「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

10月輸入EV販売 40%増加 輸入車1万6,447台の12%に

日本自動車輸入組合(JAIA)が11月7日発表した10月の電気自動車(EV)の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比40%増の1,983台だった。増加は15カ月。輸入車販売全体の台数1万6,477台(前年同月比7%減)に占める割合は、同4ポイント増の12%だった。
輸入EVでは独アウディの「Q4 e-tron」、同BMWの「iX1」や「iX3」の販売が好調。中国の比亜迪(BYD)「DOLPHIN(ドルフィン)」も順次始まっている。

慈恵医科大, 横浜市立大など 光免疫療法の戦略手法を確立

東京慈恵会医科大学、横浜市立大学、米国国立がん研究所らの研究グループは11月6日、光免疫抗体を用いることで、生物種や薬剤耐性に関係なく様々な標的を選んで破壊、除去できる光免疫治療戦略の基準となる手法を確立したと発表した。
光免疫療法はウイルス、細菌・細胞といった標的に光免疫抗体を結合させ光を当てることで、標的のみを破壊、除去できるが、この研究では標的に結合する抗体(モノクローナル抗体)と、近赤外光に反応するプローブが結合した光免疫抗体を用いることにより、多種多様な細胞や微生物を光免疫療法の対象とする手法を確立した。

「ジャパンモビリティショー2023」来場者111万2,000人

日本自動車工業会(自工会)は11月6、10月25〜11月5日まで開催した「ジャパンモビリティショー2023」の来場者数が、目標とした100万人を上回る111万2,000人だったと発表した。ただ、前身の「東京モーターショー」として開催した前回の2019年の来場者数は130万900人で、前回比では15%下回った。東京モーターショー時代、最も来場者数が多かったのは1991年で200万人を超えていた。
同ショーは、国内の自動車メーカーなどで構成する自工会が2年に1度開いているが、2021年は新型コロナウイルス禍で開催が見送られ、今回は4年ぶりの開催だった。

国税庁 22年度法人所得 初の80兆円超 料理・旅館・飲食業好調

国税庁は11月1日、2022年度の法人の申告所得総額が前年度比7.0%増の85兆106億円となり、過去最高を更新したと発表した。総額が80兆円を超えたのは初めて。業種別の申告所得額で前年からの伸びが最も大きかったのは料理・旅館・飲食店業で、前年度比27.3%増の8,499億円だった。

近鉄・阪急・阪神 24年内に全駅でクレカのタッチ決済導入

近畿日本鉄道、緩急電鉄、阪神電鉄の3社は11月2日、管轄する全駅でタッチ決済対応のクレジットカードを使って改札機を通れるようにすると発表した。三井住友カードが提供する公共交通機関向けのタッチ決済サービスを使う。2024年内に各駅で少なくとも1カ所の改札に専用の読み取り機を設置する。増え続ける訪日観光客や2025年大阪・関西万博を見据え、交通系ICカードを持たない訪日客の利便性を高める。

日立 ミネベアミツミに日立パワーデバイスの全株式を譲渡

日立製作所は11月2日、パワー半導体事業を手掛ける100%子会社、日立パワーデバイス(所在地:茨城県日立市)の全株式45万株をミネベアミツミ(所在地:長野県北佐久郡御代田町)に譲渡することで契約を締結したと発表した。日立パワーデバイスは今後、長年の協業関係にあるミネベアミツミのもとで、高耐圧・低損失技術の一層の強化と生産能力の拡大、製造効率向上に取り組み、さらなる成長を目指す。

台湾・台中に「DON DON DONKI TigerCity」11/9 オープン

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は11月2日、グループの台湾パシフィック・リテールマネジメント(本社:台湾)が、「DON DON DONKI 台中 Tiger City」をオープンすると発表した。台湾への出店は4店舗目。
今回出店する台中市は台湾で2番目に人口が多い街で、Tiger Cityは台中の代表的な商業施設の一つ。同店の売場面積は1,353㎡で、営業時間は物販店舗が10時〜23時、寿司わか桜が11時〜23時。

東急セキュリティ 足立区と「高齢者見守りサービス助成事業」協定

東急セキュリティ(本社:東京都世田谷区)は11月1日、同日付で足立区と「高齢者見守りサービス助成事業に関する協定」を締結し、地域の高齢者見守りの取り組みに協力すると発表した。
同社は2008年から東急線沿線地域を中心に高齢者向けの見守りサービスを提供してきており、2022年より都市再生機構(UR)の連携事業者として首都圏域におけるUR賃貸住宅の居住者向けにもサービスを提供している。
今回同社がUR賃貸住宅で提供している高齢者見守りサービスについて、足立区と連携してこれまでの助成事業が担ってきた事務手続きの一部を東急セキュリティが代わりに行うことで、助成対象者の負担を軽減させこの事業の推進に貢献する。

三菱電機 フィリピンに警戒管制レーダーの初号機を納入

三菱電機は11月2日、2022年8月に締結したフィリピン国防省との警戒管制レーダー納入契約に基づき、設計・製造・試験を経て、2023年10月に初号機をフィリピン空軍に納入したと発表した。これは2014年4月に日本政府の防衛装備移転三原則が制定されて以降、初めての海外政府に向けた国産完成装備品の移転となる。