「アジア」カテゴリーアーカイブ

大阪市 インテックス大阪に大規模接種会場 6月の運用めざす

大阪市が新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を大阪南港の大型展示場「インテックス大阪」(所在地:大阪市住之江区)に設ける方針を固めた。接種の担い手として歯科医らの確保を進め、市民を対象に6月の運用をめざす。
大阪府も独自に大規模接種会場の設置を検討中。関西では神戸市も1日1,000人以上の接種ができる大規模会場を設置予定で、5月下旬の運用開始をめざしている。

大阪モノレール延伸 門真-南駅間に新駅 近くに大型商業施設

大阪モノレール(所在地:大阪府吹田市)が進めている門真市駅以南への延伸計画で、同市松生町付近に新駅が設置されることが決まった。同延伸計画あ2019年3月、国土交通省の認可を受けた。現在の終点となっている門真市駅から、南の東大阪市まで8.9kmを延長。新駅は他の鉄道路線と接続する4カ所に設置するとしていた。開業は29年度を予定し、建設事業費は1,050億円。
新駅の近くにはパナソニックの工場跡地(約16万㎡)があり、「ららぽーと」を展開する三井不動産が取得。22年度までに大型商業施設が建設されるほか、共同住宅などが併設されるとみられる。

看護師105人 大阪・兵庫など医療ひっ迫地域に6月派遣 厚労相

田村厚生労働相は5月11日、新型コロナウイルスの感染拡大により医療提供体制がひっ迫している地域に、公的医療機関から看護師計105人を派遣すると明らかにした。当面は大阪府や兵庫県など関西圏を念頭に、6月1日からの派遣で調整する。
105人のうち25人は集中治療室(ICU)での勤務経験があり、重症患者の対応が可能。80人は軽症・中等症患者の支援にあたる。政府は4月にも全国の大学病院などに看護師派遣を要請し、約70人が協力している。
厚労省は国立病院機構、地域医療機能推進機構(JCHO)、日本赤十字社、労働者健康安全機構の4組織に協力を依頼し、76の医療機関が応じた。

関西の4百貨店 全社赤字 コロナで臨時休業響き回復見通せず

関西で店舗を展開する主要百貨店4社の2020年度連結決算が5月11日、出そろった。新型コロナウイルス感染拡大による店舗の臨時休業などが響き、売上高は全社が減収、最終利益も全社が赤字だった。緊急事態宣言が5月末まで延長される中、業績回復のめどが立たない厳しい環境が続く。影響は「2023年度くらいまでかかろではないか」(村田善郎・高島屋社長)とみられる。
J.フロントリテイリングの2021年2月期連結決算は、売上高7,662億円、最終利益261億円の赤字となり、大丸と松坂屋ホールディングスが経営統合した2007年以来、初の最終赤字に転落した。阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツ-・オー(H2O)リテイリングの2021年3月期連結決算は、売上高7,391億円、最終利益247億円の赤字で、赤字幅は2007年の発足以来最大だった。高島屋の2021年2月期連結決算は、売上高6,808億円、最終利益339億円の赤字と、17年ぶりの最終赤字に転落した。近鉄百貨店の2021年2月期連結決算も売上高2,183億円、最終利益49億円の赤字と、6年ぶりの赤字だった。

大阪府 治療受けられず死亡18人,うち17人は直近1カ月に死亡

大阪府は5月10日、府内で新型コロナウイルスに感染し、自宅や宿泊療養先で医療を受けられずに死亡した人が2020年1月以降、18人に上ると公表した。このうち17人が3月1日以降の直近約1カ月間に死亡が確認された。
府内では5月10日現在、自宅療養・待機者は1万7,806人に上り、ホテル療養者も1,547人いる。

大阪のテーマパーク・遊園地・水族館・寄席 休業期間延長

大阪府内のテーマパーク、遊園地などではいずれも休業期間を延長する。5月31日までの緊急事態宣言の延長措置を受けたもの。
大阪市此花区テーマパーク、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は大阪府の要請が解除されるまで休業期間を延長する。再開時期は未定で、購入したチケットは払い戻しする。大阪府枚方市の遊園地「ひらかたパーク」も休園期間を延長する。再開時期は未定。
大阪市港区の水族館「海遊館」も休園を続ける。このほか、大阪市北区の上方落語の定席「天満天神繁昌亭」は5月31日まで休館を延長する。

東京・大阪の大規模接種会場に看護師200人を派遣へ 防衛省

防衛省は5月7日、新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるため、東京、大阪に24日開設予定の「大規模接種センター」について、派遣会社に登録している看護師計約200人を派遣することを決めた。それぞれ1日1万人の接種を目指しており、自衛隊の看護官に加え、民間の看護師を派遣することで接種を加速させたい考え。両会場とも土日祝日含め、毎日午前8時から午後8時まで3カ月間、接種を実施する。

高齢者施設 神戸市で25人 大阪・門真市で13人死亡 医療崩壊で

新型コロナウイルス変異株が猛威を振るう中、高齢者施設でのクラスター(集団感染)が深刻化している。
神戸市は5月7日、同市長田区の老人保健施設で入所者と職員の計133人が感染し、うち入所者25人が死亡したと発表した。25人のうち23人は医療機関に入院できず、施設内で亡くなった。市によると、これまでに感染が確認されたのは入所者97人と職員36人。市内では感染者が急増しており、医療機関の病床がひっ迫している。
大阪府門真市の高齢者施設でもクラスターが4月中旬に発生し、入所者と職員の計61人が感染、うち入所者の60~90歳代の男女13人が亡くなっていたことが7日分かった。13人のうち8人が、施設内で待機中か、施設から救急搬送された後に亡くなった。

緊急事態宣言延長に伴う措置 休業・時短要請など3府県が決定

緊急事態宣言の5月31日までの延長が決まった大阪、兵庫、京都の3府県は5月7日夜、それぞれ対策本部会議を開き、延長に伴う措置を決定した。
大阪府は、大型施設への休業要請やイベントの無観客開催など今の措置を継続することを決めた。兵庫県は大型施設については、平日は午後7時までの時短を、土・日曜日は休業を要請する。京都府は大型施設には平日は午後8時までの時短を要請したうえで、法律に基づかない形で午後7時までとするよう働きかけ、土・日曜日は休業を要請する。兵庫県と京都府はイベントについては、人数の上限を5,000人かつ収容人数の半分までとしたうえで、午後9時までの開催とするよう要請する。

大阪 コロナ死者最多の50人 新規感染者5日ぶり1,000人超え

大阪府は5月7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1,005人確認されたと発表した。1日当たりの新規感染者が1,000人を超えるのは5日ぶり。また同日、過去最多となる50人の死亡が確認された。死者は70代以上が9割を占め、50代~60代が5人だった。
同日の国内の死者は146人に上り、今年2月10日の121人を上回り、1日あたりの最多を更新した。