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シスメックス 30億円投じたインドの生産拠点が本格稼働

シスメックス(本社:神戸市)は4月28日、グループ初の診断薬・機器双方の生産機能を備えるインド・グジャラート州の総額30億円を投じた生産拠点が4月より本格稼働を開始したと発表した。これはインドのモディ政権が掲げる”Make in India”政策に対応したもの。インド市場向け多項目自動血球計数装置XQ(TM)シリーズの現地生産のスタートとなる。
新生産拠点の所在地はグジャラート州サナンドII工業団地。敷地面積は1万8,100㎡、延床面積は1万600㎡。診断薬と機器の両製品を生産する。

鎌倉〜昭和初期まで800年の歴史 京都”大原女”再現, 時代行列

京都市左京区で4月29日、鎌倉時代から昭和初期までおよそ800年にわたり続いた”大原女(おおはらめ)”と呼ばれる女性たちの姿を再現した時代行列が行われた。大原女は、市内左京区の大畑地区から街の中心部まで往復およそ20kmを、たきぎなどを頭に乗せて売り歩いた女性たちのこと。
同日はおよそ70人が参加し、紺色の着物にたすき掛けの赤い紐が特徴の衣装を身にまとい、2kmの道のりをおよそ2時間かけて歩いた。今年は新型コロナ禍の影響で中止されていた小学生の参加が5年ぶりに再開され、子ども大原女も加わっていた。

奈良・桜井市の談山神社で春「けまり祭」古代の妙技再現

藤原鎌足を祀る奈良県桜井市の談山神社で4月29日、春の「けまり祭」が行われた。この祭は、藤原鎌足が蹴鞠(けまり)を通じて中大兄皇子と出会い、「大化の改新」の計画を練ったという故事にちなんで春と秋に行われている。烏帽子(えぼし)や袴(はかま)など、色とりどりの古代の衣装を身に着けた保存会の人たちがまりを蹴り合うもの。
同日は保存会のメンバー8人が境内の広場で輪になり、鹿革の白いまりを使って、右足の甲だけを使って蹴り上げる作法のもと、「アリ」「ヤア」「オウ」など独特の掛け声とともに、蹴まりの”技”を披露した。

「百日せき」全国患者数1,884人 4週連続で過去最多更新

国立健康危機管理機構によると、4月20日までの1週間に全国の医療機関から報告された「百日せき」の患者数は1,884人で、前の週から600人余り増え、4週連続で過去最多を更新した。都道府県別にみると、兵庫県で134人、新潟県で127人、東京都で116人、大阪府で110人、福岡県で102人などと続いている。
今シーズンは患者数の増加に伴い、ワクチンを接種する前の乳児が死亡したり、重症化したりするケースが報告されているほか、これまで治療に使われてきた抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染するケースも各地で報告されているという。

東京・スカイツリーで大空泳ぐ約1,000匹のこいのぼり

「こどもの日」(5月5日)を前に、東京都墨田区の東京スカイツリーの商業施設で4月28日、例年通りおよそ1,000匹のこいのぼりが掲げられ、大勢の観光客や家族連れが大空を泳ぐこいのぼりを眺め楽しんでいた。赤、青、黒など色とりどりのこいのぼりに加え、スカイツリーのそばにある「すみだ水族館」の人気者、チンアナゴやニシキアナゴにちなんだのぼりも、悠々と大空を泳いでいた。このイベントは5月6日まで。

増加する高速の逆走 2023年224件 死傷事故の4割占める

国土交通省や高速道路各社によると、高速道路での逆走が年間200件前後発生しており、2023年には224件に上っている。2011〜2023年に起きた逆走のうち、事故に発展したしたのは2割程度。高速道路の事故全体で死傷者が出た場合は約1割程度だが、逆走事故に限ると、死傷事故の割合は4割に上っている。
逆走の開始場所では、インターチェンジ(IC)を含む出入り口や分岐・合流カ所が最多の約4割を占めている。高速道路各社はこれらの場所で注意喚起を行っていて、「進入禁止」の標識や順路を示す道路上の矢印などが整備されているが、運転者の見落としで逆走が後を絶たない。

EUと連携 自由貿易を守れ もう今の米国は頼りにするな!

トランプ大統領による世界に向けた一律の関税措置は、日米同盟のパートナー国”日本は別”の措置があるはずーーと見ていた政界、とりわけ与党の米国に対する不信感は尋常ではなかったろう。ここから導き出されるメッセージは、少なくともトランプ政権の「米国は、もう今までの米国ではない。頼りにするな」ということだろう。トランプ米政権の高関税政策は、世界経済を大混乱に陥れ、戦後の発展を支えてきた自由貿易体制はいま、危機に瀕しているといっていい。まさしく歴史的な転換点にある。
そんな中、日本が取るべき施策は環太平洋経済連携協定(TPP)を軸に欧州連合(EU)などと連携し、自由貿易を守る輪を広げて行くことではないか。EU側でも積極的に連携先を模索する動きが目立っている。フォンデアライエン欧州委員長は4月、TPP加盟国のシンガポールとニュージーランドの首相と、相次いで電話会談している。
日本はTPPで主導的役割を担ってきた歴史がある。関税撤廃率が高いTPPに、EUが現状のままで加盟するのは当面難しいとしても、連携を強化し、TPPの存在意義を知らしめることが大事だ。TPPはベトナム、メキシコなどに加え2024年、英国が域外から加盟し、12カ国に拡大した。EUと合わせれば人口規模は10億人を超え、世界の国内総生産(GDP)の3分の1を占める巨大経済圏となる。米国がその座を放棄した今、TPPこそ自由貿易を守る”核”として発展させていくことが期待できるのではないか。

「育成就労」巡り意見公募開始 詳細設計へ 出入国管理庁

出入国在留管理庁は4月28日、外国人技能実習制度に代わる新制度「育成就労」を創設する改正出入国在留管理・難民認定法を巡り、2027年4月1日の施行に向け、詳細な制度設計を盛り込んだ法務省令案に関する意見公募(パブリックコメント)を開始した。今夏ごろの省令改正を目指す。
省令案では、育成就労で新たに認める転籍(転職)について、地方から都市部への過度な人材流出を防ぐため、東京、大阪、神奈川、千葉、埼玉、愛知、京都、兵庫の8都府県を「大都市圏」と定め、同圏内の事業者が受け入れ可能な転籍者数を他の道県よりも制限している。

日本ダービー馬タスティエーラ 香港G1を制覇

2023年の日本ダービー(G1、芝2400)を勝ったタスティエーラ(牡5歳)が、豪州のダミアン・レーン騎手が騎乗し4月27日、香港競馬のクイーンエリザベス2世カップ(G1、芝2000m)をを制覇した。なお、同レースでは2着にもプログノーシス(牡7歳)が入り、日本馬」が1,2着を独占した。

牝馬3冠リバティアイランド安楽死 香港Gレースで故障発症

2023年の3歳牝馬三冠馬リバティアイランド(5歳)は4月27日、香港競馬のクイーンエリザベス2世カップ(G1、芝2000m)に出走、最後の直線で故障して競走を中止した。馬主のクラブ法人、サンデーレーシングの発表によると、左前脚の種子骨靭帯を断裂する大ケガを負い、現地で安楽死の措置が施された。この結果、三冠牝馬の名牝の血をつなぐことはできなくなった。