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日本の変異株の疑い例46都道府県で3,564人 各年代幅広く感染

厚生労働省は4月14日、感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異株について、自治体のスクリーニング(ふるい分け)検査で疑い例が山形県を除く46都道府県で計3,564人(4月13日時点)確認されたと発表した。前週比で1,525人(7~13日分)増加した。大阪府と兵庫県で3分の1を占め、最も増えたのは319人増の東京都。
変異株の疑いで最も多いのが大阪府770人(前週比273人増)で、次いで東京都418人(同319人増)、兵庫県300人(同28人増)、埼玉県146人(同61人増)、京都府146人(同76人増)、愛知県144人(同67人増)、神奈川県140人(同63人増)。
感染者の年代別では、10代未満100人、10代125人、20代225人、30代128人、40代158人、50代135人と各世代に幅広く感染が及んでいる。

太陽生命 新型コロナに特化した保険の販売件数10万件を突破

T&D保険グループの太陽生命保険は4月14日、2020年9月に発売した、新型コロナウイルス感染症等に特化した保険「感染症プラス入院一時金保険」の販売件数が、過去10年間に販売した商品の中で最も早く10万件を超えたと発表した。若年層をはじめ幅広い年齢層が加入しているという。所定の感染症で入院した場合、最高40万円を日帰り入院でも一時金で受け取れる。

日立建機 インドネシアの油圧ショベル向け部品再生工場新設

日立建機(本社:東京都台東区)は4月15日、子会社の日立建機インドネシアの第一工場敷地内に建設中の中・大型油圧ショベル向け部品再生工場を6月中に稼働させると発表した。同新工場の稼働により、東南アジア各国へ短納期・低価格で再生部品を提供できるようになる。2023年度に東南アジアでの部品再生事業で4億~5億円の売り上げを目指す。

JR東日本 シンガポールでジューススタンドの海外展開開始

JR東日本(本社:東京都渋谷区)は4月14日、シンガポールの連結子会社JR East Busiess Development SEA Pte.Ltd.と、Ya Kun International Pte.Ltd.(本社:シンガポール)が設立した合弁会社JRE Ya Kun Food Service Pte.Ltd.(所在地:シンガポール)を通じて、ジューススタンド「ハニーズバー」の初の海外展開をシンガポールで開始すると発表した。
ハニーズバーのブランドを開発・運営しているJR東日本クロスステーション(本社:東京都渋谷区)は、JRE Ya Kun Food Service Pte.Ltd.とフランチャイズ契約を結び、商品開発支援、運営研修などの支援を行う。

橘諸兄が建立の奈良期の井手寺・五重塔の基壇見つかる

京都府埋蔵文化財調査研究センターは4月14日、奈良時代の皇族・公卿で左大臣、橘諸兄(たちばなのもろえ、684~757年)が建立した「井手寺」跡と伝わる京都府井手町の「栢ノ木(かやのき)遺跡」で、奈良時代中期(8世紀)の五重塔の基壇跡が初めて確認されたと発表した。
今回発見された基壇跡は東西15.3m、南北15.1mのほぼ正方形。それを囲むように石敷きと北側と西側には階段も見つかった。井手寺関連で主要な建物の遺構が見つかったのは初めて。

大阪府の新型コロナ重症患者は4月末に500人超え必至

大阪府の新型コロナウイルスの重症患者の増勢が加速している。京都大学の西浦博教授がまとめた分析結果によると、まん延防止等重点措置の効果が1月の緊急事態宣言と同じだったとしても、4月28日には500人を超える。
大阪府ではすでに重症患者数が府内の重症病床数を超え、①看護師の新規確保が極めて難しい②感染力が高く、しかも若い世代でも重症化しやすい、変異ウイルスへの置き換わりが加速している-などから、「一刻も早く緊急事態宣言を出し、一気に新規感染者数を減らすことが求められる」と西浦氏は訴えている。

大阪のコロナ重症患者 病床数上回る 中等症病院負担限界に

大阪府では4月15日、新型コロナウイルスの重症患者数が前日比22人増の261人と過去最多になった。患者数が重症病床数を上回り、病床使用率が事実上100%を超える状態が続いている。患者の急増に病床確保が追いつかず、軽症・中等症病床を運用する病院では、重症化した患者の転院先が見つからず対応に苦慮。現場からは「すでに医療崩壊は始まっている」との声があがっている。
大阪府は同日、新規感染者が過去最多の1208人が確認され、4人が死亡した。1日当たりの感染者が1000人を超えるのは3日連続になった。

北大と塩野義 大阪府で下水からコロナ流行状況のモニタリング

北海道大学(本部所在地:北海道札幌市)および塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は4月14日、大阪府の協力を得て下水疫学に基づき、新型コロナウイルス感染症の流行状況をモニタリングすると発表した。期間は4月15~6月14日。
両者が共同開発した高感度ウイルス検出法により、RBI(所在地:東京都江東区、ロボティック・バイオロジー・インスティテュート)、iLAC(所在地:茨城県つくば市)を加えた4者間で構築したハイスループットで、下水中のウイルス量測定およびゲノム解析(変異株検出)を行う体制を活用し、大規模なモニタリングを行う。

イスラム圏でラマダン始まる 集団礼拝でコロナ拡大の懸念

イスラム圏の多くの国々で4月13日、イスラム教の最も神聖な月とされるラマダン(断食月)が始まった。この間、イスラム教徒は原則的に日の出から日没まで飲食禁止となり、宗教心と連帯感を高める。集団で礼拝をしたり、大人数で日没後に夕食をとったりする習慣がある。このためラマダンは神聖な月だが、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクが高まる時期でもあり、自重が求められている。
各国でコロナウイルスの感染防止対策や対応は様々だ。集団礼拝に人数制限を設けたり、マスクの着用を促したうえでモスク礼拝の規制を緩和する地域や、夜間の外出制限を課す国・地域もある。ラマダンは約4週間続く。