「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ファストリテイリング最終利益60.9%増で過去最高

国内外で「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが10月13日発表した2022年8月期連結決算(国際会計基準)で、最終利益は前期比60.9%増の2,733億円と過去最高だった。売上収益は同7.9%増の2兆3,011億円。欧米諸国や東南アジア市場が好調だったことに加え、急速な円安で海外収益の円換算額が膨らんだ。

居酒屋43.6%が赤字経営 市場はコロナ前の4割に

東京商工リサーチが酒場、ビヤホール(居酒屋)を運営する主要337社を対象に集計した2021年度決算によると、居酒屋の43.6%が赤字経営となっているほか、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の発令が繰り返し続いた厳しい営業環境で、市場規模はコロナ前の4割に縮小したことが明らかになった。
売上高合計は前期比19.5%減の3,454億2,900万円で、最終利益は101億6,300万円の赤字(前期は1,334億2,500万円の赤字)だった。この結果、売上高(市場規模)はコロナ前の2019年度と比べ43.1%に縮小した。最終利益が赤字の居酒屋は43.6%(147社)を占めた。ただ、長期間の休業や時短営業に対する政府のコロナの支援給付金により、前期の70.3%(237社)から26.7ポイント改善した。

メディカロイド 手術支援ロボの適応広がる

メディカロイド(本社:神戸市中央区)は10月13日、手術支援ロボット「hinotori(TM)サージカルロボットシステム」の消化器外科および婦人科への適応について、厚生労働省より10月11日に承認を取得したと発表した。
hinotoriは、2020年8月に泌尿器科領域での使用で製造販売承認を取得。現在国内で600症例を超える使用実績がある。

コマツ 電動式フォークリフトFE2機種発売

コマツ(本社:東京都港区)は10月12日、CO2排出削減に貢献する2.5トン、3.0トンクラスの電動式フォークリフト「FEシリーズ」に大容量リチウムイオンバッテリーを搭載した「FE25G-2」「FE30G-2」を12月より発売すると発表した。カーボンニュートラル実現へ向け、作業現場の電動化をさらに拡大する。
今回発売する2機種は、FEシリーズの特長を継承しつつ、急速充電による充電時間の短縮と継ぎ足し充電が可能となり、これまで電動式フォークリフトでは導入が難しいとされてきた長時間稼働や、高負荷作業が必要とされる現場でも連続作業が可能となる。

KDDI「スターリンク」を年内めどに法人向けに導入

KDDI(本社:東京都千代田区)は10月12日、年内をめどに「スターリンク」によるインターネットの接続サービスを、法人や自治体向けに開始すると発表した。スターリンクは、米スペースX社が開発した小型衛星を活用した通信システム。
光ファイバーの利用が難しい離島や山間部などの通信環境の改善、自然災害時の不安定な通信に代わる、安定ケチな通信ネットワークとして提供する。

大阪城隣接地に高級ホテル25年開業 NTT都市開発

NTT都市開発(本社:東京都千代田区)は10月12日、大阪城公園の隣接地に高級ホテル「パティーナ大阪」を開業すると発表した。カペラホテルグループ(本社:シンガポール)とホテル運営委託契約を締結した。地上20階、地下3階で客室数は約220室、標準客室は50㎡以上。カペラグループの「パティーナ」ブランドは日本初進出となる。
大阪市中央区のNTT西日本旧本社跡地を活用する。2023年1月に着工、大阪・関西万博が開催される2025年春に開業する予定。万博で訪日する世界各国の富裕層の利用を見込む。

ソニー・ホンダモビリティ EVを北米ホンダで生産

ソニーグループとホンダが折半出資する電気自動車(EV)の新会社「ソニー・ホンダモビリティ」は10月13日、北米のホンダ工場で生産し、第1弾の商品は2025年前半からオンラインを中心に受け付けると発表した。また、2026年春に北米から出荷し、2026年後半から日本にも出荷する方針。
EVの自動運転技術は一定の条件下で運転操作が不要になる「レベル3」への対応を目指す。2025年春に発売するEVにはソニーグループが持つ映像や音響技術を導入し、髙いエンターテイメント性能で競合他社との差別化を図る。

ジブリパーク「ラピュタ」「トトロ」など内覧会

スタジオジブリ(本部所在地:東京都小金井市)は10月12日、11月1日に開業するテーマパーク、ジブリパーク(所在地:愛知県長久手市)の内覧会を開いた。園内は5つの区画に分かれており、まず3区画がオープンする。
園内の施設では「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「耳をすませば」などスタジオジブリの人気映画の風景や印象的なシーンを切り取って忠実に再現している。