「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

サッカー独フランクフルトの長谷部誠 22年間の現役引退

サッカー元日本代表主将の長谷部誠(40)(ドイツ・ブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルト所属)が5月18日、22年間にわたるプロ生活に別れを告げた。今季最終節、ホームのライプチヒ戦、終了直前、守備的MFとして出場し、ピッチで現役生活を終えた長谷部は「自分自身を誇りに思えるところは、最後まで自分のするべきことをやってきたこと」と語った。今後は10シーズンを過ごしたクラブに指導者として残り、育成世代の選手たちを教える予定。

ベトナム 共産党序列2位の国家主席に公安相が就任

ベトナムメディアの報道によると、ベトナム共産党は5月18日、中央執行委員会を開き、党序列2位の要職、国家主席にトー・ラム公安相(66)が就く人事を決め、承認した。3月に理由は明らかにされていないが、前任のボー・バン・トゥオン氏(53)が突然、辞任。空席となった国家主席の後任の人選が進められていた。

EU 4メディアの放送禁止 ロシアのプロパガンダ拡散で

欧州連合(EU)は5月17日、ウクライナ侵略を巡りロシアのプロパガンダを拡散していると計4メディアのEU域内での放送活動を禁止することを決めた。
この理由について、EUは「ウクライナに対する「ロシアの侵略戦争と近隣諸国の不安定化を支援するうえで重要な役割を果たしている」と指摘、これらのメディアを批判している。対象となるのは、プーチン政権の影響下にあるとされるニュースサイト『ボイス・オブ・ヨーロッパ』やイズベスチヤなど。

「空飛ぶクルマ」高さ10m 都内で初飛行 操作性確認

東京都内で5月17日、「空飛ぶクルマ」の初飛行があった、使われたのは米リフト・エアクラフト社製(幅4.5m、高さ2.6m、重さ約196kg、18のプロペラが稼働)の1人乗りの機体。
東京都などが主催する未来の都市像を発信するイベント「スシテック東京2024」の一環として、江東区の東京ビッグサイト駐車場と近くの海上を飛行した。高さおよそ10mを前後左右に移動、操作性などを確認していた。18、22、23日にも一般公開される予定。

離婚しても父母で養育「共同親権」認める改正民法成立

離婚後の共同親権が可能となる改正民法が5月17日、参院本会議で可決、成立した。与党や立憲民主党、日本維新の会などが賛成、77年ぶりの見直しとなった。2026年までに施行する。
今回の改正では、離婚後の父母が協議して共同親権か単独親権かを選び、協議で折り合えない場合は、家庭裁判所が判断する。また、ドメスティック・バイオレンス(DV)や虐待の恐れがあれば、どちらかの単独親権を認めるとしている。ただ、この共同親権には専門家の間でも賛否がある。例えばDVや虐待のリスクを家庭裁判所が見抜けるかどうかなど課題も少なくない。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症 過去最多ペースで増加

国立感染症研究所によると、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の国内の患者数が、今年に入ってから5月5日までに速報値で801人に上り、昨年同時期の2.76倍となっている。昨年1年間の患者数は、現在の方法で統計を取り始めてから最も多い941人だったが、これを大幅に上回るペースで増えている。
劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、主に「A群溶血性レンサ球菌」と呼ばれる細菌に感染し、手足の壊(え)死や多臓器不全などが起こる感染症で、30代に多いとされる。症状が急激に悪化して市に至ることもあるという。

ホンダジェット藤野道格氏に名誉の航空賞 米航空学会

米国航空宇宙学会は5月15日、ホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を開発した藤野道格氏に「ダニエル・グッゲンハイム賞」を授与した。同賞は航空業界で名高い賞の一つ。これまでの受賞者の中には、世界初の有人動力飛行に成功した米国のライト兄弟の弟の名がある。日本人の受賞は初めて。

23年度実質GDP1.2%増 3年連続でプラス, 個人消費0.6%減

内閣府が5月16日発表した2023年度の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質の成長率が前年度比で1.2%増だった。3年連続のプラス成長となった。実質GDPの実額は558兆円と2018年度以来、5年ぶりに過去最高を更新した。
項目別でみると設備投資が0.4%増えたほか、輸出も3.0%伸びた。個人消費は0.6%減った。円安や原油高などを背景とした物価上昇に、賃金の伸びが追いつかず振るわなかった。住宅投資は0.6%増、公共投資は4.1%増だった。