「新技術・新開発」カテゴリーアーカイブ

グリーンカルチャー「植物卵」プロトタイプの開発に成功

植物肉の研究開発を事業とするグリーンカルチャー(本社:東京都葛飾区)は12月6日、植物性ゆで卵「植物卵」プロトタイプの開発に成功したと発表した。プラントベース食品開発で卵カテゴリも各社商品開発が急進しているが、ゆで卵の形状の植物性卵の開発成功の発表は今回が日本国内初となる。
近年健康志向の高まりと地球環境への配慮の視点、動物性倫理の視点からプラントベース食品への関心、需要が高まっており、国内外で多くの企業がフードテックを活用し、商品開発を進めている。中でも「植物性卵」はプラントベース市場最前線として注目が集まっている。

カルテック 光触媒で鮮度保持 家庭向け食品保管庫 ロス削減へ

光触媒原料ならびに応用製品の開発、販売を手掛けるカルテック(本社:大阪市中央区)は12月2日、光触媒技術を用いた家庭向け食品保管庫を発表した。常温でもパンや果物の鮮度を長く保つことができ、カビの発生も防ぐという。空気清浄機などが主な用途だった光触媒技術を食品保管に活用するのは珍しく、普及すれば食品ロスの削減につながるとみられる。

サントリーG 米ア社と植物由来原料のペットボトル開発

サントリーグループは12月3日、米国バイオ化学ベンチャー企業、アネロテック社と進めてきた植物由来原料100%使用のペットボトルの開発に成功し、試作品が完成したと発表した。両社は2012年から植物由来原料100%使用ペットボトルの共同開発を開始。課題だったテレフタル酸の前躯体、パラキシレンを、ウッドチップのみを使い熱分解と触媒反応によりワンステップで、植物由来100%素材で生成することに成功した。
サントリーグループは、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石油来原料の新規使用をゼロにすることで100%サステナブル化を目指している。

パワーエックス 今治造船と電気運搬船舶開発で提携契約

自然エネルギーの普及ならびに蓄電、送電技術の進化により新規事業を展開するパワーエックス(本社:東京都港区)は12月3日、同社の基幹事業となる電気運搬船舶「Power ARK」の開発に向け、建造量日本一の造船メーカー、今治造船(本社:愛媛県今治市)との資本業務提携契約を2021年12月2日に締結したと発表した。10億円の資金を調達し、2025年末までを目標にPower ARKのプロトタイプを共同開発することで、日本の再生可能エネルギーの爆発的な普及を目指していく。

日産自 EV技術でJAXAと共同開発の月面探査車の試作機公開

日産自動車(本社:横浜市西区)は12月2日、新型電気自動車(EV)に搭載した四輪駆動(4WD)とモーター制御の技術を使い、月面を無人走行する探査車の試作機を公開した。これは宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発したもの。探査車の試作機は全長が1.6m、幅が1.6mの大きさ。2022年まで試験を繰り返し、技術の確立を目指す。

荏原 ドライ真空ポンプEV-X型を発売 新たな設計思想適用

荏原製作所(本社:東京都大田区)は11月15日、半導体製造における中負荷プロセス向けドライ真空ポンプEV-X型を発売したと発表した。これはデバイスの3次元化に伴い、広範囲のプロセスで安定稼働を実現するプロセスカバレッジ、小型・省エネルギー性能の追求などの要求に対応するため、ポンプモジュールおよび全体パッケージに新たな設計思想を適用した新製品。

中越パルプと丸紅 CNF使用の鶏舎環境改善資材を販売開始

中越パルプ工業(東京本社:東京都千代田区)と丸紅(本社:東京都千代田区)は11月15日、中越パルプが製造するセルロースナノファイバー(以下、CNF)「nanoforest(R)」を使用した鶏舎用環境改善資材の販売を開始したと発表した。
両社は2017年にCNFの用途開発・販売業務を共同で行うことに合意。音響分野をはじめエレクトロニクス、ゴム等の幅広い分野で用途開発を進めてきた。この鶏舎用環境改善資材は、鶏の環境ストレス要因となる不快害虫に微細なセルロース繊維が付着することで、活動を物理的に抑制する。また、散布作業者にも扱いやすい安全性の高い環境改善資材だ。

トヨタなど5社が脱炭素エンジン活用で連携 選択肢を模索

トヨタ自動車、マツダ、SUBARU(スバル)、ヤマハ発動機、川崎重工業の5社は11月13日、脱炭素に向け、内燃機関を活用した燃料の選択肢を広げる取り組みを進めると発表した。トヨタが自動車レースを通じて目指しているエンジンの脱炭素への取り組みに4社が参加する。
5社は電気自動車(EV)や電動バイクなどの電動車だけでなく、水素エンジンをはじめ、バイオマス由来の合成燃料、食用油や藻類油脂などを原料とするバイオディーゼル燃料など、カーボンニュートラルを実現できる燃料を使ってエンジンを活用する選択肢も探る。内燃機関でも環境に優しい燃料を使うことで雇用や様々な投資機会を確保できれば、「これまで培ってきたいろいろなノウハウ、知見が無駄にならない」(豊田章男社長)としている。

フランスベッド 除菌機能を持ち、折り畳み可能なマットレス

フランスベッド(本社:東京都新宿区)は11月10日、除菌機能を持ち、折り畳みできる「ノンスプリングマットレスAg-NS-01」と、敷ふとんが使用できる特殊床板(とこいた)「高強度スノコ床板」を同日より発売すると発表した。
マットレスは、東洋紡が開発した除菌機能糸「AGliza(アグリーザ)(R)」を生地に使用しているため、繊維に含まれる銀イオンにより、マットレスが除菌機能を持つ。折り畳めるため、コンパクト収納も可能。また、高強度スノコ床板は通常よりも厚み、横桟の数や幅を増やし、耐久性を高めたことで、敷ふとんがしようできる。ベッドフレームに敷ふとんを設置することで、立ち上がりが楽になり、また湿気もたまりにくく衛生的に使える。

スバル 世界向けEV「ソルテラ」初公開 四輪・前輪駆動を用意

SUBARU(スバル)は11月11日、初めて世界向けに販売する電気自動車(EV)「ソルテラ」の仕様を公開した。トヨタ自動車と共同開発したEV専用の車台を採用している。2022年中ごろまでに日本や米国、欧州などで発売する。EVでは四輪駆動の技術の高さなどをアピールし、従来のファンの需要を取り込む。
ソルテラは5人乗りの多目的スポーツ車(SUV)。トヨタのEV「bZ4X」tと基本のスペックは同じで、ソルテラもトヨタの日本国内の工場で生産する。前輪駆動車と四輪駆動車の2パターンを用意し、航続距離はそれぞれ約530kmと約460kmとしている。