H2Aロケットの最終号機となる50号機は6月29日未明、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられ、搭載している温室効果ガスなどを観測する人工衛星「いぶきGW」を予定の軌道に投入して、打ち上げは成功した。
H2Aロケットは20年以上にわた日本の主力ロケットとして、数々の人工衛星を宇宙に運んできたが、打ち上げ費用の高さなどから50号機で運用を終え、後継機のH3ロケットに完全に移行することになっている。
H2Aロケットは、今回を含め50回の打ち上げのうち、失敗したのは2003年の6号機の1回のみで、打ち上げの成功率は最終的に98%と世界的に高い水準に達した。
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リチウムイオン電池 発火事故相次ぐ,自治体に適切な処分を
総務省の調査によると、モバイルバッテリーやスマートフォンなど充電できる製品に広く使われているリチウムイオン電池を、家庭から回収した自治体の半数近くが処分事業者が見当たらないなどの事情で、焼却や埋め立て処理もしくはそのまま保管されていることが分かった。これらが今、発火事故や火災を引き起こすケースが相次いでいる。
このため、総務省は経済産業省と環境省に対し、製品メーカーなどに自主回収対象の品目を追加するよう求めることや、全国の市区町村に適切な回収・処分を推進するよう通知を出した。
総務省はリチウムイオン電池を使った製品の回収を巡る実態を把握するため、2024年5月から7月にかけて全国50の市を対象に実地調査を実施した。
EU ウナギをワシントン条約の規制対象に提案 日本は反対
北海道大構内に世界一危険な猛毒植物「バイカルハナウド」
札幌市中心部の北海道大学構内に世界で最も危険な植物の一つとして知られる「ジャイアント・ホグウィード(和名バイカルハナウド)」とみられるセリ科の植物が自生しているのが見つかった。外部から10株以上自生しているとの情報が6月24日寄せられ、大学側が専門家に調査を依頼し、分かった。
環境省によると、バイカルハナウドは国内では未確認の毒性植物で、どのような経緯でいつごろから、キャンパス内に自生しているのか全く分からという。
バイカルハナウドの樹液に触れると、深刻な皮膚炎を引き起こす恐れがあるという。間違って触れたら、すぐ水で擦らずにきれいに洗い流し、布などで覆っておくことが療法だ。樹液に触れたまま放置し、日光に当てると、焼けただれような状態になる。要注意だ。