「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

25年世界大学ランキング 日本勢トップは東大で26位

英教育データ機関、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは10月9日、2025年の世界大学ランキングを発表した。アジアから929校がランク入りし、過去最多という。
全体1位は10年連続で英オックスフォード大。2位は米マサチューセッツ工科大が維持し、上位10位を英米勢が占めた。ただ、トップ500に入った米国の大学は102校で、過去最少だった。
日本勢は115校がランク入り。トップは東京大で、前年の28位から26位に上がった。日本勢2位は京都大で、前年の55位から61位に下がった。東北大が103位、大阪大が151位。アジア勢トップは中国の清華大で、3年連続の12位、北京大は13位だった。

トランプ氏 中国に100%の追加関税 レアアース規制に対抗

トランプ米大統領は10月10日、中国からの輸入品にかける関税を11月1日から100%上乗せすると発表した。これは中国が9日に発表したレアアースの輸出規制への対抗措置。トランプ氏自身のSNSで明らかにした。発動の時期は「中国が今後とる政策変更によって変わりうる」とし、早まることもあると強調している。

クマに襲われ死亡か 岩手県の山林で損傷激しい遺体

岩手県北上市の山林で10月8日午前、損傷の激しい男性の遺体が見つかった。遺体は頭部と胴体が離れた男性で、複数の爪痕があり、警察はクマに襲われたとみて捜査している。遺体はきのこ採りに出かけ行方不明になっている照井千代美さん(73)とみられる。遺体が見つかった場所は和賀町岩崎新田の入畑ダム付近の北側の山林。
北上市では7月、同じ和賀町山口地区で80代の女性が住宅の居間でクマに襲われ死亡している。

公明 連立離脱 26年の協力に幕 企業・団体献金で隔たり

公明党の斉藤鉄夫代表は10月10日、自民党の高市早苗総裁に連立離脱の方針を伝えた。有権者が注視する「政治とカネ」の問題を巡り、企業・団体献金の規制強化を求める公明党に対し、”解党的出直し”を掲げながら、自民党からはいつも通りの「検討する」というだけで、新たな回答がなく、両党の隔たりは全く埋まらなかった。これにより、26年間にわたった両党の協力関係に幕を下ろすことになった。

「秋の高山祭」開幕 城下町の秋夜照らす屋台の提灯

岐阜県飛騨地方の秋を彩る伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「秋の高山祭」が10月9日、高山市で始まった。祭りは10日まで。
同日は日没後、「宵祭」が開催され、お囃子の音が響く中、提灯を灯した伝統的な屋台が街中に繰り出した。温もりを感じさせる橙(だいだい)色の明かりが、季節が移り、朝晩は肌寒い城下町の沿道に集まった観光客らの笑顔を照らしていた。
市によると、9日は約11万5,000人が訪れた。2日間で計20万人の人出が見込まれている。
高山祭りはユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」に登録されている祭りの一つ。京都の祇園祭、埼玉の秩父夜祭とともに、日本三大曳山祭として知られている。

袴田巌さん6億円の損害賠償求め提訴「冤罪責任」問う

1966年に静岡県清水市(現静岡県清水区)で一家4人が殺害された事件で、再審無罪が確定した袴田巌さん(89)は10月9日、国と県を相手取り、約6億円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こした。逮捕・起訴した警察・検察に加えて、死刑判決を出して一度は確定させた責任も問う。袴田さん側は「訴訟を通じて、冤罪(えんざい)の原因を究明する」としている。

ノーベル化学賞に北川進氏ら 多孔性金属錯体を作製

スウェーデン王立科学アカデミーは10月8日、2025年ノーベル化学賞を京都大理事の北川進氏(74)ら3人に贈ると発表した。北川氏は二酸化炭素などの気体を自在に分離・貯蔵する多孔性金属錯体を作製した功績が評価された。
日本のノーベル賞受賞は6日に生理学・医学賞に選ばれた坂口志文氏に続き30人目。化学賞は2019年の吉野彰氏に次いで9人目となる。

スーパーにクマ侵入 男性2人が襲われケガ 群馬・沼田

全国各地で様々な場所にクマが出没して、日常生活が脅かされる事態となっているが、遂にスーパーにクマが現れた。10月7日午後7時半過ぎ、群馬県沼田市のスーパー「フレッセイ沼田恩田店」に、体長1.4mの1頭のクマが侵入。店の外と店内で居合わせた男性客2人を襲った。2人は病院に搬送されたが、いずれも軽傷だった。