療ひっ迫を抑止できる可能性がある。実用化されれば軽症・中等症治療の飲み薬では、国内で米メルクの飲み薬「モルヌピラビル」に次いで2つ目となる。

三井不動産 台湾「アウトレットパーク台南」グランドオープン

三井不動産(本社:東京都中央区)は1月12日、プロジェクト会社、三南奥特菜斯股份有限公司を通じ、台湾南部で開発を進めてきたアウトレットモール「三井アウトレットパーク台南」を2022年2月中旬より一部店舗の営業を開始し、2月25日にグランドオープンすると発表した。同モールには台南エリア初出店34店舗、日系ブランド47店舗を含む約190店舗が集積。台湾3大都市圏の一つ、南部都市圏に初進出し、これにより台北・台中と合わせ、台湾3大都市圏すべてでアウトレット事業を展開することとなった。