群馬県の富岡製糸場は2014年6月の世界遺産登録から昨年、10年が経過した。大挙して列をなした来場者は大きく減少。昨年度は、ピークの登録時(2014年度)の133万人余りから、4分の1ほど(28%)の36万8,919人にとどまっている。これでもコロナ禍の後、少しずつ回復、4年連続で増えた結果の数値だ。
富岡製糸場では、施設の維持管理や整備の予算を確保するためには年間45万人以上の入場者が必要だとしている。明治時代、生糸・絹織物で日本経済を牽引した生産現場の再現、歴史遺産を次世代へ継承するためにも新たな安定的誘客策が求められる。
全国各地でオーバーツーリズムが指摘されているが、富岡製糸場の昨年度、外国人観光客はわずか2,785人にとどまり、全体の1%にも満たなかった。海外への魅力発信も課題となっている。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
トランプ氏「TikTok」禁止 再び75日間猶予延長を表明
旧統一教会への解散命令 教団側が東京高裁に即時抗告
古代ローマ ”ファルネーゼのアトラス”イタリア館に 初公開
ドバイG1日本馬2勝 フォーエバーヤングは3着に敗れる
競馬のドバイ国際競争が4月5日、アラブ首長国連邦(UAE)のメイダン競馬場行われ、日本馬のダノンデサイル(牡4歳)、ソウルラッシュ(牡7歳)がそれぞれG1を制覇したが、メインのワールドカップ(G1、ダート2000m)で先に行われた世界最高賞金G1、サウジカップとの連勝を狙ったフォーエバーヤング(牡4歳)は無念の3着に敗れた。
ダノンデサイル(戸崎圭太騎乗)はシーマクラシック(G1、芝2410m)を勝ち、日本ダービー以来のG12勝目を挙げた。ソウルラッシュ(クリスチャン・デムーロ騎乗)はターフ(G1、芝1800m)を、香港のG110勝馬ロマンチックウォリアー(騙7歳)との接戦を制し昨年のマイルチャンピオンシップに続くG12勝目をマークした。
カナダ 米国に25%報復関税 自動車部品は除外
大阪・造幣局「桜の通り抜け」始まる ”今年の花”は「蘭蘭」
大型連休旅行者6.9%減の2,345万人 物価高で旅行見合わせ
有事の避難シェルター設備 天井厚さ確保施設は61%
有事の際、避難先となる地下駅舎や公民館、学校などのシェルターについて、国が昨年度初めて行った国内の地下施設の実態調査によると、ミサイル攻撃に耐えるとされる天井の厚さ30cm以上を確保し基準を満たしていたのは61%にとどまった。
地下駅舎は100%だったが、地下街は78%、地下駐車場は51%だけだった。出入り口が複数あるのは73%だった。地下施設を含め、食料を備えていたのは57%、飲料水は50%で、簡易ベッドは24%、エアコンなどの冷房機器は16%にしか配備されていなかった。
政府は2026年3月までに自治体や民間事業者を対象にシェルターの数を増やすとともに、既存施設の強化や備蓄の充実化を進めた考え。
今回の調査は東京23区や政令市、県庁所在地を含む計228市区町村の施設を抽出して実施された。