トヨタ自動車は10月31日、米ノースカロライナ州で建設中の電池工場に約80億ドル(約1兆2,000億円)を追加投資すると発表した。建設中の新工場ではすでに発表されている2本のバッテリー製造ラインに加え、新たに8本のラインを順次立ち上げる。これにより同工場への累計投資額は約139億ドルとなる。同工場では年間30ギガワット時以上を生産し、SUV(多目的スポーツ車)の電気自動車(EV)などに搭載する。
トヨタ自動車はEVの世界販売台数を2026年に150万台、2030年に350万台まで引き上げる計画を掲げている。ちなみに2020年の販売実績は2万4,000台にとどまっており、今後4年で60倍以上に増やすにはEV電池の確保が不可欠。今後もEV電池調達へ多角的な動きがありそうだ。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
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松屋フーズ ベトナム国立外国語大とインターンシップ協定締結
松屋フーズホールディングス(本社:東京都武蔵野市)は10月27日、ベトナムの国立ダナン外国語大学とインターンシップ協定の締結・調印式を25日、同大学で執り行ったと発表した。日本国内の幅広い産業の労働力不足に対応するだけでなく、ベトナムの学生の日本企業への就業機会の拡大等、産学連携による日本・ベトナム双方にメリットのある仕組みの構築を志向している。同社も将来計画しているベトナム進出時における幹部候補生育成としても活用する予定。
今回の協定では同大学の単位取得プログラムとして、同社の日本国内の運営管理施設において、同大学の学生が接客サービス等のプログラムを提供する。このプログラムは単なる日本語能力の修得だけでなく、日本企業におけるビジネスマナーや日本文化の理解向上を図り、日本企業へ就業するために必要な要件を学ぶ機会とする。対象者はN3レベルの日本語能力を習得している方とし、2024年3月から第1期生の受け入れを開始する。