京都大学の斎藤通紀教授らのグループは、マウスの実験で、体の様々な細胞に変化できるES細胞を使い、卵子の元になる細胞「卵母(らんぼ)細胞」を効率よく大量につくり出すことに成功したと発表した。1回の実験で、従来の10倍から100倍ほど多くつくることができたという。
これまで必要とされてきた、卵巣の細胞を使わずにつくることができ、グループは卵子ができる詳しいメカニズムの解明や、不妊治療の研究につながる成果だとしている。
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住宅「リースバック」サービスでトラブル急増 5年間で10倍
国民生活センターによると、自宅を売却後、賃料を支払って住み続ける「リースバック」サービスを巡り、大都市圏中心に高齢者からトラブルの相談が相次いでいる。
2024年度に全国から寄せられた相談件数は251件に上り、5年前(2019年度)のおよそ10倍に増えている。このうちおよそ7割にあたる172件が、70歳以上の高齢者が契約したケースという。近畿2府4県では合わせて26件の相談が寄せられ、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に次いで多くなっている。
リースバックは、自分が暮らすマンションや戸建て住宅などを不動産業者に売却して現金を受け取り、その後は毎月、売却元に賃料を支払って同じ家に住み続けられるサービス。
トライアルHD 西友の買収完了 デジタル技術で首都圏攻勢へ
九州地方を地盤としてディスカウント店を展開するトライアルホールディングス(HD)(本社:福岡市)は7月2日、大手スーパー、西友(本社:東京都武蔵野市)の買収を完了したと発表した。米投資ファンドKKRと米ウォルマートから、西友の全株式を取得し完全子会社化した。この結果、買収後の連結売上高は、単純合算で約1兆2,000億円規模となり、コンビニ大手のローソンや、スーパー大手のライフコーポレーションを上回る。
トライアルは、デジタル技術を生かした効率的な店舗運営を強みとし、全国に5月末時点で348店舗を展開している。ただ、現時点では東京都内に店舗は保有していない。今後は強みとするデジタル技術を導入し、西友の事業を立て直し、首都圏への出店を強化していく。
猛毒バイカルハナウド 北大以外の札幌市内で自生を確認
札幌市は7月2日、触ると皮膚がただれる猛毒植物「ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)」とみられる植物が、サイクリングロード「白石こころーど」(所在地:白石区東札幌1条6丁目)付近に生育しているのを確認したと発表した。草丈1.5m〜2.5mの5、6株と同20cm〜30cmの20〜30株の大小合わせて40株近くを除去したという。
市環境局によると1日、市民から北海道大学構内で確認された毒性の疑いのある植物に酷似した植物があると、市土木センターに相談があった。そこで2日に市環境局と北大が現地に赴き、確認し除去した。
バイカルハナウドは、西アジア原産のセリ科の植物で、の本の環境省の指定する「特定外来生物」には含まれていない。だが、強い毒性が確認されている。