「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

姫路城 26年春から18歳未満無料に 大人は値上げへ継続検討

兵庫県姫路市は12月6日、世界遺産・姫路城の入場料について、2026年春ごろから18歳未満を無料とする方針を明らかにした。より多くの子どもたちに姫路城を訪ねてもらい、世界遺産の保存と継承に関心を持ってもらうのが狙い。現行は小中学性と高校生が原則300円だが、関連条例の改正で無料にする。
入場料を巡っては清元市長が6月、国際会議で、「外国の人は30ドル払ってもらい、市民は5ドルくらいにしたい」と発言。城の維持管理費を確保するため、18歳以上について、市は市民以外を現行(1,000円)の2〜3倍となる2,000〜3,000円にする方向で検討している。市によると、昨年度の入場者は147万9,567人で、18歳未満の有料入場者は11%の17万7,212人だった。

NASA 月探査「アルテミス計画」有人飛行・着陸時期を延期

米航空宇宙局(NASA])は12月5日、米国が主導する有人月探査「アルテミス計画」について、月探査用の宇宙船「オリオン」による月付近の有人飛行を2025年9月から2026年4月に、月南極地域への有人着陸を2026年9月から2027年半ばに、それぞれ延期すると発表した。これは2022年12月にNASAが行った、月と地球の間を往復させる試験に成功した無人のオリアンの課題を踏まえたもの。地球の大気圏突入時に想定を超える高温となったため、原因究明と対策を進めており、スケジュールを遅らせることにした。
アルテミス計画には日本も参加し、日米は今年4月、日本人飛行士2人が月面に降り立つことで合意している。

米TikTok規制「合憲」言論の自由に違反せず 連邦控訴裁

米国の首都ワシントンの連邦控訴裁判所は12月6日、中国発の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を米国内で規制する法律を巡り、法律の差し止めを求めたティックトック側の訴えを退けた。ティックトック側は法律が「言論の自由」を定めた憲法に違反すると主張したが、裁判所は違反しないと判断した。米政府は、ティックトックの利用者データが中国に流出するなどし、安全保障上のリスクが高まると懸念している。ティックトック側は今後、連邦最高裁判所で争う構え。
法律が施行される2025年1月19日までに、運営会社の中国のバイトダンスがティックトックの米国事業を売却しなければ、米国内でアプリの配信や更新はできなくなる。ただ、大統領が認めた場合、最大90日まで売却とサービスの停止が猶予される。

インフルエンザ全国的流行期入りから患者数4週連続増加

国立感染症研究所のまとめによると、12月1日までの1週間に全国およそ5,000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は2万4,027人で、1医療機関あたり4.86人と前の週から2.5人増えている。全国的な流行期に入ってから患者数が増加するのは4週連続。
都道府県別にみると、多い方から福岡県11.43人、長野県9.07人、千葉県8.18人、広島県7.01人と続く。大都市圏でも大阪府4.91人、愛知県4.66人、東京都4.32人などとなっており、全国46の都道府県で前の週から増加している。

小池都知事 職員の働き方改革で来年度から「週休3日」導入

東京都は来年度からフレックスタイム制を活用した「週休3日」を導入する方針だ。小池知事は12月6日、「働き方に選択肢ができるので職員それぞれのニーズに応じた働き方をしてもらい、定着していくことを期待する」と述べ、働き方改革の一環として定着を目指す考えを示した。
都は来年度から、4週間で155時間の総労働時間を確保すれば、1週間の中で休暇を1日取得できるようにする。同様の制度は今年度から、茨城県や千葉県などで導入されている。

神戸アイセンター 初のiPS網膜移植「先進医療」申請へ

神戸市立神戸アイセンター病院は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)からつくった網膜の細胞を移植する治療を、厚生労働省に早ければ2025年1月にも入院や検査の費用に公的保険を利用できる「先進医療」として申請することが分かった。認められればiPS細胞を使った細胞移植治療では初となる。
神戸アイセンター病院のチームは、「網膜色素上皮不全症」の患者の目に、iPS細胞からつくった網膜色素上皮細胞を、髪の毛ほどの太さのヒモ状に加工して移植する治療法の開発を進めている。

尹大統領弾劾案 不成立 与党「戒厳令」謝罪で一転, 結束

韓国国会(定数300)は12月7日夜の本会議で、野党6党が提出した尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の弾劾訴追案の採決に臨んだ。直前までは与党内の一部が同調すると見込み、可決、成立が有力視されていたが、保守系与党「国民の力」の議員の大半が議場から堆積したため、訴追案は不成立となった。これにより、尹氏の大統領職は継続する。
尹氏が同日午前、国民向けに発表した談話で、戒厳令宣布を謝罪し、「法的、政治的な責任問題を回避しません」との、任期途中での辞任を示唆したことを受け、与党は訴追案への反対で結束した。ただ、野党は11日にも臨時国会を開いて改めて、弾劾訴追案を採決する構えで混乱は続きそうだ。

学生バイト年収「103万円」引き上げで合意 自公国税調

自民、公明、国民民主3党の税制調査会長は12月6日、「年収103万円の壁」の見直しを議論する3回目の協議で、親が所得税の「特定扶養控除」という減税措置を受ける要件となる子供の学生アルバイトの年収を、現行の103万円から引き上げることで合意した。
ただ、与党と国民民主の隔たりは大きい。国民民主は、本人の非課税枠103万円についても、所得税が原則一律で適用される「基礎控除」などを75万円引き上げ、178万円とするよう求めている。これに対し与党は、物価上昇率に基づき、引き上げ額を10万円程度とする案などを想定。引き上げ時期についても、与党が準備期間を確保すべきだと主張したのに対し、国民民主は2025年からの実施を求めている。

中山美穂さん死去 54歳 自宅浴槽で発見 アイドルから俳優へ

歌手で俳優の中山美穂さんが東京都渋谷区内の自宅で亡くなった。54歳だった。警視庁渋谷署によると、中山さんは12月6日午前、自宅の浴槽で倒れているのを所属事務所の従業員に発見された。駆け付けた医師が、その場で死亡を確認した。中山さんはこの日、大阪市内でコンサートが予定されており、待ち合わせ場所に姿を見せず、不審に思った従業員が自宅を訪れた。
中山さんは「ミポリン」の愛称で親しまれるトップアイドルから、本格俳優へ脱皮。1985年、テレビドラマ「毎度おさわがせします」でデビュー。その後も「ママはアイドル!」や「君の瞳に恋してる!」などに出演。1992年にはNHK大河ドラマ「信長」に、豊臣秀吉の妻・ねね役で出演。1998年には木村拓哉さんと共演、「眠れる森」では殺人事件に巻き込まれる女性の苦悩を好演した。
歌手としては1985年に「『C』」でデビューし、日本レコード大賞の最優秀新人証を受賞。「MAKU MAKUさせて」「ただ泣きたくなるの」などの曲を大ヒットさせた。2025年は40周年記念のコンサートが、全国20都市以上で予定されていた。

10月実質賃金2.6%増の29万3,401円 3カ月ぶりマイナス脱却

厚生労働省がまとめた10月の勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は最低賃金の引き上げによる賃上げが広がり3ヶカ月ぶりにマイナスから脱却した。名目賃金を示す現金給与総額は前年同月比2.6%増の29万3,401円だった。
実質賃金は5月まで26カ月連続でマイナスが続いた後、6〜7月は賞与の押し上げによりプラスに転じた。ところが賞与の効果が薄れた8月から再びマイナスになっていた。