AGC(本社:東京都千代田区)は5月7日、コンシューマガラス事業を手掛けるグループ会社、AGC Techno Glass(Thailand)Co.,Ltd.(以下、ATGT社、本社:タイ・チョンブリ県AMATA City工業団地)の生産活動を2024年末を目途に終了すると発表した。
ATGT社は1995年の設立以来、主に耐熱ガラス食器や理化学実験用ガラス等の製造・販売を手掛けている。近年同業界の市場環境が厳しさを増し、業務改善努力を上回る製造コストの増加により業績改善がみられず、今回生産活動の終了を決断した。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
日本ハム・旭川工場 シンガポールへの輸出認可を初取得
住友商事 マレーシアの医療クリニックに出資 本格参入
住友商事(本社:東京都千代田区)は5月7日、マレーシアで民間医療クリニックを経営するCareClinics Healthcare Services(以下、CCHS)への出資を通じ、成長著しい東南アジアの民間医療・クリニック事業に本格参入すると発表した。CCHSはマレーシアで104施設のクリニックを運営する民間医療グループ。年間延べ200万人の患者に地域に根ざしたプライマリーケアサービスを提供している。
住友商事は同国でリテイル事業やドラッグストア・調剤事業を通じて獲得した店舗チェーンストア運営の知見を生かし、2020年にCCHSに出資。以降、複数回の増資を経て今回筆頭株主となった。今後は2026年までに300施設への拡大を目指し、マレーシアにおける強固な事業基盤を確立していく。
ジェイテクト 水素エンジン向け「高圧水素減圧弁」開発へ
トヨタ 売上高45兆円超 営業利益5兆円突破 円安追い風
TikTok 中国親会社が米国政府を提訴 配信禁止は憲法違反
インテルと日本企業14社 半導体の後工程自動化へ協働
米国の半導体大手インテルと日本企業14社が「後工程」と呼ばれる半導体の生産工程の自動化を目指して共同開発に乗り出すことになった。インテルと日本企業14社は4月16日に東京都千代田区に本部を置く新たな組織、「半導体後工程自動化標準技術研究組合」(SATAS)を設立している。
この新組織にはオムロン、シャープ、ヤマハ発動機、レゾナック・ホールディングス、信越ポリマー、シンフォニアテクノロジー、セミ・ジャパン、ダイフク、平田機工、FUJI、ミライアル、村田機械、ローツェ、三菱総合研究所が参加する。新組織では自動化によって生産効率を高めるとともに、技術の標準化を通して国際競争力の強化を目指すのが狙い。2028年の実用化を目指す。