「アジア」カテゴリーアーカイブ

政府 大規模接種1/31に東京 2/7に大阪で再開へ モデルナ製で

日本政府は新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターを東京、大阪に開設する。東京は1月31日、大手町で開設する。2021年11月に閉鎖した会場の規模を縮小して、前回と同様、自衛隊が運営する。ワクチンは米モデルナ製を接種する。18歳以上で3回目の接種券を持つ人が予約可能となる。政府は大阪にも2月7日、大阪市中央区の堺筋八木ビルに大規模接種センターを開設する。

大阪府 病床使用率35%達した場合「まん延防止」要請へ

大阪府の吉村洋文知事は1月14日、新型コロナウイルス患者向けに確保している病床使用率が35%に達した場合、「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する考えを明らかにした。そして50%に達した場合、緊急事態宣言の要請を検討する。
新規感染者数は全国と同様、府の試算を上回るペースで増加しており、吉村氏は今後、病床のひっ迫度が一段と増す可能性が高いとみて強い危機感を示した。

万博会場・夢洲への延伸費 当初より129億円増 地盤の沈下で

2025年大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま、所在地:大阪市此花区)に新駅を建設するための大阪メトロ中央線の延伸事業費が、当初の予定より129億円膨らむことが分かった。地盤が想定以上に沈下しているため、追加の地中障害物の撤去に17億円、大勢の来場者を受け入れるための駅舎の強化に24億円、誘致予定の統合型リゾート(IR)で使用する際の出入り口の通路の拡幅に9億円などが必要になったとしている。
市は延伸事業費を540億円と試算していたが、これらが必要になると合わせて延伸事業費は669億円に上る。市は追加分の大半を負担する方針だ。大阪府と大阪市は地下鉄中央線を対岸の咲洲(さきしま)にある「コスモスクエア駅」から延伸し、万博開幕までに夢洲に新駅を建設することを目指す。

大阪・今宮戎神社で「十日戎」始まる 1年の商売繁盛願う

大阪市浪速区の今宮戎神社で1月9日から、1年の商売繁盛を願う「十日戎」が始まった。同神社は商売の神様として知られ、例年1月9日から11日」まで「宵えびす」「本えびす」「残り福」として開かれ、およそ90万人の参拝客が訪れる。初日、宵えびすの9日は朝から多くの人が参拝に訪れ、今年1年の商売繁盛や家内安全を祈っていた。
新型コロナの感染防止のため、同神社では参拝者にマスクの着用を求めているほか、縁起物の「福笹」も3日間に限定せず、16日まで延長し分散参拝を呼び掛けている。

大阪市の成人式 コロナで1年越しにUSJで1,300人出席し開催

新型コロナウイルスの影響で2021年度延期された大阪市の成人式が1月8日夜、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、所在地:大阪市此花区)の屋外ステージで行われ、およそ1,300人が出席した。式典は15日にも行われる。
式典には人気のキャラクターたちもお祝いに駆けつけ、振り袖で着飾った新成人とともに音楽に合わせて踊るなどして盛り上げ、1年越しの成人式を祝った。

朝日放送 桂文枝さん「新婚さん」司会勇退を発表 自ら卒業

朝日放送テレビ(所在地:大阪市)は1月7日、長寿番組「新婚さんいらっしゃい」の司会を1971年1月の放送開始から半世紀にわたって務める落語家の桂文枝さん(78)が、3月27日の放送で勇退すると発表した。
同局で記者会見した文枝さんは「78歳で若いカップルの話を聞くのには無理がある。この辺が潮時かなと思いました」と語り、自ら番組卒業を申し出たと明らかにした。番組は継続し、後任は今後、発表される。2015年、「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定されている。

大阪府・市 カジノ含むIR整備計画案 初の住民説明会 80人参加

大阪府と大阪市は1月7日、誘致を目指すカジノを含むIR(統合型リゾート施設)整備計画案について、住民に理解を求めるための初の説明会を大阪市中央区の会場で開いた。およそ80人が参加した。
この中で担当の職員が、IRはポストコロナを見据え、観光需要を回復し、観光産業が反転攻勢に転じるための取り組みであることや、行政と事業者が連携しながら、ギャンブル依存症対策に取り組んでいくことなどを説明した。
これに対し、質疑応答でギャンブル依存症のリスクや、会場の「夢洲」の土壌改良に必要となる790億円の負担などについて説明が不十分との批判の声が相次ぎ、質問を限る形で1時間半ほどで終了した。
府と市は2月にかけて説明会をさらに10回程度開催する予定で、その後、議会の同意を得られれば、4月までに計画を国に申請する方針。

関西”リベンジ消費”活況もコロナ急拡大で影響注視 日銀大阪

日銀大阪支店の高口博英支店長は1月7日、関西の景気の現状について、コロナ禍で抑えられていた消費が、いわゆる”リベンジ消費”が活況で「全体として持ち直している」として判断を据え置いたことを明らかにした。ただ、年明け後、急拡大しているオミクロン株により、行動制限の動向を含めて個人消費に今後どのような影響を与えるのか、慎重にみていく必要があるとの考えを示した。

大阪府 独自に「警戒」レベルの引き上げ前倒し1/8から黄信号

大阪府は1月7日、緊急の新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染動向を示す独自基準”大阪モデル”で「警戒」を示す黄色信号を8日から点灯させることを決めた。新たな変化株「オミクロン株」によって新規感染者数の増加スピードが想定を上回り、点灯を前倒しして警戒を呼び掛ける。
府は1日の新規感染者が1月下旬に5,000人を超えるとの試算も示した。ただ、吉村知事は現時点で政府に「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する考えはないとしている。