日本映画製作者連盟は1月27日、2020年の全国映画概況を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、映画館への入場人員数は前年比54.5%の1億613万7,000人と落ち込み、統計を取り始めた1955年以降最低だった、
年間興行収入は1,432億8,500万円で、現行方式での発表となった2000年以降で最低。このうち邦画は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットもあり1092億7,600万円と前年の76.9%にとどまったが、洋画は340億900万円と前年のわずか28.6%にとどまり、大幅に減少した。
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秀吉期の大坂城 築城当時の石垣公開 大阪市教委が発掘
大阪市教育委員会などは1月26日、大阪城の地下に埋まっていた豊臣秀吉による築城当時の石垣の一部を報道陣に公開した。石垣は過去2回の発掘調査で確認。大阪市が2023年春のオープンを目指す常設展示施設の建設に向けて、2020年3月から本丸東部の一角を発掘し、南面部分を初めて掘り出した。
今回発掘されたのは1984年の調査で発見され、埋め戻されていた石垣で、築城当時の1583年ごろに築かれたとみられる。天守閣がある本丸中心部の「詰野丸」南東角の石垣で、高さ約6m、南面幅約6.9m、東面幅約7.7mを掘り出した。その結果、1615年の大坂夏の陣で焼けたとみられる痕跡が見つかったほか、近くから豊臣期のものとみられる金箔が押された瓦も出土した。
豊臣秀吉が築いた大坂城は大坂夏の陣で落城。その後、徳川幕府が豊臣期の石垣の上に盛り土をして埋め立て新たに築城。現存する石垣などは徳川期に再建されたもの。
タイ日通 国内輸送サービスの医薬品のGDP認証を取得
日本通運は1月27日、タイ日本通運(以下、タイ日通)が2020年12月22日を発効日として、航空貨物フォワーディングと連携したタイ国内輸送サービスの提供に関する医薬品の適正流通基準、GDP(Good Distribution Practice)の認証を取得したと発表した。
これによりタイ日通は、まず日系の医薬品販売会社に対して輸入フォワーディング、配送の拡販を行い、すでにGDP認証取得しているグループ各社と連携し、非日系企業に対する拡販を進めていく。将来的には業容拡大に向けて、保管サービスについての認証取得も検討していく。
近年タイ医薬品市場は年間5%前後の成長を示しており、医薬品市場全体のうち輸入医薬品は約57%を占めている。