日本認知症官民協議会は、「認知症イノベーションアライアンスワーキンググループ」(WG)を設置し、このほど初会合を開いた。WGでは認知症の「予防・進行抑制(介入に関するエビデンスの蓄積)」を含む認知症当事者や支え手の課題、ニーズに応える技術や、サービスの開発促進や社会実装について集中的に議論し、2019年度内に報告書をまとめる。日本認知症官民協議会は、4月に認知所当事者はじめ、支え手の課題解決や共生の仕組みづくりを官民で進めるため、経済界、産業界、医療・介護業界、学会や関係省庁など101団体が参加して設立された。
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車の運転やめた高齢者は要介護リスク2倍に,移動手段で支援を
認知症の早期発見へ実証実験 兵庫県加古川市が参画
防犯カメラやセンサーなどで集めた高齢者の日常の行動をAIで分析し、認知症の早期発見につなげる大規模な実証実験が兵庫県加古川市で行われることになった。この実証実験は加古川市がNTT西日本などと共同で行う。こうした実証研究に自治体が協力して実施するのは全国で初めてという。 実験は200人の高齢者に位置情報を発信する機器を携帯してもらい、市内のおよそ1,500カ所にある防犯カメラで検知して、外出時の行動データを集める。さらに自宅のベッドや電化製品にもセンサーを付けてもらい、睡眠のリズムや電化製品の使用状況のデータも収集する。これらのデータをAIで分析し、行動パターンから認知症の兆しをつかめるようにしたいとしている。実証実験は来年度末まで続ける予定。
75歳以上の窓口負担を2割に引き上げ 健保連が提言
看護師が2年で約7万人増、准看護師は減少続く
厚生労働省によると、2018年末現在、就業している看護師は121万8,606人で、前回の2016年分(衛生行政報告例)と比べて6万9,206人増えた。一方、就業している准看護師は前回比1万8,632人減の30万4,479人だった。就業看護師はこの集計を始めてから毎回増加しているが、就業准看護師は2002年の39万3,413人をピークに減少し続けている。 就業看護師を年代別にみると、40~44歳が18万3,793人(構成比15.1%)で最も多く、以下、45~49歳が15万9,750人(同13.1%)、35~39歳が15万7,790人(同12.9%)、25~29歳が15万4,222人(同12.7%)と続いている。一方、就業准看護師は55~59歳の5万262人(同16.5%)が最多。以下、50~54歳が4万5,895人(同15.1%)、45~49歳が4万229人(同13.2%)などと続き、40歳以上が全体の8割超を占めている。
地域包括支援センターの規模拡大へ、介護予防支援の要に期待
国を挙げて介護予防に取り組む方針が示される中、このほど「第5回一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会」で、専門職の関与や高齢者の参加促進について、地域包括支援センターの役割に期待する声が挙がった。同センターは、地域の介護予防支援の要だ。業務負担の問題から人員配置の課題についても意見が出された。 地域包括支援センターの人員基準は保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員(準ずるものも含む)を最低限1人とされている。しかし、3職種を1人ずつでは不十分で、介護予防支援を実施するための職員(介護支援専門員、保健師など)を「必要な数」配置するとしている。今後、一般介護予防事業などの介護予防支援が強化される中で、参考事例として出されたイギリスのように社会的処方で活躍する、利用者・地域・専門職をつなぐリンクワーカーやケアナビゲーターのような人材が必要となれば、同センターの人材は増え、規模が拡大すると予想される。