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総人口に占める子どもの割合 日本11.1%, 米英17%台

総務省が発表した4月1日現在、15歳未満の子どもの推計人口は前年比35万人減の1,366万人で、比較可能な1950年以降で最少を更新した。その結果、総人口の1億2,340万人に占める割合は前年比0.2ポイント減の11.1%と51年連続で低下し、過去最低を記録した。そして、深刻な少子化が進行していることを改めて示した。
総人口4,000万人以上の37カ国で、子どもの人口が総人口に占める割合(日本以外は2024年推計値)をみると、日本の11.1%は韓国の10.6%に次いで低い。米国の17.3%、英国の17.2%など主要国と比べると、大幅に低いことが分かる。近年、国を挙げての抜本的かつ切れ目のない少子化対策の必要性が声高に指摘され、政府も異次元の少子化対策を講じてきたはずだが、少子化には全くブレーキが掛かっていない。

応神天皇陵の前方部に巨大石室 旧宮内省が90年前に調査

宮内庁の資料などによると、応神天皇陵として同庁が管理する大阪府羽曳野市の前方後円墳・誉田御廟山古墳(5世紀前半、全長425m)で、旧宮内省が1935年が調査し、前方部から巨大な竪穴式石室が見つかったことが分かった。宮内庁関係者によると、古墳時代の天皇陵で埋葬施設が公式に調査された唯一の事例。
これにより、前方後円墳の意味・内容の修正が必要になる。これまで、ヤマト政権の象徴である前方後円墳の埋葬施設は後円部に造られ、前方部は祭祀の場などと考えられていたが、前方部にも血縁者や政権を支えた有力者ら葬った可能性が浮上した。このことは、大型の前方後円墳が王一人のための墓ではないことを示し、謎の多い天皇陵の実態を知る貴重な手掛かりになる。

井上尚弥 無敵!8回TKO4度目の4団体王座防衛

ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体タイトルマッチが5月5日、米国ラスベガスのTモバイルモバイル・アリーナで統一王者の井上尚弥(大橋)と世界ボクシング協会(WBA)1位の挑戦者、ラモン・カルデナス(米国)との間で行われた。
この試合、井上が2回にカウンターで相手の左フックを浴びてダウンを喫するシーンはあったが、3回以降、右ストレートや左ボディを中心に反撃。計ったように7回でダウンを奪い、8回連打を浴びせたところで、レフェリーストップとなった。この結果、4団体統一王座の4度目の防衛に成功した。これで11戦連続KO勝ち。戦績は30戦全勝(27KO)となった。

佐々木朗希 メジャー初勝利 7度目の正直 5回3失点

米KLBは5月3日、各地で行われ、ドジャースの佐々木朗希はジョージア州アトランタでのブレーブス戦に先発し、5回を投げて1本塁打を含む6安打3失点に抑え、7度目の登板でメジャー初勝利(1敗)を挙げた。
ドジャースは、大谷の8号などで10−3で勝ち、7連勝とした。

働く高齢者930万人と過去最多 人手不足社会の課題

生産年齢人口(働き手)が減少していく中、働く高齢者が増えている。総務省によると、65歳以上の就業者は2024年時点で930万人に達し、過去最多を更新した。就業率は25.7%で、高齢者の4人に1人が働いている。就業者全体の7人に1人が高齢者となっている。
背景にあるのは、国内で深刻化する人手不足と、老後の年金に頼るだけの家計、生活への不安からだ。2021年施行の改正高年齢者雇用安定法は、70歳までの就労機会の確保を企業の努力義務とした。これに伴い、60歳が義務となっている定年を引き上げたり、定年後の再雇用の上限年齢を見直したりする動きが出ている。
理由はどうあれ、高齢者も生きがい・やりがいをもって働くことは、健康維持や介護予防の観点から、本人にとってはもちろん、社会にとっても意義のあることだ。だが、それでも少子高齢化が加速する中、人手不足社会の課題を、目先の女性の高職責への積極登用、高齢者の労働戦力化だけでは、中長期的課題の解決・解消には極めて不十分と言わざるを得ない。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の予測では、高齢者らの労働参加が順調に進んだとしても、日本の就業者数は2030年に2024年比1%増の6,858万人でピークに達し、その後は減少に転じる。
働き手が減り続ける日本の未来はどうなるのか?想定される人工知能(AI)やロボットの活用、そして外国人特定技能労働者の積極的な導入により、生産性を高めていけば日本経済は維持できるのか。細密な中長期のビジョンとプログラムへの対応策の落とし込みが求められる。

子ども 推計1,366万人 44年連続 過去最少 急減が加速

総務省は5月4日、「こどもの日」(5日)に合わせて、4月1日現在の15歳未満の子どもの推計人口を発表した。前年より35万人少ない1,366万人で、44年連続の減少となった。今回初めて1,400万人を割り、比較可能な1950年以降で最少を更新した。
総人口(1億2,340万人)に占める割合は前年比0.2ポイント減の11.1%と51年連続で低下し、過去最低。子どもの人口は2015年に1,600万人を下回った後、2021年には1,500万人を割り、急速なペースで減少を続けている。全47都道府県で減少している。
男女別で見ると、男子が699万人で、女子が666万人。3歳ごとに区分すると、0〜2歳が最も少ない222万人で、3〜5歳が250万人、6〜8歳が278万人、9〜11歳が302万人、12〜14歳が314万人と続き、年齢が下がるどとに少なくなっている。

和歌山・白良浜海水浴場”本州一早い”海開き一足早い海水浴

和歌山県白浜町の白良浜海水浴場で5月3日、”本州でいちばん早い”と銘打った海開きが行われた。同日は家族連れなどおよそ100人が浜辺に集まり、安全祈願の神事が行われた後、テープカットとともに、地元の子どもや観光客などが一斉に海に飛び込み、一足早い海水浴を楽しんでいた。白良浜海水浴場は、今シーズンは9月15日まで開設される予定。

双日 インドのバイオメタン製造・販売事業に参入

双日(本社:東京都千代田区)は4月30日、インドのバイオメタン製造・販売事業に参入すると発表した。同社は、インドでバイオメタン製造プラントの設計、建設、運転・保守事業を手掛けるGPS Renewables Private Limited(以下、GPSR、本社:カルナタカ州ベンガルール)と、インド最大手の国営石油会社Indian Oil Corporation Ltd.(以下、IOCL、本社:マハラシュトラ州ムンバイ)が共同で設立した特別目的会社、IOC GPS Renewables Pvt.Ltd.(以下、IGRPL、本社:デリー) に出資。この出資を通じて同事業に参入する。
IGRPLは、農業廃棄物などの原料を使用したバイオメタンの製造・販売事業の開発および運営に取り組み、2026年度から2027年度にかけてインド国内で30基のバイオメタンプラントを稼働させ、年間16万トンのバイオメタンを製造・販売する計画。同事業における総事業費は合計4億米ドル超となる見込み。

ドジャース 山本由伸 初の月間MVPに 日本投手で5人目

MLBドジャースの山本由伸投手が5月2日、ナショナルリーグ投手部門の3月と4月の月間MVP(最優秀選手)に選ばれた。山本投手はここまでドジャースのローテーションの柱として6試合に先発、3勝を挙げ、防御率はナショナルリーグ、アメリカンリーグ両リーグトップとなっている。
MLBから月間MVPの発表があった同日、アトランタで行われたブレーブス戦に先発し、6回1安打無失点、6奪三振で4勝目(2敗)を挙げた。山本投手が月間MVPに選ばれるのは初めて。

京都・下鴨神社で勇壮! 流鏑馬神事 葵祭の安全を祈願

京都の世界遺産、下鴨神社で5月3日、毎年5月15日に行われる「葵祭」の安全を祈る流鏑馬(やぶさめ)の神事が行われた。この神事は境内の「馬場」で行われる。平安貴族や武士の装束に身を包んだ「射手」が、10mおきに置かれた、およそ50cm四方の3つの的に向かって馬で駆け抜けながら、連続して矢を放ち的を射る勇壮な催し。
射手が疾走する馬の上でバランスを取りながら、素早く弓を構えて矢を放つ。矢が見事命中すると、列をなして見守る人たちから大きな拍手が送られていた。葵祭は祇園祭(7月)、時代祭(10月)とともに京都三大祭の一つ。