びわ湖と京都市を結ぶ水路「琵琶湖疏水」で運航されている観光船の運航区間が延伸されることになり9月27日、行政関係者などおよそ100人が乗船し、試乗会が行われた。この観光船は、びわ湖の水を京都市に引き込む琵琶湖疏水の一部、7.8kmの区間で、主に春と秋の観光シーズン運航されている。来年度中を目標に大型観光船も発着する大津港までのおよそ1.5km延伸する計画が進められている。
琵琶湖疏水とびわ湖では大きいときで1mほど水位に差があり、疎水からびわ湖に進むには水門を開閉して水位を調整する「大津閘門(こうもん)」を通る必要がある。この水門はこれまで手動だったが、今回電動に改修され数分ほどで水位の調整が終わり、大きく揺れることもなくびわ湖に入っていったという。
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「年収の壁」対策 130万円超でも2年まで被扶養者 政府正式発表
厚生労働省は9月27日、年収が一定額を超えると社会保険料の支払いが生じて手取り額が減少する「年収の壁」対策に関する支援強化パッケージを正式に発表した。社会保険料の負担が発生する2種類の年収基準について、それぞれ対応策を示した。
まず、会社員ら厚生年金の被保険者に扶養される人で、従業員100人以下の企業に務める場合、現状は年収が130万円を超えると扶養から外れ、社会保険料を自ら支払うことになる。このケースの場合、厚労省は10月以降、一時的な増収であれば連続2年までは扶養にとどまることができるようにする。
次に、従業員101人以上の企業に務める被扶養者の場合、月額賃金8.8万円以上(年収換算でおよそ106万円以上)といった要件を満たすと、現状は厚生年金に入る必要がある。このケースでは、厚労省は賃上げや保険料の相当額を手当として支給し、労働者の厚生年金への適用を促した企業に1人あたり3年で最大50万円を助成する。
労働時間を延ばす場合にも対応する。週の所定内労働時間を4時間以上延長すると、1人あたり30万円を助成する。
プロ野球2軍の公式戦に新たに2球団が参加へ 静岡・新潟勢
プロ野球の2軍の公式戦(イースタン・リーグ7球団とウエスタン・リーグ5球団)に、2024年から新たに「ハヤテ223」(本社:静岡市)と、独立リーグ、BCリーグの新潟アルビレックスBCの2球団が参加することになった。これにより来季は、イースタン・ウエスタン両リーグの公式戦は合わせて14球団で争われる。9月29日のオーナー会議で承認される見通し。
NPB(日本野球機構)と12球団による実行委員会は新規参加申請をもとに、経営計画やチーム編成の方針などのヒアリング、さらに本拠地となる球場や施設を視察し、審査を進めていた。なお、独立リーグ、BCリーグ栃木ゴールデンブレーブスを運営する人材派遣会社「エイジェック」の参入は、今回は見送られた。