米国が国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部:パリ)に復帰することになった。ユネスコのアズレ事務局長が6月12日、米国から7月に再加入する意思表明した書簡が送られてきたことを明らかにした。国際社会での信頼回復に向けた取り組みの一環。
米国は「米国第一」を掲げたトランプ前政権が、損得勘定で物事を判断するトランプ氏のもとでユネスコはじめ、国連人権理事会や温暖化対策の枠組み「パリ協定」からも脱退している。
「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ
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G7 年内に生成AIのルールで見解 実務者部会が初会合
主要7カ国(G7)による、責任あるAI(人工知能)の普及を話し合う「広島AIプロセス」作業部会の実務者によるオンライン初会合が、5月30日開かれた。その結果、生成AIを活用する利点やリスクを洗い出し、年内にG7の見解を示すことで一致した。会合には、経済協力開発機構(OECD)の担当者も加わった。
初会合では、偽情報や著作権侵害といった生成AIの課題や利点について各国の立場を確認する必要性を共有した。そのうえで閣僚級の会合を開いて、ルールの制定を目指す。G7が国際的なルールづくりを主導する構えだ。
ただ、厳しい法律で規制するのか、民間の自主的な規律によって活用を促すのかなど論点は多く、意見の集約は容易ではなく、時間がかかる可能性がある。