流通や外食などの労働組合が加盟する産業別労組のUAゼンセンは11月6日、2025年春闘の賃上げ目標について、パートなど非正規雇用で7%を目安とする素案を発表した。全体でも基本給を底上げするベースアップを含め「6%基準」とし、幅広い職種での賃金底上げを目指す。加盟労組との協議を経て2025年1月の中央委員会で正式決定する。
6%とする全体目標は前年と同水準で、連合が掲げる5%以上を上回る。過去2回の春闘では大幅な賃上げが実現した。ただ、大手と中小間で賃上げ格差が広がったことから、2025年春闘では是正を目指す。UAゼンセンは組合員約190万人の国内最大の産業別労組で、非正規が半数超を占める。
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米大統領に再びトランプ氏 直前の大接戦予想覆す
米大統領選11月5日投開票され、共和党候補のドナルド・トランプ前大統領(78)が、直前までの”大接戦”予想の世論調査を覆し、早々に当選を決めた。女性初の米大統領を目指した民主党候補のカマラ・ハリス(60)副大統領は及ばなかった。
この結果、2025年1月にトランプ氏が4年ぶりに大統領に就任することになった。同氏がどのような内政、外交政策を打ち出すか今後の焦点だが、前大統領時代や大統領選の期間中の言動から、G7やNATOの既成の枠組み、パリ協定などの国際秩序の枠組みからの離脱や独自の見直しなどを進める可能性がある。それだけに、その影響は米中、米露、中東などグローバルに大きな混乱を来すことになりそうだ。