慶應義塾大学の研究チームは6月2日、米科学誌『セル・ステム・セル』に、全身の筋肉が徐々に衰えていくALS(筋萎縮性側索硬化症)について、iPS細胞を使った研究で見つけた治療薬候補を患者に投与した臨床試験(治験)の結果を公表した。2024年にも規模を拡大した最終段階の治験を始め、治療薬として実用化を目指す。
今回、既存の薬剤の中から見い出した治療薬候補が、パーキンソン病の薬「ロピニロール塩酸塩」で20人の患者が参加した医師主導の治験で、運動機能の低下など病気の進行を推定約7カ月遅らせる効果があることや安全性を確認したとしている。
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最年少で藤井聡太七冠誕生! 名人戦制す 八冠制覇に注目集まる
将棋の第81期名人戦七番勝負に第5局が5月31日、6月1日の両日、長野県高山村で指され、挑戦者、藤井聡太六冠(20)が、渡辺明名人(39)を破り、4勝1敗としてタイトルを奪取した。この結果、竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖に今回の名人を加え、七冠を達成した。
七冠は、1996年に当時25歳4カ月だった羽生善治九段(52)に続く2人目で、20歳10カ月での達成は最年少記録となる。また今回、谷川浩司十七世名人(61)が持つ21歳2カ月の最年少名人記録も約40年ぶりに更新した。
将棋界には現在8つのタイトルがあり、残るタイトルは永瀬拓矢王座(30)が持つ。藤井七冠は王座戦挑戦者決定トーナメントで初戦を突破し、ベスト8に進出している。今後、王座挑戦者戦でも勝ち進み、秋に行われる五番勝負を制して史上初の全八冠制覇を成し遂げるか、注目が集まる。