厚生労働省がまとめた10月の勤労統計調査(速報値、従業員5人以上の事業所)によると、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は最低賃金の引き上げによる賃上げが広がり3ヶカ月ぶりにマイナスから脱却した。名目賃金を示す現金給与総額は前年同月比2.6%増の29万3,401円だった。
実質賃金は5月まで26カ月連続でマイナスが続いた後、6〜7月は賞与の押し上げによりプラスに転じた。ところが賞与の効果が薄れた8月から再びマイナスになっていた。
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10月の実質消費支出 1.3%減の30万5,819円3カ月連続マイナス
秋篠宮ご夫妻 トルコ大統領を表敬訪問 100周年記念式典
トルコを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は12月4日、首都アンカラの大統領府でエルドアン大統領を表敬訪問された。5日は空路で最大都市イスタンブールに移動。同日夜のトルコと日本の外交官系樹立100周年を記念する式典に臨まれた。
宮内庁によると、4日は大統領に「外交関係樹立100周年を機に2国間の友好親善関係の増進を願う」という趣旨の天皇陛下のメッセージを伝えられた。大統領も両国関係の発展を願う言葉を述べ、歓迎した。夕刻にはご夫妻で大統領主催の晩さん会に臨まれ、和やかの雰囲気の中、約1時間にわたって談笑された。5日の記念式典で秋篠宮さまは「両国のつながりが、未来へ向けて今以上に強くなることを祈念します」とあいさつされた。
移植医療体制 法施行後初の抜本見直し 改革案を了承 厚労省
移植医療体制が1997年の臓器移植法施行後初の大幅な改革が行われる見通しとなった。検討を進めてきた厚生労働省の臓器移植委員会は12月5日、移植希望者が移植を受ける施設の複数登録を可能にし、臓器斡旋期間の日本臓器移植ネットワーク(JOT)から業務の一部を新設法人に移行する最終案を了承した。今年度中にJOTのシステムを整備し、当面は登録できる施設を2カ所までとする。
国内の臓器移植の待機患者は今年10月末現在で約1万6,500人いる。脳死下の臓器提供数の増加で、移植施設が人員や病床の不足などから臓器の受け入れを断念している問題などを受け、抜本的に見直す。
厚生労働省のまとめによると、2023年に人員や病床の不足など院内態勢が整わないことを理由に臓器の受け入れを断念した施設は26、そして移植が見送られた患者数は延べ803人に上っている。
中国人ビザ 要件緩和「数次」対象を拡大 政府方針
首相 企業・団体献金「禁止より公開」透明性を高めるべき
高額療養費 自己負担上限額上げ5〜15% 低所得者は抑制
首相 SNS偽情報に「法規制も」選挙への影響抑えるため
大相撲 25年10/15~19 英ロンドン公演 1991年以来2度目
日本の「伝統的酒造り」ユネスコの無形文化遺産登録決定
南米のパラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会は12月4日(日本時間5日)、日本が提案した日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的柵造り」について審議、全会一致で無形文化遺産に登録することを決めた。
500年前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」は①米や麦などを蒸す②こうじをつくる③もろみを発酵させるーーなど伝統的に培われてきた技術が各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結びつきながら伝承されてきた。こうした技術で製造される酒は、儀式や祭礼行事などにも使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきたとされている。
今回の登録決定で、国内の無形文化遺産は「能楽」「和食」「風流踊」など23件となる。