social のすべての投稿

武田薬品 中国企業に高血圧治療薬など5品目330億円で売却

武田薬品工業(本社:大阪市中央区)は12月21日、中国で販売している高血圧治療薬「エブランチル」を含む循環器疾患など医薬印5品目を、同国の製薬会社ハステンバイオファーマシューティックに売却すると発表した。売却額は3億2,200万ドル(約330億円)で、2021年6月末までに完了する。販売に関わる人員も移籍するが、製造は武田が引き続き担う。

川崎重工 低炭素・カーボンフリー電力「グリーンエナジー」設立

川崎重工業は12月23日、低炭素・カーボンフリーな電力を取り扱う「カワサキグリーンエナジー」を設立し、2021年4月1日より営業を開始すると発表した。
グループ企業の川重商事の電力小売事業を分離し、川崎重工と川重商事が共同で新会社を設立する。新会社は、川崎重工が全国各地の自治体に納入した廃棄物処理プラントで発電されたカーボンフリーの電力を中心に取り扱うことで、顧客の環境施策に貢献する。
新会社の本店所在地は神戸市中央区の川崎重工・神戸工場内。資本金は4,250万円(予定)で、出資比率は川崎重工50.1%、川重商事49.9%。

大阪を「国際金融都市」に 21年3月までに推進組織設置へ初会合

大阪府庁で12月23日、大阪を海外の金融機関や専門人材が集まる「国際金融都市」にするための準備組織の初会合が開かれ、2021年3月までに有識者も加え新たな組織を設置し、環境整備などを進めていく方針を確認した。会合には大阪府の吉村知事、大阪市の松井市長、関西経済連合会の松本会長らが出席した。
この中で、①大胆な規制緩和による革新的な都市を実現すること②アジアのデリバティブ取引市場をけん引する一大拠点の創設-などを目指すことを確認した。

キューピー 中国G会社の広州丘比食品が1月から操業開始

キューピー(本社:東京都渋谷区)は12月23日、中国グループ会社の広州丘比食品有限公司が2021年1月から操業開始すると発表した。
広州丘比食品は、中国における4カ所目の生産拠点で、5つ目の現地法人として2018年2月に設立。主要な生産品目は家庭用および業務用のマヨネーズ・ドレッシングで、同社が製造する商品はグループの杭州丘比食品有限公司が販売する。

レンゴー ベトナムの段ボール・紙器メーカーの株式取得し傘下に

レンゴー(本社:大阪市北区)は12月23日、タイの合弁会社タイ・コンテナーズ・グループ社(以下、TCG社)が、ベトナムのホーチミン近郊に位置する段ボール・紙器メーカー、ビエンホア・パッケージング社の株式94.11%を、子会社のTCGソリューションズを通じて取得したと発表した。
今回の株式取得により、ベトナムにおけるレンゴーグループの生産拠点は段ボール工場6拠点、紙器工場2拠点の体制となる。

“黒いあごひげ”の足利義満 新たな肖像画発見 狩野派の絵師作か

室町幕府の隆盛期をつくった第3代将軍、足利義満の異例の姿を描いたとみられる肖像画が新たに見つかった。黒々としたあごひげや若々しい表情などが特徴。見つかった肖像画は縦1m余り、横40cmほどの、僧侶の姿をした人物が畳に座ったもの。
東京大学史料編纂所などが調査したところ、顔つきや衣装などから、足利義満の出家後の姿を描いたと判断された。また、肖像画の布地の絹や押された印の特徴から義満の死後150年ほど経過した1550年前後に狩野派の絵師が描いたとみられるという。
義満の肖像画として広く知られているのは、京都・鹿苑寺(金閣寺)所蔵のもの。これと比べると別物で、黒々としたあごひげや、顔のしわが少なく若々しい表情など、一気に若返った義満だ。

タイの11月自動車生産11.9%増の17万台余と19カ月ぶりプラス

タイ工業連盟はこのほど、2020年11月の自動車生産台数が前年同月比11.9%増の17万2,455台と、19カ月ぶりにプラスに転じたと発表した。
全体の56.5%を占める国内販売が前年同月比18.6%増の9万7,441台、43.5%を占める輸出が4.3%増の7万5,014台だった。部門別では乗用車が9.1%増の6万6,296台、ピックアップトラックなどの商用車が13.7%増の10万6,159台だった。
1~11月の累計では前年同期比31.7%減の128万3,963台にとどまっている。うち、輸出が33.0%減の64万9,893台、国内向けが30.2%減の63万4,070台だった。部門別では乗用車が35.1%減の48万8,300台、商用車が29.4%減の79万5,663台となった。

市販用高齢者向け食品市場 2030年に278億円規模へ 富士経済

総合マーケティングの富士経済(所在地:東京都中央区)の調査によると、市販用高齢者向け食品市場は2030年に278億円規模となる見込み。
市販用高齢者向け食品市場は、政府が施設介護から在宅介護へ本格的に舵を切っていることに加え、女性の社会進出や老々介護など介護の担い手の変化、訪問介護での人手不足などで調理の簡便化ニーズが高まり、緩やかながらも拡大している。
同社は今回、市販用高齢者向けの飲料、主食、おかず、おやつ・デザートなどのメニュー別、ドラッグストアや通販などのチャネル別に分析した。

TDK 中国SZ Desayと業務提携で覚書 二次電池のパック事業で

TDK(本社:東京都中央区)は12月22日、100%子会社で二次電池のパック事業を手掛けるNavitasys Technology Limited(所在地:中国・香港特別行政区、以下、NVT HK)が、二次電池のパック事業を手掛けるShezhen Desay Battery Technology Co.,Ltd.(所在地:中国広東省、以下、SZ Desay)との間で、合弁会社の設立を含む業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。
NVT HKの合弁会社に対する持株比率は最大で49%とし、残りをSZ Desayが所有することを予定。合弁会社化を予定する会社は現在SZ Desayの100%子会社で同事業を手掛けるHuizhou Desay Battery Co.,Ltd.(所在地:中国広東省)となる。
この業務提携で二次電池のパック事業において、合弁会社を通じ両社の協力関係を強め、この分野での製品競争力のさらなる強化を目指す。