IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長は7月4日、東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出計画について、「国際的な安全基準に合致している」と、妥当性を認める包括報告書を公表した。
グロッシ氏は、今回の報告書について「科学的で中立的なものだ」と強調し、人や環境に与える影響については「無視できるレベル」と評価した。
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マイナカードの自主返納が急増「制度に不信感」「問題多い」
共同通信が都道府県庁所在地と政令指定都市の計52市区を対象に実施した調査によると、マイナンバーカードの自主返納が5月以降、少なくとも計318件あったことが分かった。4月は20件程度。5月以降、個人情報の誤登録などのトラブルが続出したことで、一気に事態が悪化。「情報漏洩が不安」「制度に不信感がある」「問題が多い」などの指摘が噴出した。政府がこのままきちんとした対応策を打てず、制度への信頼を回復できなければ、さらに自主返納が拡大する可能性がある。
この調査結果は、本人の希望に基づく自主返納を把握しているかどうかを尋ね、集計していた29市の5月以降の最新データを合計したもの。318件のうち、最多は堺市の44件。
宇宙望遠鏡「ユークリッド」打ち上げ 100億光年先の銀河を観測
宇宙空間を飛行しながら観測を行い、宇宙がどのように進化してきたのかを探ろうと、100億光年先までの銀河を観測する宇宙望遠鏡「ユークリッド」が日本時間、7月2日午前0時過ぎ、米国南部フロリダ州から打ち上げられた。ユークリッドはESA(ヨーロッパ宇宙機関)が中心になって開発された宇宙望遠鏡で、口径が1.2mあり、可視光と遠赤外線を観測できる2種類の装置を備えている。
ユークリッドは、これらの装置で100億光年先までの銀河を観測して巨大な地図をつくり、宇宙の大規模な構造の進化の過程や、宇宙の膨張が時間の経過とともにどう変化してきたのか、明らかにすることを目指す。今後4週間ほどかけて地球からおよそ150万km離れた地点まで移動し、およそ3カ月後に観測を開始する予定。