東京・品川区は3月3日、移動式の水洗トイレを備えた「トイレトラック」1台を導入し、同区役所で式典を開きお披露目した。首都直下地震など大規模災害に備え、断水時でも使用できる。チレトラックを導入するのは東京23区で初めて。
トイレトラックは多目的トイレを含む5つの洋式トイレがあり、1回の給水で最大でおよそ1,300回分の利用が可能、太陽光発電設備を備えており、停電の際も室内を明るくして利用できるようになっている。購入費用はおよそ2,600万円で、このうち1,400万円を地元企業や区民の寄付で賄った。
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AIによる虐待判定導入見送り「ミス62%」こども家庭庁
虐待から子どもを守るため、虐待が疑われる子どもの一時保護を巡り、国が2021年度から約10億円をかけて開発を進めてきた人工知能(AI)にその必要性を判定させるシステムについて、こども家庭庁が導入見送りを決めたことが分かった。最終的な判断を下す児童相談所の職員を補助する役割が期待されていたが、テスト段階で判定ミスが6割に上り、実用化は困難と結論付けた。
同システムは人手不足に悩む全国の児相の利用を想定し、搭載したAIに約5,000件の虐待記録を学習させた。試作モデルが完成し、今年度に計10自治体の児相に協力してもらい、過去の虐待事例100件のリスクを判定させる検証を行った。AIの判定精度を各児相にの幹部が確認したところ、100件中62件で「著しく低い」などの疑義が生じたという。このため、今の段階で「児相に提供するのは時期尚早」として、開発を保留して見送りを決定した。