日本高校野球連盟(高野連)は2月18日、大阪市で理事会を開き、3月に甲子園球場で開かれるセンバツ高校野球から、雨などで試合が続行できなくなった場合、打ち切った時点から翌日以降に再開する「継続試合」を導入することを決めた。これにより、コールドゲームやノーゲームはなくなる。
高校野球では、雨などで試合ができなくなった場合、7回を完了しているとコールドゲームとなり、完了していなければ、ノーゲームとして翌日以降に再試合が行われることになっている。
昨年夏の全国高校野球では雨で2試合がノーゲームとなるなどした影響で、チームによっては1週間で最大5試合を戦う可能性も出てきたことから、ルールの改正が本格的に議論されてきた。高野連では選手の負担軽減に加えて、安全性や公平性に配慮したとしている。
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関西の新型コロナウイルスの累計感染者100万人を超える
大阪府「まん延防止」延長受け高齢者の外出自粛を要請
大阪府 新年度当初予算案過去最大3兆7,798億円 コロナ対策軸
大阪府は、一般会計の総額が3兆7,798億円と過去最大の新年度当初予算案をまとめた。今年度の当初予算案と比べ2,700億円余増え、2年連続で過去最大となった。吉村知事は、新型コロナウイルス対策に重点を置いたとし、「対策を徹底しながら、コロナ禍で打撃を受けた経済の回復にも取り組む」としている。
新型コロナ対策には①病床確保や医療機器整備の支援など医療・療養体制の確保に2,925億円②相談窓口の充実強化や無料検査事業の実施など相談・検査体制の整備・充実に545億円③大規模接種会場の運営や個別接種の促進などワクチン接種体制の確保に210億円を計上している。
一方、歳入面では企業の業績に持ち直しの動きもみられるとして実質的な府税収入が今年度当初と比べて22%余、2,274億円増加する見込み。ただ、収支の不足分は財政調整基金から794億円を取り崩すとしている。
大阪府の新年度予算案は2月24日から始まる定例府議会で審議される。
オリックス 夢洲地区の複合観光施設整備等 基本協定書を締結
近鉄バス 大阪府内2路線でEVバス初導入 中国BYD製25人乗り
近鉄バス(本社:大阪府東大阪市)は2月15日、大阪府内の2路線で電気で動くEVバスを初めて導入することになり、東大阪市役所で出発式が開かれた。導入されるのは中国のEVメーカー、BYDが製造した25人乗りの小型バス2台で、1回3時間の充電でおよそ200km走行できるという。
近鉄バスがEVを導入するのは初めてで、来年度さらに5台程度を導入するなど車両のEV化を進めていきたいとしている。EVバスは17日から、東大阪市の八戸ノ里駅前と市立東大阪医療センターの区間と、大阪市の近鉄上本町駅やJR桃谷駅前とを結ぶ路線に導入される。
関西では阪急バスが2021年10月から大阪大学のキャンパス間を結ぶ区間で、京阪バスが2021年12月に4台のEVバスを、同じ中国製EVバスをそれぞれ導入している。
大阪知事 国に”高齢者を守る対策に力点を”要望 入院の7割が70代
大阪府の吉村知事は2月15日、山際新型コロナ対策担当相とオンラインで面談し、国の基本的対処方針を、高齢者を守る対策により力点を置いた内容にするよう要望した。この中で吉村氏は「府内で入院している人の70%以上が70代以上の方で、亡くなる方も多くが高齢者だ。高齢者をどう守るかが非常に重要になっている」と述べた。
そのうえで、「まん延防止等重点措置」延長の際は、①高齢者施設で感染者が出た場合には重症化予防のための治療ができるようにすること②高齢者施設での面会は原則、禁止すること③医療体制のひっ迫に対応するため、医療従事者が濃厚接触者となっても無症状で毎日の検査が陰性であれば、待機期間をなくすこと-などを要望している。
これに対し、山際担当相は「高齢者をどのように守り切るかという危機感は共有している。対処方針で変えなければいけないところがあれば変えるし、運用の部分でやるべきことがあれば、相談しながらやりたい。大阪のひっ迫した状況を緩和できるよう力を入れたい」と答えた。