EPAの3カ国の看護師・介護福祉士候補者の滞在期間延長
日本政府は2月22日、「経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人、フィリピン人およびベトナム人看護師・介護福祉士候補者の滞在期間延長」に関して閣議決定した。
これにより、EPAに基づき平成28年度および平成29年度に入国したインドネシア人、フィリピン人およびベトナム人看護師・介護福祉士候補者のうち、滞在期間中の最後の国家試験に不合格になった者について、一定の条件に該当した場合には、追加的に1年間の滞在期間延長を認めることになる。
介護施設の夜勤 16時間超えが8割以上 日本医労連
日本医療労働組合連合会(日本医労連)はこのほど、介護施設の夜間勤務の実態を調べた最新の調査レポートを公表した。
これによると、夜間勤務が長時間となる2交替制のシフトをとっている施設は全体の85.5%で、このうち1回の夜間勤務が16時間を超えるところが81.1%に上っている。2交替制の夜間勤務を担う職員のうち36.4%は月4回以上、これをこなしている。
夜間勤務の体制をみると、すべてのグループホーム、5割以上の特別養護老人ホームが1人勤務だった。夜間勤務明け翌日の勤務もあると回答したところは全体の37.8%となっている。
調査は特養、老健、グループホーム、小規模多機能などが対象。2018年6月に実施し、132施設・3646人から有効回答を得た。
近畿日本ツーリスト首都圏 3/7高齢要介護者対象のツアー
KNT-CTホールディングス(本社:東京都新宿区)のグループ会社、近畿日本ツーリスト首都圏(本社:東京都新宿区、以下、KNT首都圏)は、成田空港活用協議会・(公社)千葉県観光物産協会・ちばプロモーション協議会と連携して、3月7日に高齢要介護者や肢体不自由者を対象とした、リフト付き大型バスで行く「早春の成田山新勝寺参拝と小江戸・佐原さわら雛をめぐるモニターツアー」を実施すると発表した。
同ツアーは、KNT-CTホールディングスグループが推進する「誰もが平等に楽しめる旅行商品・サービスの創造に向けた取り組み(ユニバーサルツーリズム推進活動)」の一環。日帰りで旅行代金は9800円(大人・子供同額)。添乗員同行。集合:JR上野駅・公園口、8時30分出発、解散:JR上野駅、17時30分の予定。
外国人技能実習・留学生らの日本語スピーチ大会
滋賀県栗東市で2月17日、日本語教室を運営するボランティア団体が主催する、技能実習や留学などで来日した外国人による日本語のスピーチ大会が開かれた。
この大会は毎年開かれているが、今年はインドネシア、ベトナムなどのアジアや南米の5カ国の15人が参加。普段の生活で感じていることなどを6分の制限時間の中で、日本語でスピーチした。
2年ほど前にインドネシアから来日した技能実習生のレノ・タンティヨニさんは流ちょうな日本語で「小さな国である日本が発展したのは、他人の仕事を手伝ったり、効率よりも品質を重視したりするからだろうと思いました」とスピーチし、大きな拍手を受けていた。
三思会 初の海外拠点としてミャンマーにクリニック開設
社会医療法人社団 三思会(所在地:神奈川県厚木市)はこのほど、ミャンマー・ヤンゴン中心部のバハン地区に海外初の拠点となる健診クリニック「ヤンゴン・ジャパン・メディカルセンター」を開所した。同センターの敷地面積は約670㎡。
日本の医療法人として初めてミャンマー投資委員会(MIC)から認可を取得した。日本人医師、スタッフが常駐し、受付から診察、診断、会計まで日本語で受診できる。
三思会は神奈川県内で病院、介護施設などを運営、展開しており、ミャンマーで2018年、現地合弁会社を設立。同センター開設準備を進めていた。ミャンマーで現在、日本人医師が常駐する医療施設は同センターのみという。